ブラック・スワンのレビュー・感想・評価
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黒鳥のぐるんぐるん
小さい頃の漫画で、黒鳥のヒュッテじゃなくてフェッテがすごーく大変で、かつ見せ場で、大変美しいものだという知識を得ていて良かった。
黒鳥。
ちびうさが闇落ちした時のブラックレディを彷彿とさせる。なんでだろ??
ともかく、
痛い、怖い、辛い、美しい、エロい。
うん、エロさがすごい。なんでやろ??
情欲を煽る。笑
あとこういうののお母さんて、えてしてこう。あかん。
自分の人生と娘の人生を同一視してはいけないよぅ。
でもよかった。
最後の演技は本当に鬼気迫るものだった。
お母さんもライバルもセクハラ振付師も入り込めない、彼女のバレエで周りの全てを圧倒した。鳥肌が立った。
セッションと同日に観るという、しんどいことを自分に課してしまった。笑
ドラムでもバレエでも、極めるためにはきちがいになるまで追い込まなきゃいけないのかな…しんどいなぁ…
でもそのおかげでわたしらは感動したり、胸が震えたりする。ありがたいと思おう。笑
バレリーナ体型の文句なしに美しいナタリーポートマン、夢か現かわからない綺麗で怖い映像による演出、セッションより好きな要素は多いはずなんだけど、比べてしまうとシンプルさに軍配なのかしら、セッションの方が残るんだなぁ…
ただJKシモンズの強烈ぶりに勝てないだけかな。笑
ん〜って感じ
痛い
ぶつぶつが定期的に気持ち悪いです。
痛みと気持ち悪さの表現が特化してましたね。
見ていて、ウワァって何度もなりました。
ストーリーとしては、飽きずに見られるけど個人的には良さがあまりわかりませんでした。
なにがなんだかよくわかりませんでした。
最後刺してたのは自分自身で、白鳥の湖のショーのラストと共に死んでしまうかんじでした。
いやもうほんとわけわからぬ。
変化
この映画を、大役のプレッシャーに押しつぶされて心を病んで暴走してしまった自傷癖の女の子の話、とでも表現する人がいるのなら、私はこの上なく幻滅する。
この映画の主題は、白鳥の変化である。
つまり、良い娘であり優等生だったニナが自らの純潔を殺し、自分で刺した刃にもがき苦しみながらも、どこまでも自由で孤高に美しい黒鳥へと姿を変える、その葛藤こそが見どころなのだ。
少女が自分の中の処女(比喩)を汚す苦しみ、わかんないかな?わかんないんだろうな。どうせみんないつか忘れてしまうんだろう。
「愉しみを知れ」と言うような無責任でエゴイスティックな大人が私は大嫌いだ。おじさんが言う「芸術のためのエロ」なんて私は絶対信用しない。
途中何度か姿を現す暴力的で攻撃的なニナは黒鳥としての本性。ニナは黒鳥であると同時に白鳥だった。なぜなら芸術に殉死したニナの在り方そのものを見た時、どこまでもまっすぐで誠実で純潔だからだ。
サイコホラー的な演出や猟奇的なレズセックスも刺激的で私は面白いと思った。
夢に取り憑かれて狂う心
DVDで鑑賞(字幕)。
ナタリー・ポートマンの迫真の演技が印象的でした。
最高のプリマを目指し、ひたすらバレエの練習に励む主人公。完璧を求めるばかりに、心身に変調を来していきました。
彼女を襲う幻聴、幻覚の数々がとても怖い。精神を蝕まれていく様が強烈で、アカデミー主演女優賞の受賞も納得。
主人公がひたすら追い詰められていき、きらびやかなはずのバレエの世界でどん底へと滑り落ちていく。心を掻き乱されました。その様があまりにも悲惨だったので…
私はこう云うジャンルの映画を観るのには向いていなのかもしれないな、と思いました。面白かったのですが、もう一度観る気は起きないなと確信し、DVDは売りました(笑)。
※修正(2024/03/13)
「白鳥だけなら君を選ぶのにな」と言ってたトマス・ルロイ(カッセル...
「白鳥だけなら君を選ぶのにな」と言ってたトマス・ルロイ(カッセル)に突然キスされたときに唇に噛みついたニナ(ポートマン)。そのおかげでプリマに選ばれたのか?
最初から自分陰の部分のの幻影を見ているニナ。狂ったように幻覚に悩まされるのはリリー(クニス)からもらったヤクのせいだけじゃないのだろう。全ての幻覚の始まりは、ニナが憧れのベス(ウィノナ・ライダー)から盗んだ口紅やらナイフなどのせいじゃなかったろうか。
肩甲骨あたりにある引っ掻き傷。幼い頃からの癖で寝ている間に掻き毟っていたのだろう。そこから生えてくる黒い羽根なんてのはどことなくゴシック・ホラーだ。逆剥けをむしり取ろうとして指の根っこまで皮が剥けるとか、深爪するとか、皮膚を掻き毟るとか、足の爪が割れるとか、顔にナイフを刺すとか、まるで80年代のホラー映画のよう。
バレエに関しては完璧さを真面目に追い求めてきたプチ優等生のニナ。しかし、自分をさらけ出すべき演技に限って言えば、臆病さが邪魔して自分を解放できないままでいる。トマの唇を噛んで誘惑を断ち切ったことが、ちょっとだけ自分らしさを表現したと思われ、プリマに選ばれた。しかし、ホワイト・スワンとブラック・スワンの両方を演じ分けねばならぬ「白鳥の湖」。相当なプレッシャーだ。しかも舞台監督トマさんは、官能的という要素を加えたアレンジで芸術を追い求める。そのため、処女か?とかセックスをエンジョイしてるか?などという質問で性的抑圧から解放しようとしたりするのだ。彼女もそれに応えたい・・・そんなとき、サンフランシスコのバレエ団からやってきたリリーの存在が大きくなる。彼女なんかは背中に刺青しているし、もろブラック・スワン向きなのだ。彼女の誘いに乗ってしまい、クラブで酒を飲むことになったニナ。クスリを酒に入れてる現場を見ながらも、つい飲んでしまった。ラリってしまったので、そこで男とセックスしてしまった(よくわからないが)。その後、アパートに2人で帰り、レズプレイに走るニナ。クンニでイってしまったニナ。そういやプリマに選ばれたとき、監督からオナニーせよという宿題を与えられてたっけ。
稽古していても鏡に映る自分の動きがおかしい。自分が他にも見えるし、蹴落としたライバルのヴェロニカの顔も何度も現れる。そして、プリマの代役として選ばれていたリリーがニナの主役を奪おうとしていることに危機感を覚える。さぁ、初日の舞台。王子役のダンサーに落とされたりしたものの無難にこなし、衣装替えのために楽屋に戻り、黒鳥役を奪おうとしたリリーを刺し殺してしまった・・・実は自分の腹を刺していたというオチ。
心理スリラーなどという触れ込みだったけど、よくできた作品。妊娠したため意に反して引退したママ(バーバラ・ハーシー)も娘への嫉妬があり、プレッシャーに苦しむ彼女を精神的に追い込んでいく。公演当日に寝坊したというのに、「気分が悪いと伝えといた」だもんな。じゃ、なんで今までバレエやらせてたんだよ!(笑)
それでも一番の追い込み役はリリー。プリマを奪おうとは思ってないのだけど、自由奔放で小悪魔的な彼女の存在は、黒鳥そのもののような性格を真似しようとしていたに違いない。しかし、初日の演技は完璧そのもの。楽屋で刺したのが良かったんだな。
ウィノナさんじゃないですか
どこからどこまでが 妄想と現実だか、わからなくなる 編集が凄いなと...
まるでホラー映画のよう。
ナタリー・ポートマン渾身の演技!
重圧と成熟
ポートマン、演技の極致。
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