「この世に邪悪なものは存在するの?」モールス タニーさんの映画レビュー(感想・評価)
この世に邪悪なものは存在するの?
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面白かった。
少年と少女のピュアなホラーものかなーと思っていたら全然そんなことはなく、女の子が用意周到に少年を取り込んでいくのが怖くてよかった。少年は女の子の部屋でパズルと古い写真を見てそれに気づいて一度は逃げおおせる。離れて暮らす父親に「この世に邪悪なものは存在するの?」と訊くがまるっきり取り合ってもらえなくて涙するシーンが切なかった。
ただ、少年の日常が1ミリも救いがないのでラストの選択がまったく後ろ髪を引かれない感じなのはいいのだろうか?例えばお母さんはちょっといいところもあって別れが辛い・・・というほうが葛藤があってよりグッとくる気がするんだけどな~と思ってしまった。
女の子が老人に人殺しをさせるんだけど、自分でやったほうが早いし手際もいいのに・・・とか、思春期の男の子の性の目覚めみたいなシーンがいくつかあるのに女の子が半裸で布団に入ってきても普通にしてるところとかはユルさを感じた。
あと本筋とは全然関係ないのだが2人が「Ms.パックマン」で遊ぶシーンがあって、この前に観た『ハングオーバー2』でも「Ms.パックマン」が出てきたので不思議な感じがした。
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