唐山大地震のレビュー・感想・評価
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ヒアアフターより・・・
地震の恐ろしさ、家族を失った悲しさを考えさせられた。
今の幸せが本当に幸せなものなんだと思い知らされます。
災害はどの国であれ辛すぎます。
同じような作品でヒアアフターもみましたが、こちらのほうが断然心に響きました。
よい作品でした。
たいせつな家族
中国映画の印象がよくなった!
ほんの少し中間が長いかなと感じる部分もありましたが、とても感動できました。
中国の歴史やどんな国か、興味を持てる映画でしたね。
2人の子を選択しなければいけないなんて辛すぎる・・・。
家族について改めて大切さを気づかせてくれた映画でした。
感動しました!!
涙・涙でした~
自然と涙がでてきました。
家族という血のつながりのある愛と、血のつながっていない愛と、どちらも同じ愛で、生きる支えになっているんだと感じました。
人間に本当に究極的に必要なものは愛だけなのかもしれません。
2時間が短く感じました。
丁寧な人物描写
運命に翻弄された2家族を丁寧に見せてくれていました。
愛しているからこそ遠ざかったしまう母子がとても切なく、姉の気持ちを想うとさらに切なくなりました。
ハンカチはポケットから出して手に持っていたほうがよいです。
特に私の見た会場では男性の方の方が泣いていたと思います。
ハリウッドかと見間違う出来
前半の地震の描写にまずはやられます。
CGはほとんどハリウッド作品と比べても見劣りしない出来で、悲惨な地震の様子を感じ取ることができます。
日本でもあれくらいCGができたらもっと表現できるのにと思いました。
地震のシーンでも伝わってくるように、この映画が徹底的にこだわったリアルな地震(ハリウッドのディザスターものにはない描写)と人物の描きかたがすばらしく、見ていて飽きませんでした。カップルでも親子でも、友達でも、大切な人と見に行ってください。
最後はどこかほっとできるような、憎い作りになっています。
気持ちが伝わってくる映画
中国の家族に対する想いや考え方が良くわかる映画ですね。
独特の気質もよく表現されている映画だなと感じました。
今までに見た中国映画とは違ったテイストで、特に母と娘の愛の深さに驚かされました。
悲劇だと思いますが、優しさにあふれたとってもいい映画ですよ!
自分なら決断できるのか?
今までに類のない人と人とのつながりが表現されている映画でした。
命の重さを再認識できるいい映画でした。
家族や大切な人と一緒に見ることをオススめします。
最後のシーンには思わず涙。すごいです。
地震というが
「地震」という言葉からは想像できないほど、とても感動できる映画でした。
母と弟のバスのシーンや、最後のシーンは本当にすごい。家族の有り方を考えなおしたり、見つめ直したりできるいい映画です。
これは泣いたら止まらないと思い、必死に我慢してました(笑
人ごとでない
試写会でみました。よかったのでレビューします。
物語は生き別れになった姉弟と、母親の話。別々に行きながらも姉と弟それぞれが大切な人と一緒に生きていこうという姿が印象的でした。
中国の思想とか社会みたいなところも描かれているので、そのあたりも新鮮でした。
重いテーマなんだろうなと言う人もいるかもしれませんが、確かにテーマは軽くありませんが、人間の本能的な部分ですので、決して嫌なきもちになることはありませんよ。
もし自分だったら・・・
大地震の威力と驚異、そして家族の絆を見せつけられた。親と子の苦悩、許しを描いていて胸が熱くなった。もし自分だったら・・・とおもうとぞっとするけど、強い気持ちになれる映画。
吹替えも楽しみ!
同じ人間なんだな
最近の中国のニュースをみていて、どうも好きになれないなぁと思っていただけに、かなり考えを改めさせられました。
同じ家族がいて、同じように泣き、苦しみ、そしてまた結びついていく絆がすごく印象的でした。国境なんて関係ない。同じ人間なんだな。
中国映画とは思えないほど良い仕上がり
他の人もレビューしているかもしれませんが、本当に中国映画とは思えないほどの出来。
冒頭の地震シーンは本当に圧巻で、いつ中国の撮影(CG?)技術は日本を抜いたんだ!と舌を巻いてしまうほどの完成度でした。
だからもちろん作品にのめりこめることができ、非常に満足でした。
ハンカチ必帯
家族の絆、母と娘の絆、母を思う息子の心、そして、震災がもたらした32年という余波・・・どれをとっても泣けてしまい、ハンカチなしで見に行ったので大変なことになってしまいました。。
ぜひハンカチ持参で。
会場ではところどころから鼻をすする音がきこえてきたりと、かなり同じ状況になった人もいるようでした。
地震を決して安易に描かず、かつ人間ドラマとして成立させた監督の腕はすごいと思いました。
人間の強さ
見ためはディザスターもので実際そう思っていたのですが、開けてみるとびっくり、全然違うじゃん。でもいい裏切りだと思いました。地震とういう壮絶な体験を通して、それでもなお心の底で強く結び付いている家族の絆に本当に旨をうたれます。フォン監督の作品はまだ見ていませんが、あんなに心情描写が上手な作品はあまり見たことがないので、素晴らしいと思いました。細やかなしぐさや表情のひとつひとつが作品の中へのめりこませてくれます。
名作の域
冒頭から地震の映像に圧倒されました。中国映画でこれほどまでの映像が見れるとは思いもしなかったので、衝撃的でした。
見た目だけでなく、内容も文句なし。人間ドラマ、演出、とても繊細で力強い情景や心情描写があるからこそ、泣ける映画に仕上がっています。
見て損はないともいます。
魂の打ち震えるような母の泣き崩れ方といったら半端なものではありません。思わず号泣してしまいました
何と大号泣のための専用テッシュを配るというなかなか親切な試写会でありました。主催者の粋な計らいに、苦笑しつつも、ものの見事にラストでこのテッシュのお世話になるくらい泣かされる作品となりました。
中国の地震災害と言えば、四川省の大地震が記憶に新しいところです。しかし、それよりも約30年前に起こった唐山大地震のほうが、100万大都市での災害だったため、今世紀最大の被害者を生み出してしまいました。本作は、実話を元に作られた感動巨編です。
地震映画といっても、本作の場合冒頭の数分しか地震のシーンは描かれません。地震そのものは、僅か23秒。しかし地震により生き別れてしまった主人公の兄妹は、再開するまで32年もかかってしまいました。
本作のポイントは、地震パニックよりも、地震により生き別れになった家族の絆の強さ、そして再開の感動を綴った作品と言えます。そのなかで時間と共に復興してしてゆく唐山市の映像を挿入して、地震により命を失った24万人もの唐山市民を鎮魂する映画となっていました。
ヒューマンドラマがメインといっても、地震のシーンはおざなりではありません。とんぼの異常発生シーンや空が茶褐色に染まるシーンからはじまり、次々にビルが崩壊。地割れの逃げ惑う人々が吸い込まれていくシーンは、多少CG臭いものの、迫力満天です。
地震発生後の見せ場は、生き埋めになったドンとダーの主人公兄妹のうちどちらか一人を選ぶという究極の選択を迫られるシーン。片方を助けると、その分もう片方に負荷が集中して犠牲になってしまうという状況だったのです。
母親のユェンニーは、泣く泣く兄のダーを選択して、助けてもらうのです。しかし妹のドンを見殺しにしたという自責の念にその後の人生をずっと囚われてしまい、32年間も心を閉ざしてしまうのでした。
ユェンニーの号泣ぶりは、迫真の演技で、見るものの魂を鷲づかみにします。このシーンでも素晴らしかったのですが、もっと凄い演技があったことは後ほど触れます。
その後人民解放軍が支援に入って、救援活動に入ります。ここもそうですが、全編むを通じて人民解放軍の宣伝臭が漂います。軍の協力を仰がなければいけないシーンが多かったので、仕方なかったのでしょう。すると突然死んだはずのドンが生き返ります。ちょっと都合が良すぎるのですが、彼女が生き返らないとこの話が成り立たなくなるので、深く考えずに次へ(^_^;)
一方失意のユェンニーの元には、義母がダーを、強制的に連れ去ろうと訪れてきました。夫や家を無くしたままでは、子育ては無理だと判断されたためでした。さりとて、ユェンニーは夫や娘の魂が宿る唐山の地から一歩も離れようとしなかったのです。
義母がユェンニーを言い含めて、ダーを路線バスに乗せて去っていくなかで、ユェンニーは泣き崩れています。バスのなかでは、義妹が義母に、「ダーがいなくなって、あの人は生きていけるのだろうか。」と尋ねます。
突然バスが止まりました。バスから一人の少年が降ろされます。そしてユェンニーの元に駆け寄り、ふたりは固く抱き合います。良いシーンでした。
本作では、思いがけない展開に、自然な演出で何度も泣かされてしまいます。最近の韓国映画に泣けなくなったのは、次第に演出が過剰になって、計算づくになってきたからかも知れません。
さて、物語はその後のダーとドンの成長を描いていきますが、少々冗長で、眠くなりました。印象深かったのは、ユェンニーがプロポーズされても再婚せず、ドンが経済的に成功して新居を買っても引っ越そうとしませんでした。
ユェンニーは、死んだ二人の魂がいつでも戻ってこられるよう、ガイド役として、まるで地縛霊のように唐山の古い住宅に住み続けたのでした。
一方のドンは、人民解放軍夫妻の元に養子として引き取られていました。わが子同然に愛されつつ育てられるところは、なかなか感動的。けれども付き合っていた彼氏から堕胎を勧められたとき、地震のトラウマから拒否。シングル・マザーとなること選んで家出をしてしまいます。
その後カナダ人の弁護士と結婚し、カナダに移り住んでしまいます。なかなか交わらない兄妹の接点に、少々イラつきました。何でドンは積極的家族を捜そうとしなかったのでしょう。疑問に残るところです。
やがて時は2008年に。四川省で大地震が発生します。このシーンもなかなか迫力がありました。
中越地震で神戸の人たちが多数救援に駆けつけたように、唐山の人たちも救援団を結成して、大挙押しかけたのです。財力のあったダーは、唐山救援団のリーダー的役割を果たしていました。
ニュースで大地震を知ったドンも、医学生だった自分の知識を活かしたいと夫に直訴し、中国に帰国します。救援のなかで、かつての自分とダーが味わった究極の選択に迫られた母親が号泣しているのを見て、記憶が鮮明に蘇ってきます。
するとそばで唐山救援団のメンバーが談笑しているなかで、自分の震災したときの話を話している若い男がいるではありませんか。ダーでした。
次のシーン、いきなりダーが自社の観光バスにドンを乗せて、唐山市内を案内し、母親の元に向かっている場面に切り替わってしまいます。感激の兄妹再開のシーンが、カットされているのは多いに不満でした。しかし、それには訳があったのです。
ユェンニーの自宅では、ごく自然にダーの嫁と談笑していました。そこへドンが何食わぬ顔で戻ってきます。いつもと同じように。ここまで、何事もなかったような抑制の演出が、憎いところです。ここから監督は一気に勝負に出ます。
ユェンニーがふと気付くと、一人の女性がダーと並び立っています。そして一瞬で気付くのです、ドンだと。そして、冷やしたトマトをドンに渡します。このトマトにやられましたねぇ~(:_;)。震災前、トマトの数が足りなくて、やむを得ずドンに我慢してもらっていたのです。その後も辛い役回りをさせて…。ずっとそのことを気にしていた母は、いつでもトマトをドンに食べてもらおうと、ずっと欠かさず用意していたのでした。トマトは32年間の無念さのシンボルだったのです。
このときの一瞬の間の取り方、そして魂の打ち震えるようなユェンニーの泣き崩れ方といったら半端なものではありません。監督は、ここを目指して全体を仕掛けて、あえて兄妹再開シーンを避けたのでした。素晴らしい演出です。
昨年の『クロッシング』以来、久々に号泣してしまいました。
ラストに、実際に震災で家族を失った人が登場し、24万人の実名が記名された長大慰霊碑が描かれるところが印象的でした。唐山・四川でお亡くなりになった方の冥福をお祈りします。
こりゃすごい映画だ
すごい映画を見てしまったぁ!と思った。
地震の迫力もさることながら、本当に驚かされるのは、その後
数十年にも及ぶ、地震でその後生活を変えざるを得なかった母、娘、弟、この家族の姿だ。
中国人はたぶんこの映画を「ALWAYS三丁目の夕日」のように見るのだろう。
それほど中国でこの地震は有名で、なおかつそれが起こった76年は毛沢東が死んだ年だけに彼らの大きな歴史の1ページになっているのが感じられた。
だからこのスクリーンに映っている家族は他でもない自分なのだ。もしくは自分を苦労して育ててくれたお母ちゃんなんだろう。
内容。
中国人だけではない、世界的に通用するヒューマンドラマだ。
あまりベタだと言う人もいるだろう。
でも、何と言われようが人間にとって大事なのはこういうことだろうが!!と映画自体が叫びまくっているように思える。
最近はやりの若者向けのライトな感動映画と全く違う、鬼気迫る、あからさまな感情の世界がそこにはある。
この映画を見て心が動かない人は人間ではないではないか
と思ってしまう。
終わったあと、家族に会いたくなる映画だ。
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