「淀みのないスピーチ。淀みのない感動。」英国王のスピーチ ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
淀みのないスピーチ。淀みのない感動。
何だかレビュー書くのが難しいなあ。
何でこんなに難しいんだろう。
こう、何ていうか、こういう感動って、結構空回りというか、上手く伝わらない時って、相手との温度差って凄いじゃないですかあ…と、同意求めても仕方ないかw
いやあ、本当、凄い良かったんですよ!!!!
一見、淡々として躍動のない物語って印象(実際そう感じる人も居るでしょうけど)なんですけど、常に話がポンポン弾んでるというか、カット割り激しいとか大掛かりなアクションはないんだけども、「ウィットに富んだ」という表現が本当ピッタリな、粋な映画でした。
「英国王が吃音、さてどうしましょう」というワンテーマで、これほどの話運びと人間模様、感動と涙と友情まで盛り込んでみせたのは見事としか言い様がないんですよ。
実話ってトコも何か凄くイイ。脚色は勿論あるのだろうけども。
でも、やっぱりこの映画最高!と思わせてくれたのが、あのラストですよね。これがもうね、本当良かった。
スピーチに固唾を呑んで見守るあの瞬間!!
テーマパークのアトラクションばりにハラハラするなんて!!!
躍動感なんて皆無な筈のスピーチが、こんなクライマックス的感動で以って跳躍するなんて!!!!
気が付けば、お涙頂戴な訳でもないのに、何故か落涙。思わず落涙。
コリン・ファース万歳!
ジェフリー・ラッシュ最高!
ヘレナ・ボナム・カーター有難う!
アカデミー賞にノミネートされなきゃ、確実に見逃したであろう一本。
本当、出逢えたことに感謝!!!!
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