「ちょっと残念・・・」英国王のスピーチ lovecoffeeさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと残念・・・
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様々な葛藤や困難を乗り越え、吃音障害を克服。
そして、第二次世界大戦に臨まなくてはならなくなった国民に対して、見事なスピーチ。
感動的なシーンのはずですが・・・
スピーチを見事やり終えた国王に、周囲の人たちが拍手とともに、「Congratulation!」と声をかけます。
これって、スピーチの内容に対して?それとも、吃音障害を克服して見事スピーチが出来たことに対して?
でも、スピーチの原稿は国王が自ら書いたものではなかったような・・
しかも、これから戦争が始まるというのに。
国民は、生活も命もかけなくてはいけない事態に突入するかも・・
そういったことを思う時、やり終えたことを讃えるべきシーンだとは思えませんでした。
国王は世襲で、本人の器量で選ばれるものではありません。
でも、国民からは畏敬の念を持って迎えられ、その人の発する言葉は、時代によっては大きな影響力もありました。
日本が過去そうであったように・・
この映画を単なる吃音障害克服の映画と思えば、それなりのサクセスストーリかもしれません。
でも、見終わった後、私は、なんだか残念な思いを禁じえませんでした。
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