天国からのエールのレビュー・感想・評価
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深みがない。あまりに表層的。 いじけてた奴があっさり復帰、阿部寛も...
深みがない。あまりに表層的。 いじけてた奴があっさり復帰、阿部寛もなんとも簡単にご◯◯。そこが大事だろうってとこが、描ききれていないため感動できない。 桜庭ななみがかわいすぎるのと、ミムラのいい嫁感でなんとか成立(笑)実話ってのは素晴らしい。 J:COM
【”癌に罹った弁当屋の男が、献身的に無名の高校生バンドを後押しした理由。”中堅ベテラン俳優とブレイク前の若手俳優のコラボレーションが素敵な作品。】
■アヤ(桜庭ななみ)やユウヤ(矢野聖人)、カイ(森崎ウィン)ヨシキ(野村周平)らの音楽好きの高校生にとって、演奏の練習が出来る場所探しは大きな問題。 そんな若者たちの声を聞いた小さな弁当屋を営む大城陽(阿部寛)は、彼らに対し、”挨拶をキチンとする”など数か条の条件付きで自宅を改装したスタジオを無料で貸し出すことにする。 その矢先、大城の体に異変が起きる。 ◆感想 ・実話に基づいた作品だそうである。 ・大城陽は且つて、音楽で生計を立てようとしていた友人をなくしていた故に、沖縄の若手高校生バンドを熱心に支援していくが・・。 <今作で、高校生バンドのメンバーを演じた方々は、当時ほぼ無名であった。 だが、彼らの努力もあり今や数名の方は若手邦画俳優を牽引する立場にある。 阿部寛氏の渾身の演技が若手俳優の道を切り開いた意味でも、有意義な作品であると思う。>
実話の感動
私財をなげうって若者に協力する姿は感動的。しかも自分の体調を顧みず、ここがすごい。ただ、それ以上でも以下でもない感じが残念。阿部寛の個性が際だってしまいすぎだから?
実は若者におにぎりやオードブルをご馳走する母や妻の方がすごい。事実なら家計のやりくりや食事の準備とか、こっちの方が気になる小市民でした。
実話はもっと感動的であったのでは
ストーリー展開やキャスティングに重みとかリアリティが薄い。阿部寛さんも桜庭ななみさん自体はとても良い俳優さんだと思うのですが、この内容に持ってくるのは・・・ 映画を観終わった後に実話をベースにした話だと知りましたが、これであれば外国映画の「based on a true story」のような前フリをしてしまって、もっと重厚な内容にした方が良いと個人的には思いました。
仲宗根陽の夢
本部高校、もとぶ野毛病院と健気で献身的な妻、美智子…そして、耳触りがいい訛りと方言…e.t.c最後は涙なしには観られませんでした。桜庭ななみの可愛さもとても良かったです。感動の実話傑作です。
高校生らにインパクトを与えた行動力
阿部寛扮する沖縄で弁当屋を営む「にいに」こと大城陽は、弁当を買いに来る高校生らがバンドの練習する場が無い事を知り店のガレージに借金までして私財で手作りのスタジオを作って貸し出す事にした。簡単にムリなんて言うなとにいには口にした。 単なる美談話ではなく、命をかけて高校生らにインパクトを与えた行動力は素晴らしかった。スタジオを使う条件も人としての礼儀を大事にしろと言う事だった。高校生に夢を持たせる力は根性も体力もいるね。
自分の映画史上最高の作品
この映画を観て人生の素晴らしさ、生きていることの素晴らしさ、全ての人への感謝を教えてもらいました。
最後の歌唱シーンでボロボロに泣きました。
「人にはやらなきゃいけないときがある」
「何とかなるさ」
本気で叱ってくれた。
本気で愛してくれた人の実話です。
イロイロ残念
いつもの通り、前情報ゼロで視聴。 タイトル見て、弁当屋の親父がスタジオ作り出した時点で最後が読める。。 なので関心事は、弁当屋の親父と子供達が、どうやって気持ちを通わせていくのかにシフト。 でも残念ながら、深いエピソードも大きな試練もなく、トントン拍子に話は進み、ニイニイという呼び名もピンと来ないまま話が終わってしまった。。。 今見たら実話を元にしてるらしく、だから、薄っぺらいのか。。と納得。現実は、もっと生々しく、もっと人間味に溢れていたに違いない。
映画化でさらに美談に作りあげた?
実話は知りませんが、映画化で事実をさらに美談に作り上げた印象でした。 創作ではなく、実話が元だと知り驚きました。主人公がしたことは、本当に素晴らしいです。 でも、素敵な実話なのに、伝え手が上手ではなかったために、おもしろく感じられなくなってしまったように思います。 不要なシーンが長く、必要なシーンが短いと感じます。 高校生も、あっさり改心し過ぎてるように思いました。 主人公が関わったことでの高校生の変化をもっと出してもよかったと思います。準主役なのに、弱いと思います。 高校生たちに練習場所を作ってあげるだけではなくて、立派な大人になれるように、マナーやルールを教える姿は尊敬しました。 しかし、妻子がいる主人公なのに、治療を放棄して高校生を応援することを美談とするのには、疑問に感じます。 病気の状態で、人のためにするのは素晴らしいことだとは思いません。 治療を放棄するほど、高校生を応援しなきゃいけない状況のようには思えませんでした。 本当にこれが高校生のためになるのか疑問です。子供に重い荷物を背負わしてしまったと思います。 他人のために、こんなに出来る人は素晴らしい。でも、他人のために、残される家族を考えず、治療に専念しませんでした。 それなのに、素晴らしい映画というのは悲しいです。
若者の良き指導者
総合65点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:65点 ) 挫折を経験して目標を見失いそうになった若者のことたちをほうっておけない。それは自分がまた若きころのいろんな経験があって、彼らのことがそんな自分と重なっているから。「挨拶をする」「赤点をとらない」など、音楽だけでなく彼らの生き方を導く主人公を阿部寛が上手く演じた。このような貴重な経験を若者に持たせてくれた人物には好感が持てる。劇中で演奏される音楽は決して洗練された上手なものではないが、そこもいかにも発展途上の高校生らしくていい。 反面、若者たちの存在感が弱い。どんな人たちがいてどんなふうな困難にぶつかっていたのか、彼らの背景の描き方があっさりとしていて人物像がもうひとつ浮かび上がってこない。たくさんのバンドがスタジオを使用する中で中心となるバンドが一つだけ登場するが、演出のせいなのか演技のせいなのかその人たちのことすら生き方や性格があまり伝わってこなかったし、それもあって若者たちと主人公との関係が深く掘り下げられていないように思う。主人公が何をやったかだけではなくて、プロになって成功するかどうか以前の話として、それに対して若者たちがどうなったかがもっと描かれて良かったのでは。
子供たちの夢を信じる頑張る姿を見てほしい
阿部寛が格好いい。自分の過去の友人の夢を子供たちに託すでもなく、ただただひたむきに歌を歌う彼らに自分の時間を切り分けていく。青春。告知されたときの階段を降りるシーン、スローになる演出が好きでした。
ありがとう、ニイニイ
弁当屋を営む傍ら、高校生バンドの為に音楽スタジオを創設した故・仲宗根陽氏の実話を元にした、沖縄を舞台にした感動作。 何と言っても、仲宗根陽氏(映画では大坂陽という名だが)の姿に胸打たれる。 夢見る若者たちの為に手作りで借金してまでスタジオを建設。しかも、使用料無料。ご飯食べ放題。 だからと言って何でもかんでも自由ではなく、挨拶をする、ルールを守る、礼儀を重んじる、勉強を優先する、人の心の痛みが分かる人間になれ…などなど、人としての基本も教えていく。 その教えを受け、若者たちも成長していく。 無料なので儲かる訳ではない。かと言って、見返りを求めている訳でもない。 自ら頭を下げて地元のラジオ局に売り込むなど、何故そこまでして若者たちを応援するのか。 陽にはプロミュージシャンを目指しながらも事故死した友人が居た。だからこそ、プロになる夢を追いかける若者たちを放っておけない。 友の夢、若者たちの夢が、自分の夢。 面倒見が良く、熱く、厳しく、優しく、真っ直ぐ。若者たちの基盤を作り、自ら率先してお手本になる。 俗な言い方だが、これが大人として人としての在るべき姿であると教えられる。 バンドが軌道に乗り、陽と若者たちの絆はかけがえのないものになっていく。 その矢先、陽の癌が再発し…。 癌に蝕まれていく役を演じる為減量するなど、阿部寛が熱演。仲宗根氏の思いを体現している。 陽を“ニイニイ”と呼び慕う女子高生アヤを演じた桜庭ななみは生歌も披露。涙ながらに熱唱するライブシーンはグッとくる。(そして、自然体な演技がキュート) 仲宗根氏が遺した“あじさい音楽村”。 多くのスターを輩出し、主題歌を担当したステレオポニーも“あじさい音楽村”出身。仲宗根氏への感謝と想いを込めた主題歌には目頭が熱くなる。
エールは続く…。
世の中にはたくさんの偉人がいるけれど、
弁当屋のおじさんが(すいません)子供達のためにここまでやるのか、
と話を聞いただけで涙が出てしまう物語。
そしてそんな偉人がどうして、こんなに早く亡くなってしまうのか。
理不尽だし、神様あんまりだ…と思うのだが、運命は計り知れない。
彼をニイニイと慕った高校生たちも、彼のことを大好きだった家族も
天国から見守られて元気に生活を、音楽活動を、続けているそうだ。
モデルとなった仲宗根陽さんのドキュメンタリーを少し前に見たが、
子供達を見守る「目」がとても温かく厳しく優しかったのを覚えている。
人生に大切なことを教えてくれたのは(私もそうだったが)
教科書に載っている偉人ではなく、身近な他人だったりする不思議。
身内でもなく友人でもなく恋人でもない、もちろん先生でもない^^;
赤の他人が親身になって力を貸してくれるその理由ってなんだろう。
学校内でも町中でも、音がうるさいと言われバンドの練習ができない
高校生を見かねた弁当屋の主人・大城陽(阿部寛)は、自宅の空き地を
自費で改装、無料で彼らの練習スタジオとして貸し出すことを決める。
その背景には、昔親友だった友だちの「死」が絡んでいるようなのだが…
家族に相談もせず計画を推し進めた陽だが、彼の強固な意志に負けて
妻や母も無料で弁当をふるまい、高校生バンドを応援する。やがて、
その無料スタジオ「あじさい音楽村」がラジオやテレビで取り上げられ、
ますます夢に近づく高校生たち。陽は身体の不調を隠し応援するのだが…
実話というだけでつい感傷的になってしまうものの、若者達が夢を追う
姿がとてもまぶしくリアルに描かれて好感が持てる。
今時の若者には夢がない、と言われるが(すごく寂しいよね、それって)
○○になりたい!って普通は心のどこかで一度は考えることだよなぁ。
どうせ頑張って夢を追ったところで…と、今の社会の在り方を嘆いたら
キリがない現状なんだけれど、それでも!やはり若さが持つエネルギー
は果てしないものだ。ダメもとでガンガンぶつかって欲しいなぁと思う。
私らのような大人は、それを応援してあげないといけないんだ、本当は。
ベタな熱血ぶりが映える阿部ちゃん!とてもいい熱演を観せてくれる。
妻・ミムラも素晴らしい奥さん、バンドボーカルの桜庭ななみも等身大。
仲宗根さんは夢半ばで倒れ、総ての成功を見納めることが出来なかった。
しかしその夢はまた高校生達に引き継がれ、次の飛躍へと繋がっていく。
「あじさい音楽村」出身のバンド、ステレオポニーのエンド曲が胸に響いた。
(誰かの役に立てる自分でありたいと、こんな私でも常に思っております…)
子供たちが生き生きできて、将来の夢を見れる環境
今の子供たちを育てる環境を見直さないと....と、考えさせられる映画でした。 そういえば、今の子供たちは何をするにも窮屈な時代なのかな? 借金までしてバンドを練習するスタジオを地域の子供たちに提供し、不良の溜り場にならにならないように、節度を持って学業も疎かにならないようにきちんとしつけを.....さらに影では、子供たちの夢であるプロになれるように自らの癌である体を犠牲にしてまでの奔走......なかなかできることじゃありませんね! 「挨拶をすること」「赤点を取らないこと」「人の痛みがわかる人間になること」.....どんどん決まりごとが増えて、普通なら子供たちは離れてしまうと思いますが、にいにと慕ってついてくる関係......良いですね! この映画は、実話に基づいているようで、志半ばで亡くなられた仲宗根陽さんの意思が奥様や子供たちに受け継がれているようで嬉しいです。 阿部さん.....久々の嵌り役でよかったです。 ミムラさん.....一見わがままな旦那を理解し支えてくれる素晴らしい女房.....合ってました.....。 沖縄のおばあですか?.....吉田妙子さん......良いですね!
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