「1991年。レオス・カラックス監督。真夜中に道路をふらつく男は車に...」ポンヌフの恋人 文字読みさんの映画レビュー(感想・評価)
1991年。レオス・カラックス監督。真夜中に道路をふらつく男は車に...
1991年。レオス・カラックス監督。真夜中に道路をふらつく男は車に足をひかれたところを警察に保護される。ホームレスとして修理中の橋(ポンヌフ)で暮らす男は施設を抜け出して橋へ。すると、そこには片目にパッチをつけた見知らぬ女がいて、どうやら女は男の事故を目撃していたらしい。女がその時の男を描いた絵を見た瞬間から、男は女に惹かれていき、、、という話。
修理中の橋の上で、足の悪い自己に閉じこもりがちな男と、目の悪い過去の男を忘れられない女が、徐々に距離を詰めて恋に落ちていく。革命祭のさ中にはじける革命的な恋。そして、別れ。数年後、修理が終わった橋の上で、足が治った男と目が治った女が再開するのだが、事情が変わった二人がたどる道行きこそ、革命の続行、恋の延命にほかならない。ルアーブルへ!
ラストシーンを見ていると「タイタニック」よりも前に公開された映画で本当によかったと思わずにはいられない。
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