「よかった」僕たちは世界を変えることができない。 But, We wanna build a school in Cambodia. Miya Vivaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0よかった

2020年4月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

向井理、松坂桃李、窪田正孝、柄本佑。
今はそれぞれに、日本のドラマや映画で主演を演じる素晴らしい役者さん4人が、大学生を演じた作品。

"カンボジアに学校を建てる"

自分自身の大学生時代を振り返り、そのような事を考えたことも無かった私からすると、世の中にはこんな事を
考え、実行に移した学生がいたことにまず驚いた。

カンボジアについて全くと言っていいほど知識のない私はこの映画を通して少しだけ歴史を知ることができた。

ガイド役の方の話を聞いていた彼らの表情がとても印象的で、後からこれが演技ではなく、実際にガイドしてもらっていた時に回して撮ったと知り納得。

経済的に豊かで、過去には悲しい戦争を体験したことのある日本に生まれ育った自分達が、今当たり前のように過ごす毎日にもっと感謝できれば、世の中はもっと変わるだろうなと思う。

ボランティアという語源は、volcanoと聞いたことがある。Volcanoとは火山という意味です。

誰かを助けたい、誰かのために何かをしたい、そういう気持ちが火山のように溢れ出して、いてもたってもいられなくなって行動したからなんだそうで。

自分1人では何もできないけれど、同じ思いをもった人達が集まって行動した結果、劇中の彼らは目標を達成出来た。

子供を持つ親になった自分は、なによりも"教育"の大切さを感じる。
世界中にはまだまだ、学校に行きたくても行けない子供たちがごまんといる。

映画の中に映る、カンボジアの子供達の笑顔が、本当にキラキラしていて、その笑顔にこちらも笑顔が自然と湧いてくる。

何かを始めるのに遅過ぎるということはない。
そのことを改めて思い知らされた。

世界を変えられなくても、誰かの役に立つことを自分からやっていきたい。
地球に住む人の笑顔が一つでも増えるますように。

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