「俳優の力ってすごいね」英国王のスピーチ あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)
俳優の力ってすごいね
2010年イギリス・オーストラリア合作映画。118分。2011年9本目の作品。きつ音障害を抱えた実在の英国ジョージ六世が題材のヒューマニズム作品で、本年度アカデミー賞を受賞。
内容は:
1.観衆の前に立つとどもってまともに話せないジョージ六世の妻は内密に新たな言語療法士を捜し、無名のオーストラリア人「療法士」を見つけ、一悶着の末、診断してもらうことに。
2、その間にも王族では色々と問題が起こり、彼が繰り上げで王になる。
3、時は第一次世界大戦の勃発間近。イギリスの民は王のスピーチを求めていた・・・。
一言でいうと、ザ王道!コリン・ファースとジェフリー・ラッシュの演技がぴかいち。英国王のスピーチが作品のクライマックスと下手すれば何一つ盛り上がらない所を、2人の名演技でけっこうドキドキハラハラ。
本作品のテーマは「誰でも1つは乗り越えられない問題がある。でも、それは必ず乗り越えられる」。こんなヒューマニズムがあるから、王族が題材でもやっぱり根っこは同じ人間。かなり感情移入しながら見てしまいました。
最初は斜め目線で観てしまったけど、主演2人がとても素晴らしく、いつのまにか無心になっていたと思います。
こういうストレートなヒューマンドラマもいいっすね。
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