「心の病とどう向き合う?」英国王のスピーチ りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)
心の病とどう向き合う?
エリザベス女王の父であるジョージ6世の実話。
ジョージ6世は物心付いた時から、吃音(どもってうまく話せない心の病)を持ち、それを治療するための言語療法士と出会い、王として人前で話せるように治療していく物語。
心の病の治療と聞くと、重くて堅苦しそうなイメージだけど、ユーモラスたっぷりなのでテンポよく進み軽快!
心の病を持つ人にも、ぜひ観て欲しい!心の病を扱った内容は時にダメージを受けるけれど、これはむしろ勇気が持てる内容。
心の病を治す魔法なんて残酷だけどない。でも、正しく向き合えばきっと治ることを教えてもらった。
自分で作り出した巨大な敵に立ち向かわないで、まずは大切な人を想像して。そして、リラックスするための地道な身体のケアも大切。
王族として育てられた環境に涙。でも、悲しい経験は大小誰にでもあるはず。それは過去のものだと、ライオネル(言語療法士)が教えてくれた。
ライオネルの言葉は忘れてた大切なことをたくさん教えてくれた。ひとつひとつは小さいけれど、それを心がけていればストレス社会でも立ち向かっていけるはず!
セットというより本物?で撮影してるので、フィクションに見えない。それに演技力が加わってるので、見応えアリ!
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