劇場公開日 2025年12月20日

ポンヌフの恋人のレビュー・感想・評価

全25件中、1~20件目を表示

5.0空は白い だが雲は黒い

2025年12月28日
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鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

ドキドキ

10代の時に鑑賞して以来、大好きになった作品でリバイバル上映の度に劇場に足を運んでいます。

生まれながらに様々なハンデキャップを抱えている路上生活者アレックス。ミシェルとは、育った環境も住む世界も明らかに違う様に見える。だから、ふたりは本来であれば出会うことも恋に落ちることもなかったはず。

たけど、ミシェルに失明の危機が訪れたからこそ、ふたりはお互いの持つ喪失感を感じ取って、路上で惹かれあった。ふたりは、お互いの喪失を埋めるようにポンヌフ橋の上で寄り添った。

“20世紀最高の恋愛映画”

恋は、切ない。
恋は、寂しい。
恋は、儚い。
なぜなら、恋は喜びと同時に喪失を伴うから。
自分の身体を失うような痛みを伴うから。

中年になってから若い頃の恋愛を振り返ると、美味しいレストランもオシャレな洋服も高級なホテルも必要なかった。

花火の中で踊り狂って、海辺を疾走して、雪の中で大笑いして、川に飛び込んで、船の先端で両手を広げて叫んだりして。ふたりの身体と感性が全てだった。

レオスの青臭い熱情が、懐かしくもあり、とても嬉しくて、幕が下りてもずっと席を立ちたくなかった。

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ミカ

3.0世界一おしゃれなホームレス映画

2025年12月27日
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鑑賞方法:映画館

映画館でリバイバル上映を鑑賞。
花火シーンは圧巻でした。
CGがない時代だからこそのリアルな重量感が味わえました。
ストーリーはめちゃくちゃ。でもアート映画だから許せる感じ。

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masa

5.01991年。レオス・カラックス監督。真夜中に道路をふらつく男は車に...

2025年12月26日
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鑑賞方法:映画館

1991年。レオス・カラックス監督。真夜中に道路をふらつく男は車に足をひかれたところを警察に保護される。ホームレスとして修理中の橋(ポンヌフ)で暮らす男は施設を抜け出して橋へ。すると、そこには片目にパッチをつけた見知らぬ女がいて、どうやら女は男の事故を目撃していたらしい。女がその時の男を描いた絵を見た瞬間から、男は女に惹かれていき、、、という話。

修理中の橋の上で、足の悪い自己に閉じこもりがちな男と、目の悪い過去の男を忘れられない女が、徐々に距離を詰めて恋に落ちていく。革命祭のさ中にはじける革命的な恋。そして、別れ。数年後、修理が終わった橋の上で、足が治った男と目が治った女が再開するのだが、事情が変わった二人がたどる道行きこそ、革命の続行、恋の延命にほかならない。ルアーブルへ!

ラストシーンを見ていると「タイタニック」よりも前に公開された映画で本当によかったと思わずにはいられない。

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文字読み

4.0理屈抜きで愛し合えることを羨ましいとも思える

2025年12月26日
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鑑賞方法:映画館

人の交わりから理屈を抜くのはなかなか出来ない。
人生の中でもそれは一瞬のことで、振り返って気づくこと。
焦がれても届かない。こちらにありながら彼岸である。
そういう世界を描いてるんだな。たぶん。

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ドラゴンミズホ

2.0あの頃散々もてはやされてたヤツ

2025年12月24日
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鑑賞方法:映画館

公開当時は見てないともぐりと
言われかねない界隈にいたので鑑賞したはずだけど
思い出せない作品。 ゆえに鑑賞。

パンフやポスターになっていた映えるシーンは
続くけど”恋する気持ち”に共感できず残念
これはミシェルに利用されただけだよ。
きっと眼科医の元に戻るわな

ジュリエット・ビノシュよりジュリー・デルピーの方が好きです。

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ジャム太

4.5橋に戻りたい = 現実を見ないふりして夢に生きる

2025年12月23日
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誰かが君を愛してる

空は白い、雲は黒い。フランス革命から200年後の荒廃した街角、閉ざされた狭い世界で出逢った自暴自棄なホームレスふたり、互いにはポンヌフしかない。相手が幸せになるのを拒み、邪魔をして、自分だけを見続けるように仕向ける。わざと落ち続けて、果てまでも逃げる。どこまでも行ける。出ていけ。眠りたい。夢に見た人に朝電話をかけたらもっと幸せに生きられるのに。抱きしめてくれ。橋に戻ろう。
己を傷つけてはワインを開ける大酒飲みの自己憐憫泥酔。酩酊状態で一種のドラッグ描写のように、周囲より2人が小さくなっているカットがあったけど、それは美術館に潜入するカットでも感じられた(こっちは恐らくリアルなサイズ感だが)。
ジュリエット・ビノシュ ✕ ドニ・ラヴァン =『汚れた血』コンビの体当たりな熱演にレオス・カラックスの大胆かつ狂気じみた演出、そして目を見張る撮影に編集。クセがありながら、そうした確固とした個性ある語り口を味方にして観客を惹きつけてやまない、力強く魅惑的な作品。毎シーン毎カット力強く、全編印象的な名シーンに彩られているけど、特に花火の降るなかでの橋のシーンからの水上スキーの流れは圧巻。画も音もすごくて魅了されてしまう!!

あなたのことを愛してなかった、
私のことは忘れて

P.S. 斜め前の女性が"タイタニック"ラストカットで余韻もへったくれもなくスマホ触り出したけど、どうにか画面黒落ちするまで我慢した。注意したら全く悪びれることもなく「これ落としましたよ」って渡されたくらいのテンションだった。絶対にいつもスマホ触っている常習犯だな。で、注意されなかったらラッキー、注意されたらそのときだけ片付ける…みたいなやり方でやっていそう。マジ許せん。
アレックス三部作のDVD-BOXを持っているくらい好きだけど、久しぶりに観た。映画館で観られてよかった。

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とぽとぽ

4.5橋の下には絶望した若者が懸命に生きている すっごい恋愛映画

2025年12月23日
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人生に絶望しながら懸命に自分の存在を身体を使い生きているサマが良く描かれているなぁ〜。命知らずの恋愛って狂気かも知れないけど純粋で素敵だなぁ。「汚れた血」でも思うが、ショートカットのジュリエット・ビノシュはとてもCUTEです!カラックスももうこれ以上の作品はないだろう・・と思ったら「ポーラX」のこれまた凄い作品を作っちゃうし!何かすっごいエネルギーを感じられました!秀作です!

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momo

原題は "新橋の恋人たち"

2025年12月22日
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鑑賞方法:映画館

東京 渋谷 ユーロスペースで レオス・カラックス監督『ポンヌフの恋人』鑑賞。彼氏の方が偏執的というか独占欲が強いというかで、ダメじゃんなのだが、目を見開いて愛を意識した女(ジュリエット・ビノシュ)と恋に盲目の男(ドニ・ラヴァン)。ふたりの気持ちが一瞬の花火のように煌めいていた。#88

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はにわさん in 2025

4.0名作というより、名シーン

2024年7月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

片目の視力を失うという不自由を抱えたことからホームレスになるも自由に向かって行動的なミシェル。
完全なるホームレスであり常に自由になることを拒むかのように現状を維持しようとするアレックス。
この2人を対象的に描きながら恋におちていく様を描いた作品。

よく言われる通り、この対比の中でアレックスが明確な意識の変化もなく唐突なハッピーエンドに向かうのには納得感が薄かった。どうせハッピーエンドにするなら眼科医との思わせぶりなシーンは要らなかったし、アレックスがまたキレ癖を見せる必要もなかったと思う。酒場の男たちの笑い話を踏襲するかのようにスッキリとハッピーエンドに向かってくれれば良かったのになと感じた。

しかし、それでも中盤まではラブストーリーとして楽しく見れた。
そして月並みだがやはり花火のシーンは素晴らしかった。入り混じる音楽と、徐々に近づいていく泥酔した2人の様は映画史上に残る名シーンだったと思う。ラストが気に入らなくても、このシーンとその前後のストーリーだけで高得点がつけられるように思う。
これがセットで撮影されたという裏話は、このシーンをむしろより衝撃的な印象に変えた気がする。

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wutang

2.0わき毛

2022年9月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

自分が高校生の頃の1990年代にケーブルテレビで頻繁に放送されてまして、それで何度か視聴し数十年振りにDVDで観ました。

思ったより退屈でした。この監督さんの作品も当時はレンタルビデオでボーイ・ミーツ・ガールから最新作まで借りて観てたけど、記憶に残ってるのは汚れた血でバイクで2ケツしてるジュリー・デルピーが格好良く、透き通る白い肌と美少女な容姿に10代の自分には天使かなにかに思え、一瞬で目がハートになりそこだけ今も憶えてるって感じです。

ジュリエット・ビノシュさんは美人さんなんだけど、わき毛びっしりでそれ見せられたらもう内容なんかすっ飛んでそれしか記憶にない状態になってしまいます。

高校生当時ファッション雑誌のスタジオで女編集長と映画の話になり、彼女的には大好きな映画!らしいでしたが男の自分には良さが分かりませんでした。
ファッショナブルな女性の感性には響くみたいです。

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しんちゃん♠️

3.0憧れのパリ、のホームレス

2022年4月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

パリは永遠に好きだし
ホームレスは一度でいいからやってみたい
ラッパ飲みで酔っ払って花火の火花を浴びたい

大掛かりな撮影だな〜と思いながら見ていたけど、まさかの地方でのセット撮影だった…あの向こうの橋の夜景もセットなんだよ
(DVD特典映像で知った)
なんにしてもこの世に映画として完成して残って本当に良かった

細かいことでは
「片方の目で絵を見つめるとカタツムリのように目が飛び出るの…」と元夜警のおじさんにこぼしていたが
眼帯をめくると一匹の生の鯛がどーんと出てきたところ、あそこが一番驚いた!
次がドアの覗き穴に撃ち込んだ時と地下通路のポスター全部が燃え上がったところ

ドニラヴァンの身体能力は今も健在だけど
ジュリエットビノシュも前回はパラシュート、今回は水上スキーと
嫌と言わずにやってのける
ル・アーブル行きの船の先端でタイタニックですよ

最後の雪降るクリスマスのポンヌフは美しい
景色もさることながら、ふたりとも別人のように清潔になって再会
あ〜これもセットだったのか〜塩だったのか〜

レオス・カラックスのこだわりには過去作品を持ってしても脱帽、あたしの生涯の宝物となった『ホーリーモーターズ』これが出来上がっていく過程を見たようだ

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mamagamasako

4.0危ういハッピーエンド

2021年10月15日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

幸せ

バッドエンドに突き進む危うい雰囲気のまま物語があるようで、鋭利な刃物でキリキリと痛さが漂う怖さがありながら、純粋無垢なアレックスの破天荒極まりなく危なっかしい行動に可愛らしさと異常にも取れる人間性。

クラシックな印象からイギー・ポップやデヴィッド・ボウイの楽曲、花火が打ち上がり水上スキーから奇妙な映像描写とスクリーンで観たくなる迫力が感動に、ポンヌフ橋をセットで作ってしまう大胆さ。

微笑ましいような終わり方がありながらも、この先の二人に待ち受ける危機感しか想像出来ない、そんなレオス・カラックスの残酷性が美しく思われる感覚!?

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万年 東一

5.0このラストシーンで良かった

2021年4月23日
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鑑賞方法:DVD/BD

何だかわからない
何だかわからないのに、感動している
心が震えている

自分にもあった、きっと誰にもあったはずの忘れていた青春の熱情
それを思い出させてくれました

パリの深夜、早朝のシーンがほとんど
冒頭の深夜のタクシー
首都高にも似たパリの高速のトンネル、無線の音
人影の殆どない大通り
建ち並んだビルの窓はどれも暗い

ポンヌフ橋は日本語にすると新橋
でもパリで一番古い橋
パリの都心も都心、ノートルダム寺院のあるシテ島の西端に架かる橋
日本でいうなら東京日本橋か、大阪の中之島に架かる淀屋橋

真っ暗な北側の向こう岸の夜空に、夜どうし光るサマリテーヌ百貨店の屋上看板
時たま夜間清掃でワックス掛けしてるのか、売り場の模様替えなのか深夜なのに窓が煌々と明るい

音のない世界
孤独の世界
二人だけの世界

東京の深夜とそっくり同じ
そんな青春の夜、そして誰もいない早朝

何もかも美しく懐かしい

ラストシーンは見果てぬ夢
そうで在りたかった夢
美しい夢
このラストシーンで良かったと思います

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あき240

4.0愛はひとを裸にする

2020年6月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2020年6月27日

映画 #ポンヌフの恋人 (1991年)鑑賞

パリにあるポンヌフ橋を実物と寸分違わずセットで再現し、幾度なく資金難による撮影中断を余儀なくされた大作
#レオス・カラックス 監督のアレックス三部作の3作目で、主演の #ジュリエット・ビノシュ は監督の恋人だったが撮影中に破局したらしい

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とし

3.0昔に見たフランス映画

2019年8月16日
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フランス映画って意味わからない。でも何故か気になるので、探してみた。映画を見てポンヌフに行った記憶がある。ノートルダム寺院の近くだった。

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カントリーボーイ

4.5レオス・カラックス監督。 演じるドニ・ラヴァンは醜くて汚い。なのに...

2019年1月6日
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レオス・カラックス監督。
演じるドニ・ラヴァンは醜くて汚い。なのに美しく繊細で、はかない。強烈に胸に突き刺さり、何度も観たくなる。
2014.11.10

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miharyi

4.0ジュリエット・ビノシュ

2018年12月9日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 かなりムチャなことをやってる二人。銃を乱射したり、警備員を突き落としたり、ボートに乗って水上スキー。パリ革命200年祭の花火が綺麗だったけど、結局二人の心は闇の中。「空は白」「雲は黒」という合言葉で二人の愛は始まるのだが、睡眠薬強盗と遊ぶことしか考えられなかった。失明しかかったミシェル、元恋人ジュリアンを射殺。忌まわしい事実に悩む心理描写や目が見えなくなる苦悩の表現が欲しかった。どちらかというと、アレックスの心だけが伝わってきて、ミシェルの心は抽象画のように観る人によって異なりそうだ。

 地下通路でのアクロバット。尋ね人のポスターを燃やすアレックスも印象的だが、ミシェルがドア越しに銃を放つところと、アレックスが銃で指を撃つところが不気味に残ってしまう。そして船の舳先で飛ぶポーズ!・・・『タイタニック』以前に作られてるんだよなぁと確認。

 なんと言っても、ジュリエット・ビノシュの腋毛が素敵だった!

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kossy

3.5まあまあの映画(笑)。

2018年6月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

まあまあの映画(笑)。

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hide1095

5.0これは自分の姿

2018年5月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

若い頃の、嫁と付き合っていた頃の話をしたら同僚に「気持ち悪い」と吐き捨てるように言われた。
いいね~と言ってくれるかと思ったんだがね(笑)

誰だって、恋愛にのめり込んでいる姿というものは、外野から見れば醜悪そのもののようだ。
恋はもーもくというではないか。

恋人たちには橋と舟と河口しか見えていない。住まいも親の存在もお金もそこにはいらないし、明日という日も彼らにはどうでも良かった。
でも「好きになる」って、そういうことだよね。懐かしい感覚を思い出した映画でした。

後年、ポンヌフ行って来ました。
二人の姿はそこにあろうはずもなく、悲しく水は流れ、そして僕にとっても独りに戻ったことを振り返る、そんなポンヌフでした。

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きりん