「主演二人、音楽、序盤は素晴らしい」モールス kuさんの映画レビュー(感想・評価)
主演二人、音楽、序盤は素晴らしい
まず主演の二人は素晴らしい。
アビーのどこかいつも物寂しげな表情、オーウェンもあの若さでもう世界を諦めているかのようなくたびれた感、ウィキペディアには二人のケミストリーを称賛され・・とありますが、その通りだと思います。
徐々に変わっていく二人の関係も胸をちくっとされるようなものがあり、良かったです。
序盤も緊迫した空気で、病室のシーンからアビーが登場するシーンまで、画面にくぎ付けになります。音楽も良かった。
けれどまずアビーの変貌のシーンでおや?と感じました。
CG・・・いらなくない?別にそういう設定なのだからおかしくないのかも知れませんが、それまでの映画の雰囲気からいきなりぶっ飛んだ感じがして、個人的にはCGは使わないでほしかった。
お父さんの顔が見えたシーンも、見えないままの方がミステリアスでよかったような。映画の雰囲気的に謎のままの箇所がもう少しあってもよかったのではと思います。
それから中盤からは明らかに序盤よりも「これいる?」のシーンが多くなった気がして、時間いっぱいにのばすための時間稼ぎ感がありました。
最初がプラス点から始まっただけに、どんどん自分の中で減点されていってしまって、観終わるころには最初の期待値はどこへやらという感じ・・・。
116分長く感じました。
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