カウボーイ&エイリアンのレビュー・感想・評価
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さすらいのカウボーイ
ラスト、さすらいのカウボーイってこんな感じなのかな。上映当時の宣伝だけみて想像したのと違ったけど、楽しめました。主人公はお尋ね者だったけど、全てなくして、心だけ改心したとさ。
007vsインディ・ジョーンズ
話題性あり。エイリアンもそこそこ気持ち悪かったし、オリビア・ワイルドがそういう役という落としもあった。助けられた人がみんな忘れているのも、TVドラマとどっちが先? ということで、なんか色んな映画から少しずつパクってきた感じがするな。
元兵隊とならず者、先住民にメキシコ人が一丸となってエイリアンと戦う姿は、地球防衛隊的で面白かった。
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自宅にて鑑賞。S.スピルバーグ(共同)製作総指揮、J.ファヴロー(共同)製作総指揮・監督作。ラストを含め至って真面目乍ら、今となってはユーモラスにさえ観えるしかっりとしたステロタイプな西部劇。雄大なロケーションが素晴らしい。登場するエイリアンはUFOを含め、昆虫を彷彿させるデザインだが、お腹から伸びる肢は『トータル・リコール('90)』を想起。ともすれば醜男にさえ観える“ジェイク・ロネガン”のD.クレイグ、特にバックショットのヒップ周りがセクシー。全篇を通し、好みが分かれる一作だと思う。60/100点。
・主役“ジェイク・ロネガン”は当初、R.ダウニーJr.が予定されていたが、スケジュールの都合で実現せず、D.クレイグに変更されたらしい。亦、“セブンイレブン”の前身となる“サウスランド・アイス・カンパニー”表記のワゴン車がラストでチラッと写る。
・鑑賞日:2012年6月27日(水)
みんな記憶喪失
ストーリーはかなりB級なのだが、ダニエル・クレイグとハリソン・フォードが出演しているとあっちゃ観ないわけにはいかない。
SFとしては凡庸で単に設定がユニークというだけ。次々とUFOにさらわれた人々を救いに行く物語。途中、ロネガン(クレイグ)のかつての部下たちと遭遇。ギャングの新しいボスとロネガンの対決は腕輪の武器によって簡単に彼の勝ち。さらにインディアンとの遭遇もあるが、ダラーハイド(フォード)の部下の一人に孤児だったインディアンがいたため、仲良くなる。さらに、ずっと旅をしていた謎の女エラ(ワイルド)がエイリアンに殺されるが、彼らチリカワ族のおかげで生き返り、実は遠い星からやってきたなど、バカバカしい設定もある。そして、エイリアンは金を採掘しにやってきて、地球人を皆殺しに・・・
金を採掘する目的!と聞いた瞬間、ロネガンは一人引き返し、かつての仲間を呼び戻す。そして、インディアン、盗賊たちとの連合軍でエイリアンの基地をやっつけるという展開だ。まぁ、この奇妙な連帯感という点だけは評価できるかも。
最後にはエラがロネガンの腕輪を外して一人ロケットの核へと向かい、自爆するという設定だが、あまり面白くない。それより、捕らわれた人々が戻ってきたときに皆記憶喪失になってるところで笑わせてくれなきゃ・・・
エラ役のオリヴィア・ワイルドはなかなかよい。背中だけのヌードシーンもある。バーテンダー兼医者のドク(サム・ロックウェル)はかっこよすぎ。一番いいのは、ダラーハイドのバカ息子であるポール・ダノ!!
私がジェイクだ。
『カウボーイ & エイリアン』(2011年)┄Youtubeで無料で見られるので見た。日本語版があるが途中までなので、続きから英語版を見た。西部劇とSFの融合であり、アニメの『フィギュア17[セブンティーン]』に似ていると思った。西部劇の感動がSFで台無しになっていると思った。┄カウボーイとは国民で、エイリアンとは政府のことである。主役のジェイクは私である。ジェイクが左腕に付けている゛エイリアンと互角に戦える武器゛は私が国家宗教の神であることである。冒頭でジェイクが倒した3人のならず者は天皇家のことである。エイリアンが金を欲しがっているのは、政府が税金を取っていることである。ロケットといっしょに爆死した女の人は天皇である。ロケットが白くて丸くて長くて光る玉がつながっているからである。この映画が言いたいことは「国民みんなで力を合わせて政府を倒そう」ということである。
そして男は馬に跨り、去ってゆく。
過去の評価見ましたがあまり、芳しく無いようですね。
でも、私は結構、楽しめました。
DVDでしたがレンタルの価値ありでした。
60歳超えても尚、健在のハリソン・フォード。
今、まさしく乗りに乗ってるダニエル・クレイグに
アクションシーンでも負けていません。
親馬鹿の南北戦争の元大佐、現在は町の顔役って役は
まあ、彼にぴったりとは言えないが良い配役と思います。
ハリソンは少し、ワルの方が味が出ますよね。
主役のダニエルも記憶を無くした元エイリアンに囚われた
アウトロー。
ここまで書くとなんかわくわくするんだけどね・・。
総評で行くとコンセプトは面白い。
こんな脚本、ハリウッドしか実現できない。
西部劇+エイリアンですよ(笑)
多分、SFとして観ると少しがっかりするけど
正統派の西部劇として観るのが正解なのだ。
ふらりと現れた謎の主人公(ヒーロー)が皆を悪者から助けて
去ってゆく。そこに、これまた謎の美女が絡み・・・って
観るのがよろしいかと。
ガンファイトあり、ごろつきやギャング、お尋ね物、美女
まさしく西部劇ですよね。
SFとしては駄作ですね。CGの使われ方は普通です。
後半に姿を現す、エイリアンの描かれ方もいま一つ。
皆さん書かれていますが、ここが難点でしたね。
最後にダニエル・クレイグってカウボーイハットが
すごく似合っていて超カッコイイです。
007より正統派西部劇撮って欲しいなあ。
私はコンセプトだけでも十分楽しめました。
アンバランスは解消できませんでした。
エイリアンもといえば現代か未来が定番ですが、本作は西部開拓時代が舞台であるということでおもしろそうかと思ったのですが、うまくはいきませんでした。
序盤で西部劇としてのお約束のシーンを入れたりするわけですが、エイリアンがどう襲来してくるのか早く観たいこちらとしては長ったらしく感じましたし、エイリアン襲撃後の追跡シーンもやたらと止まるシーンが多くとても単調で観ていて飽きてきました。もう少しテンポ良く勧めて欲しかったですね。また謎のヒロインもご都合主義的な存在なのも良くなかったです。
エイリアンに関しては円盤のデザインはこれまでの丸型から昆虫っぽいものになっていておもしろかったですが、肝心のエイリアンに捻りが無くありがちなデザインでがっかりしました。また最終決戦では直接戦っているのですが動きは『エイリアン』そっくりなのも良くなかったですね。だいたい地球に来られるくらいの科学力があるんだから、『プレデター』までとはいかなくてももう少し知的な部分があっても良かったと思います。
キャストは主人公のダニエル・グレイヴは007、ハリソン・フォードは悪役といいながら結局いつものインディでした。そんな中いい味出していたのはドクを演じていたサム・ロックウェルですね。『アイアンマン2』ではジャスティン・ハマーを演じていて、こちらはババを引かされる役でしたが、今作ではいいポジションに居ましたね。
ベタが際立つ西部劇。
今頃感想を書こうとして(観てからだいぶ経っている^^;)
チラリと評価を観たらまぁ!低いこと、低いこと!(爆)
え?そんなにつまらなかったかしら~?この作品。
オバサンはとっても楽しめたんだけどな~この西部テイスト。
エイリアンなんていうから凄いのが出てくるのかと思ったら、
金を採掘して何に使うんだか分かってんのか!?ぐらいの(爆)
ただむやみに粗暴で残虐なので、やはり闘うしかないんだわ。
カウボーイ&エイリアン(この&、ってのが気になるんだけど)
007&インディ(これを魅せたかったんだよね~きっと)
なんかこう…^^;安易に組み合わせちゃったんだけど、これが
意外と合っているというか、エイリアンって(造型はともかく)
どんなキャストとも違和感なく溶け込めるところがスゴイ!!
まず、あり得ないだろ?的な時代と町に現れておいて、何を
するのかと思えば人間捕獲^^;連れて行かれた人間たちは例の
青い光~(霊○の光とは違う)を見ちゃうと途端に洗脳、あぁ~
あのシーンもこのシーンも、どこかで観たことのある映像ばかり!
なんだけど…面白かったな~、私的に。
そもそも昔の西部劇なんてほとんど皆同じストーリーで同じ結末。
水戸黄門がズバッと印籠でキメるあの番組と同じでございます。
悪役といえばインディアンか、ギャングか、酒に溺れた放蕩息子、
…全部出てきてるんだもの、これには!^^;
だからこの作品も(おそらく)こう終わるんだろうな~的な予測が
できて(高感度の映画を観てハイテク慣れした若者には辛いよね)
ホントに古臭いんだけど、そのベタなドラマ性がハリソンに似合う。
だって~ナニあの、苦虫食ったダラーハイドの顔^^;
冒頭のシーンから彼の老けっぷりと、それでも頑張っている姿と、
ニヤリと含んだ顔と、馬にまたがる姿が、やはりいいな~と思い。
ダニエルは私的にカウボーイにはまるで見えないんだけど^^;
(顔が小さすぎて耳がびよーんと横に出るから宇宙人みたいなの)
終始ニヒルにキメようと頑張っていて、まぁあれもあれで良しと。
エラ役のオリヴィア、名前がエラだけにエラが張ってんな~なんて
思いつつ^^;お前だろ!お前が早く告っておけば(爆)と突っ込んで。
なんかホント、昔の人間があんな空から降ってきたものに襲われて
連れて行かれる~なんて想像もつかないから、ああいう間の抜けた
表情になるんだな、と納得もでき^^;(そこいくとインディアンは凄い)
ダラーハイドと孤児だったナットとのなれそめには泣けた…。これも
ありきたりだけど、こういう繋がりが西部劇には欠かせない要素だ。
何気に全編を通して観応えあるのがドクことS・ロックウェル。
酒場の主人で妻をさらわれて、それから銃の特訓を受けるという…
強いわけでもないのに変わっていくサブキャラを見事に演じている。
西部劇のもう一つの醍醐味は、仲間意識(爆)
人種、差別、偏見を超えて信頼で結ばれた仲間たちが一致団結し、
(弱いもの同士が集まれば強くなって宿敵をも倒せる→荒野の七人)
戦々恐々挑んでいく姿に観ている方も胸が熱くなる。…というわけで
西部劇の醍醐味はなんとなく味わえるけど、エイリアンはイマイチ?^^;
な不思議な作品であることは間違いないのかもしれない。
(保安官も好きだ。神父も良かった。とりあえずみんな出てくるぞ^^;)
アイデアが面白い
カウボーイとエイリアンが戦うというアイデアが面白いと思った。金がエネルギーというアイデアも、映画として見たことが無かったので、それも面白いと思った。オリビア・ワイルドがセクシー。仲間と協力してエイリアンとの戦いに挑むところが良かった。最後の爆破シーンは気分爽快。
アイディアが旨く活かされた映画
西部開拓時代に侵略目的のエイリアンが地球に来るなんて、ありそうでなかった映画。
エイリアンを異星人ではなく「悪魔」と認識するなど、当時の人類の限界をそれっぽく演出していたのが良かった。
主人公の過去が次第に明らかになってくることもあり、だれる展開はありません。
しかし主人公の記憶喪失期間(?)が他の捕まった人々に比べて長い気がするのですが、あまりつっこんではいけないのでしょう。
う~ん・・・・
ここに出てくる「エイリアン」は怖いです。前「シガニー」がやっていた「エイリアン」と少し似てます。このエイリアンはお腹から「手」が出てくるけど・・・。でも何となく物足りないです。
真面目な西部劇にエイリアン登場。
「カウボーイ&エイリアン」だんなんて、とんでもない邦題を付けたものだな~と思っていた。
が、しかし、原題も「カウボーイ&エイリアン」だった。
なんなんだ、この作品名は・・・。
直球過ぎるじゃないの。
でも、エイリアンが現代だけに来るとは限らず、西部開拓時代に来ていてもおかしくないよね。
それならそれで、その戦いぶりを中心にするとか。
西部劇要素をふんだんに取り入れ過ぎたように思う。
ダニエル・クレイグのカウボーイは、意外と似合っていた。
汗と土にまみれ、少々キタナイけれど、勇者の威厳あり。
ハリソン・フォードの街を牛耳っている悪い男は、イメージにそぐわず、似つかわしくない。
まあ、良き男ではあったけれど。
ふらりと現れた男が、悪党どもをやっつけるという西部劇のパターンをなぞっている。
クレイグvsハリソン。
ハリソンvs原住民。
親と子。
妻と夫。
絆の描き方も、イマイチだった。
盛り上がらないのだ。
西部劇も、vsエイリアンも面白いのだけど、どちらも中途半端で、ワクワクドキドキの高揚感がない。
≪次はどうなるんだろう?≫が、≪そのままかい!≫だった。
それにしても、
最新の武器を持っているはずのエイリアンって、相変わらず弱過ぎ。
もうちょっと派手でも
西部劇の世界にエイリアンが…。
どうせそんな荒唐無稽な世界観なのだから、もう少し弾けちゃってくれてもよかったとも思うんですが、これが思いのほか真面目。
そこはやはり主演がダニエル・クレイグだからか?
なにをやってもカッコよく、ニヒルでクールになってしまう。
もう少しコミカルさ、軽快さもあってもいいような。
あるいは、アクションにもっと超人的なものを取り入れるとかしてもよかったのかなと。
敵の戦闘機に対して馬で並走し飛び移る…というくらいしか、大きなアクションがない気がした。
あの時代、銃くらいしか武器のないカウボーイたちが、本来なら対抗すらできないエイリアンに対するにあたり、唯一有効な武器があのブレスレットだけだから…というのもわかるけど。それを撃つばかりだしなぁ…。
何かもうちょっとあればと。そのへん、そんな真面目にリアリティ追求しなくてもいいですから…と。
プロデューサーのスピルバーグといえば、インディ・ジョーンズに核爆発を冷蔵庫で防御させちゃうくらいですよ。そんくらいの荒唐無稽さが、この映画にも欲しかったな…という気がしたのでした。わりと宇宙戦争とかの真面目リアル系SFの色を与えてしまったのかと。
ジョン・ファブローも「アイアンマン」でみせたような軽妙洒脱な感じがいきてないなぁ…と思ったのでした。
しかし、ダニエル・クレイグのカッコよさは健在です。
それがこの映画にあっているか否かというだけの問題で。
正直言って微妙
高速で飛び光線を撃ちまくる、超高性能な戦闘機を開発できるようなエイリアンが、姿を現したとたんまるで原始的。
ラガーマンかレスラーみたいに飛びかかったり暴れまくり。あれだけの知能があるはずなのになんでよ。
ストーリーもいまいち、アクションシーンもなんか眠くなった。ていうか実際何回か寝てしまった。
水と油…だけど嫌いじゃない////
ネタバレで書きますね。
結論から言うと、嫌いじゃないです。
おふざけを大真面目に映画にしてるのって好きです。
まぁまずタイトルで「混ぜちゃったから観てよ!」って言ってる訳ですから
観に来てる客はある程度覚悟して観に来てるわけでしょう。
その覚悟が前提なのだから、バッサリ酷評することは出来ないですね。
最も致命的に残念なポイントは、
カウボーイとエイリアンが水と油のように分離していた
ということです。
確かにSF的なニヤっとしてしまう場面もあり、
西部っぽい渋くてかっこいいビジュアルも楽しめる。
だけどエイリアンが出てこない場面では完全に西部劇、
エイリアン出てきたとたんにSFパニック劇。
これはちょっといただけない。非常に残念な点であります。
エイリアンの「SF感」が強すぎるので、無理矢理にでもカウボーイ側にもっと振らなきゃいけなかったんじゃないかと。
どうして、カウボーイvsエイリアンで早撃ちをさせなかったのかと!!
1対1の決闘のシーンがあればわたし80点つけてましたね。
もちろん枯れ草が転がる誰もいない町でね。
うん間違いないわ。面白すぎる。
あと、これも納得できない点なんですが、
結局主人公はカウボーイじゃなくてエイリアンの武器で戦ってるじゃん!と。
そこはカウボーイならではの戦い方で勝利しなくちゃいけないんじゃないか?(一応、インディアンと協力してエイリアンをおびき出したりはしてますけども)
そして、あんなすげー武器を開発する程のエイリアンが、戦う時は何故か獣のように肉弾戦。むう。なぜもっとカッコいい武器とか乗り物を出さないのだ。アイアンマンのファブローたんだから期待していたのに。
あとは、いろいろ細かい部分での矛盾とか、
唐突に美女がエイリアンなのよなんて言い出したりとか、
言いたいことはたくさんたくさんあるんですけど、
最初に言ったように、ある程度覚悟して観に行く映画ですから…
ちまちまとした部分をつつくのはナンセンスですね。
というわけで…
ダニエルクレイグとハリソンフォードのかっこよさ、それからエイリアンのプププなディティール等を楽しむために観てください。
おすすめです。あれ?本当におすすめになってんのかな。
でもでも嫌いじゃないんですよ本当に。
映画なんざぁSFはSF、西部劇は西部劇ってぇ分けてみるに限る。ゴチャ混ぜにしたらロクな事ぁ無い
ハッキリ云うて中身は予告編で充分。
意外とオーソドックスな活劇で、SFアクションとしても西部劇としても中途半端感がハンパやない。
主演コンビに加え、監督がジョン・ファブローで、製作総指揮がスピルバーグ、製作がロン・ハワードという天下の豪華布陣が何くだらない代物創ってんだってぇバカバカしさを笑うのも映画の楽しみ方の一つかもしれないが、大先輩の『宇宙戦争』がとっくにやらかしてしまってるからね。
あの大コケぶりには、かないっこないよ。
宇宙人が人間を次々誘拐する目的は、地球人の生態系を調査、肉体を解剖するための標本作成なのだが、冒頭から片っ端に問答無用で殺しまくっているんやから、いちいち研究する必要性がサッパリわからない。
この矛盾も『宇宙戦争』で既にツッコミ済みである。
頑丈なUFOにガンマン達の拳銃なんざぁ効くワケがない中、唯一通用する武器は記憶喪失のダニエル・クレイグの手首に装着された謎の腕輪型バズーカのみ。
消去された背景を蘇らせていくのが物語の鍵なのだが、あまりにもバズーカの威力が強過ぎて、どんなピンチでも簡単に切り抜けるから緊迫感なぞ皆無。
インディ・ジョーンズ親分がクリスタルスカルをボンドに譲ってるようなもんじゃねぇか。
水戸黄門の印籠レベルの安心感すら漂う。
しかも、最初はライフルで撃たれても平気やったくせに、後半じゃインディアンが槍で刺したぐらいの攻撃でくたばっちまったのは拍子抜けした。
その決戦自体、おもいっきり地上戦、いや地底戦を繰り広げ、もはや宇宙人である意義すら見失う有り様だから批評の仕様がない。
クライマックスに連れて急激に弱まっていく御都合主義も『宇宙戦争』で実証済みなので、全編通して云えるのは、
「勝手にしやがれ」
の一言である。
こんな茶番なんかより、血ダルマで拘束されたカダフィ大佐のニュース観てた方が面白ぇや。
生け捕りにしたハズなのに何でマイッちまったんだろう?
宇宙人共もそういうミステリアスな恐怖見習って生け捕りにしやがれってもんだ。
相変わらず云いたいこと喚き散らしているテメェが一番残酷な生物やとツッコまれる前に短歌を一首
『愛さらふ 閃光はぐれ 追ふ荒野 道(未知)を貫く 手錠の覚え』
by全竜
そのまんまじゃねーか!
冒頭、荒野で目覚めるダニエル。記憶喪失で、ここはどこ?私は誰?この腕輪は何?状態。
そこへ三人のカウボーイが現れる。ダニエルを見て「こいつ撃たれてるぜ」「お尋ね者じゃねえか?」などと言い交わす。
あとになってダニエルが本当にお尋ね者だったことが判明する。そのまんまじゃねーか。
と、このように終始意外性のないストーリーがただ転がっていく。西部劇の決闘シーンでコロコロ転がっていく枯れ草みたいにただ虚しく。
それだけの映画。
笑って、泣いて、勇気を貰える、桃太郎的なSFXファンタジー
クゥ~もう古希を迎えるハリソン・フォード憎い程に恰好良いアクションは、今だ健在!!
そうなんです!ダニエル・クレイグも恰好良い!!オリヴィア・ワイルドもチャーミング
スター俳優達のそれぞれの見せ場をきちんとわきまえた演出が憎いんです。
お話しは、最近流行りの3D使用のドンパチ活劇も、近未来物ばかりでは、もう食傷気味と言うことで、それなら一層の事、100年前に戻してしまおうって事で、西部劇スタイルの
ハリソン・フォードがすこぶる良いんです。今回は、悪役?でも、本当は親馬鹿ちゃんの役で、息子とのやり取りも笑えます。そして、ほろっと泣かせて、また、笑わせてってのは、スピルバーグの大好きな手法ですよね。監督ジョン・ファブローそして、制作がスピルバーグで、しかもロン・ハワードがプロデューサーとくれば、鬼に金棒、いえいえ、エイリアンにカウボーイなんです!!これだけの、顔ぶれが揃うともう、スッチャカ・メッチャカ
とっ散らかってて、収集が、つかへんですねん!何て表現したら良いのでしょうか?
多分多額の製作費が掛っているんだろうなって思いながら、どうしたら、ここまでB級映画として、外して作るの?と・・・きっと大変だっただろうなって苦労が忍ばれます。
エイリアンは、時に凄く強く、時に凄く弱いの、ほんまかいな?えぇ~どないなってはるんやろって?不思議不思議の連続活劇の結末は、いかに!それは見てからのお楽しみって事で、期待値ゼロで見ると、これが中々良く見えるんです!
笑って、泣いて、最後も気持ちが良い終わりなんですよこれ!
今人気の『ロサンゼルス決戦』より面白いんです!
試写会でも、賛否の分かれる作品って感じでしたね。
『ET』もそうですが、子供の使い方や、犬の出し方も凄く良いですよ。
これは、きっときっと、B級映画ファンには、涙が出るほど受けそうな作品です。
でもシリアス派の貴方には、向きません。
しかし、2時間は長いかも知れませんが、泣かせて、笑わせてと忙しい映画ですが、みんなが、みんな総力を併せて、敵のエイリアン退治に懸命になる話し、どこか、桃太郎を連想させてしまう話しではありましたが、是見ると、何だか元気が出て来るから不思議な映画でした。そして、勇気を出す事、決して諦めない事、家族や、愛する者たちをお守りする事、そして、人間その気になれば、何時でもやり直しが許されているって事、
これって、今の日本には、ピッタリでしょ?
こんな軽くて、笑えて、元気になる、ハッピーエンドのお話が良いのかも知れません!
オールドファンには、ハリソン・フォードの魅力を楽しんで貰って、バトルSFX好きには、戦闘シーンが楽しめる作品です。貴方のお好みに合わせて是非楽しみ方を工夫なさって見て欲しい娯楽映画でした!
劇中、『神は過去を問わない、今の姿を見ている』ってなセリフがとっても意味深でした!
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