「何と言ったら良いか・・・」英国王のスピーチ チャーリーさんの映画レビュー(感想・評価)
何と言ったら良いか・・・
最後のスピーチ場面は良かったですね。王が部屋から出て、称賛で迎えられるところで、自然と私も笑みが出ました。
スピーチ場面は、密室だし、二人のアップのショットが続くことに必然性があったと思うんです。ただ、『レ・ミゼラブル』もそうなんですけど、このトム・フーパー監督は、どうにもアップを多用しすぎな感じがするんですよね。それによって、どうにもクドい感じが出てしまうような。
アップ以外のショットも、やたらに、文脈関係なしに、キメショットを連発するから、画面から伝わる情緒がガタガタになってる気がするんですよね。「どう、この絵、かっこ良くない?」と言われてる感じがしてしまうといいますか… もっと普通に撮って欲しいって感じちゃいましたよ。
この映画と『レ・ミゼラブル』を見て、やっぱり残念だけど、私にはトム・フーパーは合わないんだなぁと確認したですよ。
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