「ロイヤルファミリーは辛いよ。」英国王のスピーチ mammieさんの映画レビュー(感想・評価)
ロイヤルファミリーは辛いよ。
今週のおはシアは~
“英国王のスピーチ”をご紹介しました。
実在した英国王ジョージ6世が吃音を克服するまでのストーリー。
アカデミー賞4冠ということもあって
劇場は平日の20時過ぎの上映にもかかわらず
結構な入りでした。
アカデミー賞主演男優賞に輝いたコリン・ファースの演技
GOODでしたよん。
吃音=どもり 日本では裸の大将の山下清さんを演じる方が有名だけど
もっともっと研究されているっていうか~本当に上手でした。
王様になる前のヨーク公は、この吃音のせいで何度も演説に失敗・・。
人格的には本当に優しくて立派な王様になれる素質があるのに
自分に自信を持てないでいるのですよ。
それを手助けしてくれるのが、優しい奥様のエリザベス妃と
スピーチ矯正の専門家ライオネル。このライオネルがスゴイ!
医師の資格はないので専門家を名乗っているんだけど
吃音矯正のトレーニングの他に、心的原因を探って治すセラピーもするんです。
それには、プライベートなことも話さなくてはならなくて
ヨーク公はライオネルの治療の際は対等な立場という条件を
なかなかのめないんですよ。当然といえば当然。だって王族なんだもん。
何度かの治療中断を経るうちに、ヨーク公が王様になることになって
結局、戴冠式の時もラオネルのお世話になるのよね。
そして運命の第2次世界大戦への参戦演説。
もうハラハラドキドキです。
ジョージ6世(今のエリザベス女王のお父様)って
奥様・娘さん達を心から愛していて本当に素敵な人ですよ~。
この映画、英国王が主人公とあって、英国人俳優が多く出演しています。
英国人ばかりの映画といえば~ハリーポッターですが・・・
主要キャストに3人もハリーポッター出演者がいるのですよ。
ジョージ6世の妻、エリザベス妃にヘレナ・ボナム=カーター 。
ハリーポッターでは悪~い魔女の、べラトリックス・レストレンジ役。
ジョージ6世のお父様、ジョージ5世はマイケル・ガンボン。
ご存じホグワーツの校長、ダンブルドア役。
そして後のチャーチル首相にはティモシー・スポール。
ヴォルデモートの手先、ピーター・ペティグリュー役。です。
そんなことも気になりつつ鑑賞しておりました。
先週の“ヒア・アフター”同様、温かい気持ちになれる映画です。
“英国王のスピーチ”星は~
4つです。