「笑えるか、どうか、評価の分かれ目」英国王のスピーチ 純ちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
笑えるか、どうか、評価の分かれ目
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この映画を観て不安な点
1.アメリカ人のシンプソン夫人をこきおろす描き方。必要以上?に品のない女に描いている。その夫たる兄王も、そういうつまらない女にうつつをぬかすつまらない男に描かれている。良いのかなあ。
2.公爵殿下に対する呼びかけ、王に対する王女の呼びかけなど、言葉にまつわる細かい描写が多く、日本人にきびしい。
3.吃音になった要因をさぐりあてつつ、対策があれだけなのか?という感あり。描ききれない感はあり。雅子様のことも考えて、他人事じゃない気はするが。
4.公爵の口に、医者がガラス玉を七つもいれさせる場面で、もっと笑いがくるかと思ったが、映画館の反応は皆無。そもそも「吃音の王」というとんでもない状況を、アハハと笑えるかどうか。
英国王室に対しての敬意が全く感じられない、というコメントもあったが同感。
だからこそ、王室をおもちゃにしてここまで遊ぶか・・・、アメリカ女をそこまで貶めるか・・・、オーストラリア植民地人をそこまでバカにするか・・・、など一切を、可笑しい、面白いといって、笑い飛ばすことのできる人には、この映画は最優秀賞である。
笑えない人にとっては、最悪かも。
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