127時間のレビュー・感想・評価
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いっ・・・痛い・・・。
2003年4月25日、アーロン・ラルストン(ジェームズ・フランコ)は、ユタ州のキャニオンランズ国立公園へ出かける準備をしていた。
その準備中、妹から電話が入ったが、それを無視してそのまま車で出かけていった。
翌朝、自転車に乗り換え目的地へ急いでいたが、途中で道に迷っていた女性2人組を見つけ、ガイドを申し出た。
楽しい時間はあっという間に過ぎていき、女性2人は別れ際に アーロンをパーティーに誘いその場を去った。
その後アーロンは目的地でキャニオニングを楽しんでいが、突然岩が崩れ落ち アーロンもろとも深い割れ目に落ちてしまう。
その時 アーロンの右腕が、岩と壁の間に挟まれてしまう。
大声で叫んでも、周りには誰もいない。
ナイフで岩を削り、脱出を試みるも
岩を削れば削るほど、その腕に重くのしかかってきた。
彼は持っていたビデオカメラを回し、状況を記録し始めた。
食料も乏しく、ボトルに入った水も残り少なくなり・・・幻覚のような症状も出始めた。
そして、今までの自分がしてきたことが 全てここに(孤独に)向かわせていたのではないかと思うのだった。
作品の中には、ほとんどジェームズ・フランコしか出てきませんが
ワンシチュエーションにしては 飽きずに観ることができました。
回想シーンや幻覚シーンなど取り入れ、極限状態にもかかわらず あまり重さを感じませんでした。
とはいえ・・・
アーロン・ラルストンさんは、どうやって脱出したのでしょうか・・・。
ドキドキしながら観入ってしまいました。
やっぱり生き物って、「生(せい)」に対して もの凄く執着するんだなーって思いました。
自分だったらどぉするのかな?
アーロンと同じことするかな???
究極だよなー・・・・・・・・。
ちなみに彼は今でもキャニオニングを楽しんでいるそうです。
出かけるときは、必ず行き先を書いたメモを残して・・・。
"助けて!"の一言で、絶対見たこと後悔しない!
映画の魅力は何?って聞かれたら、最後の主人公の“助けて”!たったこれだけ伝えられれば、いくらだって話せるよ。それほど最後の台詞に宿るパワーは尋常じゃなかったから。
ほぼ一ヶ所が映画の舞台で、しかも主役一人だけ。ここで敬遠出るかもだけど、そこで避けたら勿体ない。どれだけそこに注ぎ込まれたテクと心が素晴らしいか!
『ザ・ビーチ』とどこか通じるテーマを手掛けたダニー・ボイルが『スラムドッグ$ミリオネア』の素早いテンポをここでも見せて、主役演じるジェームズ・フランコの熱演サポートしてるから、耐えた先の“感動”がより一層沁みてしまった。
ただこれから見る人は、ショック描写が多少あるのを覚悟したうえで見て欲しい。“決断”シーンで“右腕”あたりに違和感襲われる可能性あるから。
最近見た『ゼロ・グラビティ』と同じ“生への渇望”の物語で、だけど違った良さがあって、生きてることに感謝する…。そういう映画になってますので、落ち込んでる方良ければ是非!
自然の過酷さ
希望を貰ったんだなあ。
これが実話とかヤバすぎでしょ
映画の予告見てからとかストーリーとか読んだりしてると結末が予想できてたけど好奇心で見てしまった…
目を覆いたくなる場面が多くて私は直視出来ませんでした。
グロテスクなのが大丈夫な人は大丈夫だと思うけど、苦手な人にはオススメ出来ませんね…
ただ…主人公(アーロン)の演技は見張るもんがあるし、場面と挿入曲の何ともいえない臨場感は素晴らしい。
なにより助かって良かったね!って思う
極限
ほぼ良作
やっぱダニーは動きでしょ
見て思ったことは「ダニー・ボイルの映像演出で大自然を舞台にした動的な映画を見てみたくなった」ということです。
何故かというと、岩に挟まるまでの映像の連なりが見ていて非常に楽しかったというのが1つあります。
まずスプリットスクリーンを使ったオープニング映像(音楽もイイ)ですよね。某U丸さんが『最強のふたり』はオープニングだけで作品全体に良い印象を持ったと言っていましたが、僕の場合はこれがそれです。めちゃくちゃカッコイイです。この作品における僕にとってのクライマックスです笑
次に出発準備のシーン。作品への期待も相俟って、とてもワクワクしながら見ていました。持っていくものを色んなアングルでテンポよく見せてくれて楽しい。
夜が明けて岩に挟まるまでなんですが、ここは単純に私が見たことのないアメリカの峡谷を観光映画として楽しんでいたというのが大きいかもしれません笑
で、もう1つ、岩に挟まってからなんですが…。序盤はまだ僕が以前見た映画『リミット』で見たかったもの、つまり手持ちの道具を駆使してなんとか脱出を試みるというシークエンス、を見られたので楽しかったんです。が、しばらくして頑張る元気がなくなってくると内的なシーンが増えて退屈になっちゃったんですよね。解決法も結局それかいっていう。実話を元にしてるので想像の上を行かないのは仕方無いんですかね。
やっぱりダニー・ボイルは『トランス』やこれみたいに難しいことやらずに、『トレインスポッティング』や『スラムドッグ$ミリオネア』の子供時代にみたいに、カッコイイ映像と音楽に合わせてキャラ走らせとけばいいのにって思いました。
すごい表現力
岩に腕を挟まれて127時間、たったこれだけのこと(動きがないという意味で)からここまでの表現をするのがほんとにすごい。食欲、孤独、性欲、後悔、懺悔、そこからの足掻きは圧巻。何があってもアーロンさんに比べればこんなもの!と頑張れそうになるそんな映画。
登場人物はアーロンほぼ一人、冒頭で出会う女性二人とアーロンの回想に出てくる家族や同僚、昔の恋人なんかも数分ずつ。
一人芝居見事です。喉の渇きから徐々に追い詰められて行く、その様は分かるのに全く悲壮感がなくて、むしろどこか笑えてしまって、その心理を細かく描いてたことにも驚いた。正直ここまですごい映画だとは思ってなかった。
ドキュメンタリーすぎない作りが爽やかなラストに持って行ってくれて衝撃のシーンの苦しみを忘れさせてくれる。
孤独って怖い、自由ってすごい、それからやっぱりこの経験をして笑って済ましているアーロンという人物がどれだけ凄いのかを映画を通して表現していたのがすごい。
痛いシーンがあるけど苦手な人は是非目を瞑りながらでも見て欲しい作品。
ラストの音楽がすんごい好き。
すぐそこにある危険を思い起こす作品。
個人的には色々と考えさせられた作品。
レビューでも自業自得ってかいtええる人もいるが
こういう日常に潜む偶然が生む危険は存在する。
その時に生きるという目的の為、ここまで覚悟して
行動できるのだろうかと自分に問うてみても
正直、自信がない。
観る者にとってそこまでの感想を問いかける主人公の演技力。
メッセージを画面を通じてぶつけてくる、ジェームズ・フランコの
その俳優としての魅力と監督のダニー・ボイルが素晴らしい。
実話の映画化なのだがまさしく小説より奇なりを見ているようです。
人生のちょっと調子がいいときに自分をもう一度見つめなおす、
そんなときに観てほしい映画です。
ただ、人によってはラストシーンへの感情は色々でしょう。
私は正直に助かってよかったという安ど感でした。
秀作ですね!
自業自得
心にも体にもイタ~イ映画!
登山映画だと思っていたので、タイトルバックから驚かされた。三分割のスプリットスクリーンだし、都会の雑踏が映し出されていたからだ。てっきり大自然の俯瞰映像から入るだろうと思っていたので、ビックリ! さすがダニー・ボイル監督、のっけからこちらの予想を裏切ってくれる。音楽も全般的に快調だった。主人公が山へ向かうまでをトントン拍子に観せてくれる。そして事故が起きる。やっとタイトルが出る。タイトルが出るまでが長かった。実話ということなので、本当に「事実は小説より奇なり」だなと思った。たぶんビデオ映像が残っていたので、映画作りに役立ったんだろうなぁ。自分も春から秋だけだが登山を楽しんでいる。でも登山届を出したことはない。自分だったらどうするか、何ができたかを考えながら、映画を観続けた。主人公の決断はすごい。私にはとてもできそうにない。人間って死ぬ前にそれまでの人生が走馬灯のように頭をよぎるって言うけど本当なのかなと思った。その時、自分は何を思い出すのだろうか? 悔いのないように生きたいと改めて思った。
たかが物でも異様な存在感に
さすがダニーボイルさんという感じで、ワンカットワンカット壮大で印象に残るものばかりでした。岩に挟まれるシーンから出てくるロープや水が監督の腕によってとても存在感を感じ、それらがいかに重要なアイテムなのか身に染みてきます。それぐらいこの作品はインパクトのあるシーンが多く、人間や動物、そのほかのモノに生命力を感じずにはいられなかったです。
それになんといってもジェームズフランコさんの演技はとても上手で、基本彼一人のシーンが多いけど何の不満もなく退屈することなく見ることが出来ました。他の登場人物が少ない分、彼はそれらを見事に補っていると思います。
・・・後どうでもいい話なんですが、あるシーンで主人公がオレンジジュースを想像したとき、私の口の中にオレンジジュースの味が広がった気がしました(笑)
人間の生命力の強さを感じた
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