唐山大地震のレビュー・感想・評価
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唐山より四川、そして中国の成長
中国本国で大ヒットしたというとついプロパガンダ色が強いのかと思ってしまう。出てくる軍人の考え方をはじめそういった面があることはたしかだ。一番目立つのは成長する中国の都市、ここは「スラムドック・ミリオネア」を髣髴とさせる。イギリス人が撮ったインドの映画と違い、中国人が撮った中国の映画なので、そこには外部からの視線ではない。
しかし基本は唐山大地震で夫を失い、下敷きになった双子のうち息子を選択した女がその罪を抱えて生きる物語である。そして死んだと思われていた娘がじつは生きていてるので、最後には家族と再会できることは容易に想像できる。この母親も娘の養父も古い考え方をもった世代の人間だ。それに対して娘も息子の嫁も新しいタイプの中国人だ(外見からしてかなり垢抜けている)。オーソドックスな物語のなのでそれが目立つようになっている。
最後の再会場面は意外にあっさりとしているかもしれないが、それに至るあの現場に駆けつける二人の行動力には感心する。それが若い世代パワーなのか、中国人が昔から持っていたものなのかは知識がなく判断できなかった。吹替えの相武紗季は悪くない。
心揺さぶられる!
迫力と繊細さ
初めて投降させていただきます。
クライストチャーチの地震があった今、
普通の映画とはまた別の意識をもって見てきました。
地震大国として日本でも大きな震災が起きてきましたが、
実際に体験したことはありませんでしたので、
凄惨な地震の状況を見てとても恐ろしく思いました。
ハリウッドのパニック映画と違い、主演の女優さんまでも
泥まみれになった迫真の演技が映画の中にぐっと引きこまれ、
リアリティを感じました。
今まで想像していた地震とはケタはずれで、
ガレキの下に取り残された子供たちなど、
非常にいたたまれない気持ちになりました。
この作品ではそんな地震が起きてからの人間ドラマが主題となっていました。
まさに地震によって身も心も引き裂かれてしまった母、息子、そして
ひとり生き分かれてしまった娘・・・。
地震の爪後は余りにも多く、しかしそれでもなお
それぞれが強く生きている姿が、どこか勇気づけられます。
その一方、娘と旦那への後悔の念をひきずりつづける母親の
いたましさや、せめて身の周りだけでもと
母を幸せにしようとする息子の様子に
表面には現れない深い部分の家族の絆を感じました。
それにも増して、娘の生きざまは強く、そしてどこか物悲しげで、
一層胸をうたれてしまいました。
もしあんな地震に遭遇してしまったならば
耐えられるかどうかさえ不安です。
地震の怖さを見ましたが、それよりも
心のつながり、家族の絆の強さ、あったかさを
教えてくれたような気がしています。
今だからこそ、この映画には一見の価値があると思います。
今だから見てほしい
ヒアアフターより・・・
たいせつな家族
感動しました!!
丁寧な人物描写
ハリウッドかと見間違う出来
気持ちが伝わってくる映画
最後までしっかりできてます。
母と娘が心を失ったまま32年を過ごし、奇跡的な偶然で出会わなければその心を取り戻せなかったでしょうが、ハッピーエンドでよかったです。
失った意味は失って初めて実感する・・・深い映画でした。
地震というが
人ごとでない
見るべき理由があります。
罪のない人が死ななくてはいけない状況、救いたいのに気持ちがあるのに助けられない様子が苦しかったです。
後で実際にこのような事件があったのを知り、家族愛のスゴさをとても感じました。
親が子供に対する、愛情の深さを強く感じる映画でした。
中国映画は進んでみようとしていなかったので、今回知るいい機会になりました。
トマトは見逃さないでください!
同じ人間なんだな
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