劇場公開日 2011年2月26日

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「王族に生まれるのも大変ね。」英国王のスピーチ りりーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5王族に生まれるのも大変ね。

2011年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

人前で話をするのは、私も苦手だ。
でも、それが、一国の王様ともなれば、個人的な悩みで済まされるわけもなく、国の命運にも関わってくる。

ジョージ6世は、どのようにして吃音を克服したのか。

元植民地のオーストラリアから来た、よそ者の言語聴覚士との、身分を超えた友情が良い。

ジョージ6世の吃音となった経過を聞くにつれ、王としての悩みや素顔が見られて、いつの間にか応援していた。

ジェフリー・ラッシュ演じる言語聴覚士の、滑稽に見えるやり方も、実は、よくわかってしているのだ。
そんな彼の行動が、王様に媚びへつらうことなく、優しさで寄り添っているのがよくわかる。

二人の散歩シーンは良かったな~。
コリン・ファースとジェフリー・ラッシュ。
二人の俳優さんの見事な演技が光る。

また、ちょい出の、ガイ・ピアースも存在感あり。

さすが、英国王室。
インテリアは、見応え有り。

単純でわかりやすいストーリー。
演出も大げさでなく、身近に感じられて良かった。

りりー