劇場公開日 2011年5月7日

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星を追う子どものレビュー・感想・評価

全62件中、1~20件目を表示

3.5すずめの戸締まりを理解する上で重要な作品

2022年11月30日
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鑑賞方法:VOD

新海誠監督の過去作で『すずめの戸締まり』の物語構造に一番近いのは、この作品ではないかと思う。少女が主人公であること、イケメンに出会った旅に出ること、地下世界で死者に会おうとする話であること、「いってきます」というセリフや常世っぽい世界の存在などなど、共通点はたくさんある。世間的には新海誠の作品らしくないと言われるこの作品は、確かに絵柄を変えてみたり試行錯誤でもがきながら作ったものだと思うが、後の新海誠の作品で重要なモチーフ、神話の引用など、が割と登場するので、重要な作品でもある。
ここで重要なのは「死者」という存在をどう認識するかということで、死者は生きている者とどこかで共にあるのだという感覚だ。『すずめの戸締まり』が東日本大震災を題材にしていることから、死者と生者がどう共存するのかを描く必然があったが、その以前からこのテーマに新海監督は挑んでいたのだ。いろいろと注目するポイントを変えてみると、本作も決してただの失敗作ではないことに気が付く。

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杉本穂高

5.0人生は儚い。

2025年1月13日
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鑑賞方法:VOD

「人生はとても儚くいつかは死ぬ運命。死ぬタイミングは人それぞれ違って、いつ命がなるなるかわからない。」
そんなことを教えてくれました。胸がとても締め付けられるお話でした。しゅんくんがあすなに「祝福をあげよう」という場面がとてもとても感動しました。「どうか生きてほしい」という言葉にも感動して、どんなに辛いこと悲しいことがあっても生きていかなければならない。それが人間の宿命なんだと思わされました。ほんとうに新海誠監督の作品ぜーーーんぶ大好きです。

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初葵

5.0死人の復活物語の終焉

2025年1月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

人の心にある「何か」
それは地上人であれアガルタ人であれ、死人でさえも共有しているものなのかもしれない。
死というもの 誰も何もできないこと それを何とかできないかと考えること
これらを古事記 神話、超古代文明をファンタジーでまとめた作品
テーマは「生と死」だろうか?
ギリシャ神話などに描かれている死者との邂逅を表現した作品
この作品にも「君の名は」が散りばめられていた。
ただ、これは恋愛物語ではなく、死に対する喪失感を描いている。
古来からある死に対する想い。
全ての人が経験しなければならないもの。
そして寂しさで胸が張り裂けそうになる想い。
父の死
シュンの死を一切信じないアスナ シンと同一人物だと思っている。
そしてこれは、死人との別れを理解する旅物語
さて、
監督は何故この時代背景を昭和40年代にしたのだろう?
生々しい防空壕の後と先の大戦の遺物
戦地に赴いていた森崎の背景
手製の鉱石ラジオとグラビス
これらがアイテムとして必要だったからだろうか?
寂しさ
アスナが漏らした本音
仕方のないこと でも受け入れられないこと
アスナの心に働きかけ続けている何かは、音となって聞こえてくる。
遠いどこか
森崎の目的はあまりにも純粋で、彼の堪えがたい喪失感が伺える。
妻をなくして10年
子供が生まれていたら、アスナくらいになっていたのだろう。
アスナも森崎のことを父親像に当てはめていた。
森崎にはそのことがバカバカしいと思えたが、葬儀の記憶しかないアスナにはいつか父と一緒にこんな冒険がしてみたかったのだろう。
森崎も最後はその事に気づき、「君には生きていてほしい」と言ったはずだった。
さて、、
地上が変われないのと同様に、アガルタ世界も変われないことが描かれていた。
彼らは地上人を汚染されていると表現する。忌み嫌う。
滅びゆく種族と文明 どこも似たような構造
変われないことが、その原因ではないかとシンは言った。
シャクナビマーナに妻を生き返らせろと頼むが、魂を入れる肉体を差し出せと言われる。
「君にこの場に現れてほしくはなかった」と言ったのも本心だったが、同時に野望も垣間見れる。
このあたりのスリリングさは良かった。
森崎は戦争に行っていて、帰ってきた家で妻の死を発見したことになるが、この最後のお別れができなかったことが死を受け入れられないことに繋がったのかもしれない。
森崎のこのシーンは間違いなく妻との邂逅であり、最後の別れだった。
彼はそのために目まで差し出したことになるのだろう。
森崎はこの世界に留まる。
彼が地上に戻れば反逆罪となるのだろうが、そもそも狭間の海に飛び込むときにそれを覚悟したのだと思われる。
アスナも初恋のシュンの死を受け入れられなかったが、そっくりな弟のシンとの出会いで、出会いと別れを学んだのかもしれない。
シャクナビマーナの中でシュンとミミとの邂逅が、そうさせたのかもしれない。
あの場に彼女の父はいなかった。
父と会う前に戻るかどうかの選択肢が訪れたのかもしれない。
監督はこの物語の中で死者に対する想いを描いた。
人間は何でも考えつく。
背景の神話や前時代の文明では、死人をよみがえらせることができたと考えることと、それが起きた場合を描いている。
これは多くの作品でも同じように描かれるが、必ず死人は蘇ってもまた死ぬ。
それは、結局そうなった場合の先にあることを想像すれば、今のこの世界が矛盾するからだろう。
生き返った二人にもまた死がやってくる。
この時二人はどうすればいいのか?
物語としては結局これが残ってしまうのだろう。
堂々巡りになってしまうのだ。
だから物語の中でさえそれは許されないものとなっている。
死人を復活させたいという渇望 動機
そこにある純粋な思いと、受け入れなければならない思い。
正邪ではなく、そこにたどり着くまでの過程は、人間にとって重要なんだなと改めて思った。
同時に、死者の復活物語はもう終焉してもいいのではないかとも感じた。
答えはもう出てしまっている。
監督の想いとしては、この部分を昇華しておきたかったのだろう。
とても面白かったが、どうしてもラピュタのイメージは残ってしまった。
恋愛と死 このキーワードが「君の名は」へと続くのだろう。

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R41

4.0門番弱くね?

2023年12月14日
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悲しい

昭和中期頃を舞台としたお話なんだろうか?何とも不思議で悲しい物語である。新海誠はどういった思いでこのストーリーを考えたのだろうね。これだけは言えるが、「誰も悪くない」に尽きるでしょう。皆んなそれぞれ悲しみを背負いながら生きているという事なのか?悲し過ぎるねメインキャラ達は。アスナや先生、シュンシン兄弟、アガルタの人々も何か終わりの無い悲しみの中に囚われた物語なんだろう。

それにしても、一体誰向けのアニメーションなのかな?子供が観る内容じゃないし、馬鹿や心無いアホ共が観るアニメでもない。心に傷を負った人々向けなんであれば、範囲狭すぎかな。ジブリや細田守とは違い、新海誠作品は余りにハッピーエンドが少なく悲しい話が多い。ジブリは勇気を、細田守は元気を、新海誠は…、心の傷を乗り越える為のアニメかな〜

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dj xyz

3.0十数年ぶりの2回目視聴

2023年11月6日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

アマプラで配信最終日なので、久々に観直してみた。前回は(十年以上前)ファンタジー色強過ぎて、ジブリっぽさが鼻について、何度か中断して飽きてた記憶が残ってる。
すずめ体験後に観るとテーマの大きさに気付かされた。(以前の自分に読解力が足りなかっただけかも)
ただし、ジブリ臭さはちょっと強めに感じる。
死者を甦させる、というタブーは古今東西あらゆる神話に出てくるコンセプト。受け容れ難い感情の暴走なのだろうけど、その流れに逆らっても決して成就しない結末となるのが世の常。
(クリリン達の事は別世界と言うことで………)

新海作品の中で1番苦手だったけど、君の名やすずめにもヒケを感じる事のない秀作なのが理解出来た。(ただし、自分の中では5センチが1番だ)

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奇妙鳥

1.0アニメーションのこういう演技が好きっていうのが伝わってくる。 ジブ...

2023年11月4日
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鑑賞方法:VOD

アニメーションのこういう演技が好きっていうのが伝わってくる。
ジブリで見たことある感じのみんなが好きな演技。
そうするとジブリと比べてしまって、ジブリより絵柄?デザイン?が弱く感じた。
他の作品の名前がいくつか浮かぶ。
セリフがつまらないのが残念。
設定は考えられてそうだけど、ストーリーに惹きつけられなかった。
それにしても既視感がすごい…。

真面目で健気で静かに傷つくような女の子好きだよね。
私も好きだけど、まただなと気づきたくない。

これが後のヒット作に繋がる感じはあった。
所々、他の新海誠作品とも似てて、新しいものを新鮮な表現で見たい。

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ティム2

3.0ジブリ感があった

2023年8月6日
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鑑賞方法:VOD

•先生が途中ムスカ大佐に見えた。

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ゆうと

3.5新海作品の中では一番好き

2023年7月25日
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楽しい

興奮

タイトル通り。
確かに全般に流れるジブリ感あふれるテイスト!
ジブリに思い入れのある人ほど
あれれ?と感じること請けあい。

ただ、私がこれを新海作品の中で一番好きなのは
ファンタジーだから多少、首をひねる事でも
まあそういう世界ってことで、と
強引に流せるから。

加えて気持ち悪い自分の内面しか見てない
少年がメインではないこと。

少女が主役だからか、やたらとウジウジせずに
話が展開していくのが
良かったのかもしれません。

ただしいつも最後のツメが甘い。
どんでん返しがないとしても
その終わりに落ち着いて満足した、て
感じられるだけの何かがいつも無いのだ。
主役が思い悩んでいても、ほとんど相手との
直接のやり取りがなくて、
主役の気持ちの中だけでよく分からないうちに
解決したわー。
というのがだいたいお約束のパターンですね。

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こまめぞう

1.5ケガレダ・クウッ・・っ何処かで見た様な作品。

2023年5月20日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

萌える

内容は、命についての新海誠なりの監督作品。主人公アスナと臨時担任森崎先生との自分自身の寂しさを理解する為に、命の根源があるという地下世界に旅をする物語。???簡潔すぎてご都合主義の説明不足が半端なく、またもや観客置き去り感動巨編に感嘆します。印象的な台詞は『ケガレダ・クウッ』地下世界の影の様な物に主人公が食べられそうになる場面。既視感がありすぎて困ります。そうジブリのそれです。他にもハイジ・コナン・母を訪ねて・ナウシカ・ラピュタ・トトロ・魔女宅・もののけ・ハウル・千と千尋などを彷彿とさせながら必要以上に美しい景色には驚きました。印象的な場面は『存外役にたつかもな・何かあるはずだ・ここはケツクァトルの墓場か?まだ代償が足りないか?』など説明台詞が多く既視感が凄かった所です。印象的な状況は、もう一人のキーパーソンである森崎先生の葛藤です。何だか戦争の生き残りで奥さんを亡くして10年後も忘れられるず海外から帰ってきた政府の秘密組織の人間で、地下世界との人と普通に話せたり何故か主人公にそっけない。どれどけ設定盛るんですかって感じで結局詳細は分からない感じが凄い。最後地下世界のアガルタで生きる決心をしたというお決まりの諦観が何とも置いてけぼりを誘います。タイトルにも星(いのち)を追う子どもにも触れますが、違和感ある人も多いのも納得してしまいます。子供ではなく子どもで、子供はそれ程出てなくない?!シュン君の喪失感処理と父親の喪失感処理が簡単過ぎて怖かったです。なにわともあれ迎合的で短絡的なので、命について如何いう事が伝えたかったのかが不明瞭で作家性の暴走も抑え気味な所は、もっとぶっ飛んだ感じを希望したいです。

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コバヤシマル

3.5いい話だけど、ジブリっぽさが…

2023年3月5日
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鑑賞方法:VOD

『すずめの戸締り』で新海監督のファンになり、

似た世界観を持った映画と知ったので観ました。

少しだけ、似た世界観を感じました。

純粋さ、人間の愚かさ、を描いているように感じました。

キャラクターは、主役の女の子と、お母さんは、新海さん、それ以外はジブリ。

風景は、新海さん。

脚本は、半々。

って感じです。

新海監督のトコは、以前ジブリで働いていた人達が多いらしいけど、

ジブリ色が濃厚すぎて、ジブリ×新海監督が変な感じ…

序盤の、世界観、展開、の方が、新海監督らしくて好きだし、そっちを観たかった。

徐々に冒険活劇に変わっていきます。

悪くないけど、うーん…

少しだけど、イザナギやイザナミの話が出てくるのは新海監督らしかった。

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RAIN DOG

3.5悪くは無いが、既視感がすごいw

2021年8月31日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

多くの人がコメントされている通り、ジブリの影がどうしても見え隠れしてしまうw

新海作品を少しずつ観てきた自分としてはもう少し恋愛を期待していたが、どちらかというとラピュタに引っ張られている感が非常に強い。

またジブリ作品のキャラクターに非常に似通ったキャラが次々と出てくるので既視感が半端ないw

作品としては冒頭から説明もなくファンタジーなカラーが強く、ジブリはここらへんが上手く観客を連れて行ってくれるが、今作は比較的、客を置き去りに行ってしまう感がすごかったw

しかし徐々に話を理解していくと面白いのだが、丁寧な導入を経ての流れだともっと入り込めて良い作品であったと感じた。

また明日菜にあまり感情移入ができずにそこも少し残念な部分かな?と。
お母さんとお父さんの話ももう少し掘り下げてくれれば引き込まれたのではなかったか?

しかしながら2時間みっちりの作品でもあり、かなり冗長に感じられた。また特に目新しい展開も少なく、地下世界なのに太陽があるの?とかオーロラも出てるのか?等の設定にモヤモヤしてしまった。

テーマとして人の死というものも取り扱っており、大事なものや大切なものを失ったことがある人には心にくる内容でもある。作中のセリフにも素晴らしい言葉が散りばめられていた。

映像は安定の美しさでとても素晴らしいが、やはり新海作品の「心の描写の上手さ」をもっと観たかったと思った。

ファンタジーや冒険譚のような作品も楽しいではあるが、それならもっと振り切った作品もみてみたい。

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ポップコーン男

2.5新海ファンだけにおすすめできないw

2021年8月3日
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鑑賞方法:映画館

新海誠の新作、ということ以外の事前知識なしで見に行ったのだが、ファンタジー色が強くてびっくりした。

ストーリー展開はまぁまぁだったので
ジブリに酷似したキャラデザインが残念でならない。。
違う絵柄だったら、もう少し違う印象になったんじゃないかな。

良くも悪くも、 ジブリの影響ってすごいな と思う。
こういうファンタジー作品の場合、観客も ジブリの先入観ありで見てしまうのは当然のことで。ここまで似てるとますますその先入観を拭いきれないまま、共通点をついつい探しながら見ている自分がいた。
新海誠がこれを映画化する意味あんのか と思ってしまった。憧れなのかな。
キャラデザインを抜きにしても、もう少し突き抜けて欲しかった気もする。

とはいえ、手の届かないものを追い求め、恋い願い、
自分の存在を追い求める登場人物達のその姿勢、
ロマンチスト&ナルシズム満開なところはやはり新海誠的でした。

彼の絵の美しさは、現実のものを表現した方がぐっとくる。
見慣れた風景のはずなのに、 新海誠のフィルタを通すとなんでこんなにも美しくみえるんだろう。
というキラキラ感が、本作ではあまり感じられなかったような。。

本作も、現実世界の絵の方が、美しかったな。線路とか。

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sannemusa

3.5【物語として】

2021年1月6日
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シンが、殺してくれと請う森崎に対し、
「お前は、喪失感を抱えて生きていかなければならない」
と言うが、喪失感を抱えながら生きることは、人間の最も人間らしい部分ではないのかと思う。

だから、亡くなった親族や仲間を、死者を、手厚く葬ったり、敬ったりするのだ。

おそらく、こうしたことは、ホモ・サピエンスにしろ、ネアンデルタール人にしろ、宗教感の原型となったもののはずだ。

しかし、その喪失感が大きければ大きいほど、再び会いたいという思いは募り、更に、人間は死後の世界を作り出したのではないだろうか。

そして、現世と死後の世界を繋ぐルートを思い浮かべたり、死後の世界から愛する人を連れ戻したいという欲求が生まれて、様々な物語が生まれた。

日本では、この映画でも出てくる古事記の「イザナギ、イザナミ」の物語だし、「燃ゆる女の肖像」でモチーフとして語られる「オルフェとユリディス」は、オペラ作品として知られているが、ベースはギリシャ神話だ。

もうひとつ、シンが、自分や明日菜を助けた老人に対し、立ち去る際、
「アガルタは、人の命の儚さを知り過ぎているが故に滅びようとしているのではないか」
と言うが、これにも、どこか奥深さを感じたりする。

僕は、田舎のお寺の血筋で、般若心経の他にも少し長いお経や、いくつかの陀羅尼や真言などに、諳(そら)んじられるものもある。

そして、宗教としては、基本的には仏教が好きだ。
ジャレド・ダイアモンドが、仏教はどちらかというと哲学に近いのではないかと言っていたのを思い出すが、そんな要素も理由だろうか。

だが、仏教は内なる和を求める割に、社会とどう関わるかという教示は極端に少ない。

それは、価値観も含めて常に移り変わる世界にあって、人は、それに折り合いをつけて生きなければならないという般若心経の根底にもある哲学だとは思うし、移り変わることを拒否していては、決して生きていくことはできないのだというメッセージでもあるように思う。

こう考えると、この明日菜の冒険譚は、実は宗教的だし、ジブリとはちょっと違うなと思う。

亡くなった大切な人や、別れた好きな人、なかなか会うことが叶わない友人や知人を想うことは、実は内なる自分自身と向き合うことだと思っている。

僕の大学のゼミの恩師が、亡くなった友人が時々、アドバイスをくれると言っていたのを覚えている。

僕達は喪失感と折り合いをつけながら、ノスタルジーを抱えながら、前向きに生きていくのだ。

ただ、今、僕達が折り合いをつけなくてはならないのは、喪失感だけではないだろう。

分断や、環境、持続可能性などもそうだ。

こう考えながら、ジブリの作品と並行して観れたら良いのではないだろうか。

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ワンコ

2.5SF的なアピールは無いので、ファンタジーと捉えた方が良いと思う。ま...

2020年12月31日
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鑑賞方法:TV地上波

SF的なアピールは無いので、ファンタジーと捉えた方が良いと思う。また、淡々と話が進み、感情移入する様な演出も感じられない。

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でかチワワ

1.5話として単純におもしろくなく、楽しくない

2019年12月29日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

寝られる

新海誠。
君の名は。がヒットしたから良かったものの、
こういう駄作も過去の力量不足こら生み出されたのかと気付かされる。

アニメの原点が欠落しいるからだろう。
絵が上手い事は認める。
ただそれだけ。

タイトルにある星を追うって最後まで意味不明。

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零式五二型

2.5ジブリ感

2019年9月25日
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キャラクターの動き、食べ方、セリフ…
見慣れたジブリそのもの。
ゴリゴリのファンタジーで、世界観は良かったと思います。
映画というよりRPGにありそうな世界。

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yossyporky

5.0またみたい!

2019年7月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

まず幻想的な風景や音楽がとてもよかった!ところどころジブリを思わせるようなところがあったがちゃんとジブリとは別のものになっていると思いました。色々考えさせられる映画でした。またみたいです

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うり

2.0ダメ。

2019年3月22日
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宮崎駿に対するゴマスリ映画か?影響受けすぎで、どこかで見たような感覚に染まってしまっている。ストーリーも途中失速してしまっている。
ただ・・絵(背景)はうまい。とくに色使いが良い。

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タンバラライ

4.0想像以上の秀作

2019年2月14日
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鑑賞方法:TV地上波

確かにジブリ色一色だがこれを経て大きく飛躍したことがわかる作品。十分楽しめた❗

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mark108hello