星を追う子どものレビュー・感想・評価
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退化した脚本とジブリの影響
総合65点 ( ストーリー:55点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:85点|音楽:75点 )
作品は新海監督らしい寂しさや孤独や哀しさといった感情に満たされていて心に染み入る。しかし物語と設定がはっきりしない。だから感情が伝わってきつつも、何かすっきりせずに引っかかりながら観ている。新海監督の脚本は『雲のむこう、約束の場所』から『秒速5センチメートル』にかけて、酷かった物語と設定は進化を見せて良くなっていっていたが、それがここでまた退化して元に戻ってしまっていて残念。
それとジブリ作品、特に『ラピュタ』で観たような場面と構図が時々あって気になった。
ジブリ感…というかラピュタ感
ジブリ感満載の、新海誠監督によるファンタジーアクション作。
ラピュタ的な廃墟に行ったり、紋章があったり、光る石があったり、ムスカっぽいキャラクターがいたりと、なかなかのラピュタ感。
ただ、宮崎駿のデザイン力と比べると、だいぶ落ちるのが残念…
キャラクターもイマイチだし、ストーリーもなかなかワケわからないので、見応えは無かったかな(^_^;)
相変わらず、映像はキレイだったけど(^^)b
ジブリリスペクトだが消化不良感パない
光を放つペンダント(ラピュタ)、少女の初恋、水の動き方、のそのそ動く巨人、影を追っかける複数の敵、自らの望みのために裏切る教師(ムスカ)、怒ると髪が上がる。
相対的に、ジブリの異世界表現のレベルの高さを確認。
ジブリの後継者を目指した意欲作
ジブリを意識した構図が良く出てくる本作は、強い憧れを感じました。
しかし、その憧れが上手くストーリーに落とし込めているため、違和感がありません。
導入の部分はスムーズで物語に引き込まれました。
幻想的な世界観も素晴らしいため、神話とか好きな方は観ると面白いと思います。
ストーリーは重いところが多く、描き切れていない部分も多いと思います。
しかし、画面から溢れる情報を摘み取る作業は面白いと思います。
ファンタジーが好きなので
最初の頃パッと見ジブリが思い浮かびましたが、日本ではファンタジーは宮崎駿が第一人者なので仕方ないかもしれませんね。
けれど見進めたらジブリよりも好きです。君の名はのわかりやすい展開やジブリの何かを伝えたいかのようなメッセージ性があるようで中途半端な終わりよりも私は楽しく拝見出来ました。
より一層この監督さんの作品が好きになりました。
クリーチャーが跋扈するカルピスこども劇場みたいな異色作
山奥の小学校に通う明日菜は母と二人暮らし。放課後は独りで山に登り、手製の鉱石ラジオを聴くのが日課。ある日いつものようにラジオをつけると不思議な歌声が。そんな折、村ではクマらしき動物が目撃されたという噂が広がり、明日菜は山に向かう途中でその動物に遭遇するが、それはクマではなく見たこともない怪物。その怪物に襲われそうになった時、間一髪のところで明日菜は見知らぬ少年に助けられる。翌日明日菜はまたその少年シュンと出会う。また会おうと約束して別れた明日菜だったがシュンは現れず、落胆した明日菜が帰宅すると身元不明の少年の遺体が見つかったと母に知らされる・・・からのジュブナイルファンタジー。
冒頭に投入される『アルプスの少女ハイジ』ネタにまずビックリ。『アルプス〜』と『フランダースの犬』の欧州風味を滲ませ、フォルクローレが鳴っていないのが気持ち悪いくらいの『母をたずねて三千里』風の中南米情緒満載というカルピスこども劇場風味。そこにジブリの諸作品群に出てきそうなクリーチャー達が跋扈する異色作ですが、切なさを滲ませたエンディングが舌足らずな物語を補完していて美しいです。
好きな人が楽しめばいいかな、って感じ。 皆さんのレビューと同じく、...
好きな人が楽しめばいいかな、って感じ。
皆さんのレビューと同じく、
ラピュタみたいな、ナウシカみたいな、ゲド戦記みたいな…
最後まで見たけどラストもよくわからなかったし、
もう一度見たいとはなりませんでした。
観る人により意見が割れる作品?
他の作品や宮崎駿さんの作品の、メッセージの内容的なものは全編通して同じだと思われますが。
アニメの画的には今の日本のアニメーションの立ち位置が判る気がしました。
ストーリー考察について、
主人公はじめ、あまり肝心なところで言葉を発しない(私は~だから、とか)のは観ている人の感じ方に任せている気がします。そこがジブリ作品とは違うところかなぁ、と。筋書は観ていてなるようになってる印象です。
評価の高い監督の作品なので、オマージュでもあらゆるクオリティを求められるのでしょうか。
ジブリ映画の全部を足して百で割ったよう
最悪の映画でした。 ありきたりで退屈なストーリーで、 30分の内容を強制的に映画の長さに引き伸ばしたかのような冗長さでした。 映像に至っては、 ジブリ映画の全部を足して百で割ったようでした。
新海作品史上最高作品に認定
愛する人の最期に出逢えない哀しみはどれほどだろう。
恋する人の死を目の当たりにする辛さはどれほどだろう。
記憶にない人に温かさを感じる切なさはどれほどだろう。
先生があれほど純粋に奥さんを想えるのは痛いほど素晴らしい。
純粋さ故の過ちも、解らないでもない。
解らないのはきっと、自分がパートナーと死別していないからなのかとさえ思えた。
製作側が世論に迎合して「失敗作だった」とか言うのは全く間違っている。
断言する。
君の名は。よりも数倍心に刺さる(人には確実に、刺さる)
エンディングテーマも最高です。
涙無しには聞けません。
でもやっぱり、ジブリのパクりは事実。
「天空の風の動くもののけ シュナ」と名付けることももちろん可能。
新海さんじゃなかったら。。
内容的には全然悪くないのですが新海アニメーションとしてはもう一つ物足りなさがありました。
新海アニメーションじゃなければそこそこですが、新海アニメとしては魅力
が今ひとつです。
完全にジブリ映画のミックス
新海誠監督作品は結構見てる方だと思ったが、この作品を見ていなかったので今更ながら見てみました。
で、最初に思ったのは、何かどこかで見たことのある場面、ナウシカ?いや、飛行石っぼいものが出てくるからああ、あれだ。いや、違う…
ってことで、話が進むのですが、何かストーリーに入ることができず…
もし、ジブリ映画を見ていなくても、この作品が面白いかどうか問われれば、面白いとは言えないと言うところだろうか。どこが駄目だったかと言われても、全体的に駄目としか言えない。
鉄橋で化物が出てくるところまでは良かったのですが…
ジブリ映画を真似て、商業的に成功するための要素を色々取り入れたが全部にまとまりがない作品になってしまったと言うところだろう。
少女の成長を描いた冒険物語
この作品は少女が自分の信じた道を進む為に奮闘する話。
少女の冒険を通じて二度と戻ることのできない”今”を精一杯生きることの大切さを感じました。
新海監督作品では珍しく主人公の前に悪役が立ち塞がります。その悪役もただ悪いだけじゃなくて、ずっと抱えていた想いなどが描かれてたのがいいですね。
君の名は。でも主人公はとある場所を目指して走っていましたが、この作品でも約束の場所まで少女はあらゆる困難を乗り越えながら進んでゆきます。
新海監督は約束の場所に無我夢中で進む主人公を描くのが好きらしいです。
あと、この作品でも主人公と恋未満の関係になる男性も出てきました。
116分の長さは短めの作品が多かった新海監督の作品の中では最長。これも君の名は。への大切な布石になっていると思います。
ジブリっぽいジブリっぽいと言って深く考えずに叩く人がいますが、自分はこの作品好きですよ。
乗りに乗り遅れた君の名は。の予習を始めます
と言ってこの作品から笑
トトロが出てきそうな田舎で母とミトみたいな生き物のトトと暮らす少女アスナがある日森の中で乙事主も真っ青な怪物とハウル顔負けのイケメンのシュンに出会ったことをきっかけに、ムスカチックな先生、アシタカとアレン足してパズーで薄めたようなシュンの弟のシンとともにラピュタみたいな地下世界アガルタへ死者を蘇らせるための冒険へと旅立つ横文字だらけで名称が覚えられないアクションファンタジーストーリー。
つまりとつてもなくジブリ!いろんなシーンであれ?それ飛行石?とか
え?もしかしてそこの暗がりにいる骨の方15年前くらいにニンゲンクウとか言ってなかった?的な要素が盛りだくさん!
逆に意識して作ったというくらいだから潔い!笑
だがしかしこれが大不評!笑
パクリだパチモンだなんだと酷評の嵐。みんなジブリ大好きだから仕方ないね笑。
でも自分は別にいいと思うけどなぁこれくらいの似せ方。要所要所でジブリ感出してきているだけで1作品丸ごとジブリの作品パロってるとかのレベルではないわけだし。
パヤオも引退して(5年以内くらいに復活しそう笑)アニメーションでジブリ一強の時代は終わってしまったわけで他にもこういうファンタジーな作品を作れる監督がいてもいいも思うんだけどなぁ。
他に作品知らないからよくわかんないけどこういうの嫌いじゃないです。
しかしやはりこういうストーリーにするんであれば厨二感が足りない!
20年前にして右腕が疼いて最終的にヘビのウネウネオーラを纏っていた最高の厨二病アシタカ様を見習わなければなりませんね!笑
生と死を巡る少女の冒険談
「君の名は。」に感動して連続して鑑賞した新海誠作品6作目。まず面白かった。生と死というテーマをどう少年少女の冒険ストーリーにできるかは監督の腕の見せどころ。これは安心できる絵と良く練られたストーリー構成もあって十分成功している。不可解な地中世界と不気味な生き物あるいは地上の争いからの隔離に成功している地下人間たち。この物語は主人公の少女が旅を通じて何かを得る喜びとか淡い恋とがとても上手く描かれている。スリリングな旅を通じて出会いと別れがあり、また普通の生活に戻るのだ。必死になることで得ることができたのは一体何だったのか。ところで絵の一部は確かにジブリの作品と似ているかもしれないがストーリーも違い全然気にならない。ところで猫だろうミミはとても可愛らしく神出鬼没で物語にほっこりしたイメージを与えている。
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