「ジュリエット・ビノシュ」ポンヌフの恋人 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ジュリエット・ビノシュ
かなりムチャなことをやってる二人。銃を乱射したり、警備員を突き落としたり、ボートに乗って水上スキー。パリ革命200年祭の花火が綺麗だったけど、結局二人の心は闇の中。「空は白」「雲は黒」という合言葉で二人の愛は始まるのだが、睡眠薬強盗と遊ぶことしか考えられなかった。失明しかかったミシェル、元恋人ジュリアンを射殺。忌まわしい事実に悩む心理描写や目が見えなくなる苦悩の表現が欲しかった。どちらかというと、アレックスの心だけが伝わってきて、ミシェルの心は抽象画のように観る人によって異なりそうだ。
地下通路でのアクロバット。尋ね人のポスターを燃やすアレックスも印象的だが、ミシェルがドア越しに銃を放つところと、アレックスが銃で指を撃つところが不気味に残ってしまう。そして船の舳先で飛ぶポーズ!・・・『タイタニック』以前に作られてるんだよなぁと確認。
なんと言っても、ジュリエット・ビノシュの腋毛が素敵だった!
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