「なにがつたえたかったのだろうか」八日目の蝉 じぶさんの映画レビュー(感想・評価)

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八日目の蝉

劇場公開日 2011年4月29日
全132件中、23件目を表示
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なにがつたえたかったのだろうか

入り込めなかったなー
永作博美は誘拐犯、つまり犯罪者であるが
誘拐した子供に対しては最初っから愛情深く
接している。
映画は視点をどこかに置くことで感情をコントロールするものだから、誘拐犯だろうが殺人犯どろうが永作に共感するのは当たり前なのですが。。

本当の母親とは?とか愛情とは、と自分でと誓えるほどの「なにか」が受け取れませんでした。

この映画の設定は結構特殊な事情なんですが、
それだから、の葛藤や苦悩等が無くないですかね?

誘拐した子でも子供は可愛いからそりゃ愛情たっぷりで育てるだろうし、エンジェルホームページという特殊なコミュニティにおいて
虐待でも受けるでもなく、充分愛情たっぷりに育てられてたわけだし。小池栄子の件も同様で、男がいないのが特殊でトラウマになるのなら母子家庭はどうなるんだって話ですよね。

なにより、誘拐したことにより、子育ての苦しさ、大変さを相談できない、という問題はエンジェルに丸投げしてるし、追い出された後も蕎麦屋で大切にされてる。

希和子からしたらわりと順風満帆ですよね。
なので、冒頭の「子育ての時間をありがとう」というより「子供との楽しく過ごせてよかった」程度の苦しさしか伝わってこなかった。
私が姪っ子を大切に思う程度の絆にしか見えない。

つまり、この映画からはこの事件があったことによる問題や課題、葛藤や成長、みたいなものが何もないように思いました。

誘拐をしてるからこそ母親だったら出来ることをやれないとか、逆にやれる、とありましたかね?

だから希和子から別れる瞬間も
スルーと楽しい時間過ごしたのだからまぁ
仕方ないよね。ぐらい
永作の演技には泣きましてけども、もっと
もっと泣けるようなもんだと期待しすぎました。

設定を聞いて、登場人物がそうなるだろうな、という公道をしてそれに見合った葛藤やジレンマ、不幸がないから結果うーんで終わっちゃう。。

母親は映画世界、と言うよりも自身の子育ての経験や心情を補完して見られるので感動するかもしれませんが。。

あと、小池栄子は最初から挙動不審すぎてただの男性恐怖症に見えませんでした。

この事件の当事者の心情はもちろん計り知れませんが、想像ぐらいはできます。そして、
映画を観ることで想像を超えたり、補完する、ということもないまま終わりました。

特殊な環境を経験した人たちが、それを経験しなかった割と普通の人たちがぶち当たるような壁や苦悩と似たようなことで悩み苦しんでいる
そんな、映画でした。

じぶ
さん / 2017年6月20日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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