「やっぱり難しい、でも気持ちいい」ゴダール・ソシアリスム あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱり難しい、でも気持ちいい
2010年スイス・フランス合作映画。102分。2011年10本目の作品。フランスの奇才ジャン・リュック・ゴダールの長編最新作で、一説によると最後の作品になるとか。
内容は:
よく分かりません。
ゴダールの作品を観るというのは、自分にとっては感受性の活性化が目的。この人の映画というのは、どうして意味が難解なのに心の琴線に触れ、泣けてくるのでしょう。
他者をよせつけないほどに圧倒的なスタイルから繰り広げられる彼の作品は、形式にとらわれなくても人間の心に何か共通の価値観があることを気づかされる。理屈やテクニックじゃなく、そんなことが瑣末に思えるくらい心が振るわされます。
これが人間愛ってやつなのかな。
むずかしい。
でも、また観たい。
そんな作品でした。
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