劇場公開日 2011年4月29日

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「永作博美さんの演技は凄く引き込まれる、物語としては好みではなかった。」八日目の蝉 にんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0永作博美さんの演技は凄く引き込まれる、物語としては好みではなかった。

2019年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

子供を誘拐された相手の奥さんは永作博美に暴言をいうなどあえて悪い人に描かれている。もし現実だったら、被害者なんだから、きっと相手の奥さんに同情し、相手の奥さんの肩を持つと思う。誘拐し親子の時間を奪った永作博美さんを許せないと思うと思う。しかしこの物語は、誘拐犯にフォーカスが当たっている。そのため、誘拐犯(永作博美)に感情移入してしまう作品になっている。
演技は圧巻。永作博美がもしかして本当の親なんじゃないのって錯覚する。ちゃんと愛をこめた目をしている。すごい。

感動したという感想もあるが自分は泣けなかった。
長いな〜、まだ終わらないのか〜、からの突然のラストという印象。
そこで終わるんだ…うん。

小池栄子より、もう少し井上真央に年が近く見える子をキャスティングして欲しかったかな。小池栄子だとお姉さん感が強くて年近い設定がぶれて感じる。

劇団ひとりさん、好きなんですけど、真面目に演技うまいんですけど、どうしても、そういう芸に感じちゃう。ごめんなさい。この役もモブになりうる売れてない俳優さんとかで良かったかも。

ラストの歌、震災後のMステで中島美嘉さんが歌っていた記憶がある。自粛ムードの中歌うのは凄く勇気がいっただろうな。いろいろ重なってなんだか寂しいラストだった。

にん