劇場公開日 2015年3月14日

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「こりゃすごい映画だ」唐山大地震 sleepyfoxeyeさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0こりゃすごい映画だ

2010年12月28日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

興奮

すごい映画を見てしまったぁ!と思った。

地震の迫力もさることながら、本当に驚かされるのは、その後
数十年にも及ぶ、地震でその後生活を変えざるを得なかった母、娘、弟、この家族の姿だ。
中国人はたぶんこの映画を「ALWAYS三丁目の夕日」のように見るのだろう。
それほど中国でこの地震は有名で、なおかつそれが起こった76年は毛沢東が死んだ年だけに彼らの大きな歴史の1ページになっているのが感じられた。
だからこのスクリーンに映っている家族は他でもない自分なのだ。もしくは自分を苦労して育ててくれたお母ちゃんなんだろう。

内容。
中国人だけではない、世界的に通用するヒューマンドラマだ。
あまりベタだと言う人もいるだろう。
でも、何と言われようが人間にとって大事なのはこういうことだろうが!!と映画自体が叫びまくっているように思える。
最近はやりの若者向けのライトな感動映画と全く違う、鬼気迫る、あからさまな感情の世界がそこにはある。

この映画を見て心が動かない人は人間ではないではないか
と思ってしまう。

終わったあと、家族に会いたくなる映画だ。

sleepyfoxeye