劇場公開日 2011年2月26日

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「【コリン・ファースの魅力を引き出したトム・フーバー監督の手腕に敬服した作品。吃音を克服し、英国王ジョージ6世として国民を鼓舞する演説シーンと、バルコニーで喝采を受けるシーンは忘れ難き作品。】」英国王のスピーチ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【コリン・ファースの魅力を引き出したトム・フーバー監督の手腕に敬服した作品。吃音を克服し、英国王ジョージ6世として国民を鼓舞する演説シーンと、バルコニーで喝采を受けるシーンは忘れ難き作品。】

2019年6月17日
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鑑賞方法:映画館

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 ー 英国紳士(この作品の場合、王だが)を演じさせたら、右に出るもののないコリン・ファース演じる、幼少時から吃音に悩み、内向的だったヨーク公アルバート王子が、風変わりな言語セラピストや妻・家族に支えられながらコンプレックスを克服し、英国王ジョージ6世になるまでの実話を描いた人間ドラマ。ー

 ・吃音を克服するべく努力し、大変な重圧の中、戦時の英国国民へ演説をする姿には感銘を受けた。

 ・彼と吃音矯正士(ジェフリー・ラッシュ:彼の演技は非常に印象的であった。「ジャコメッティ」でも存在感溢れる演技を披露している。)との風変わりな遣り取りが面白く、彼を支える妻(へレム・ボナム=カーター 連れ合いだったティム・バートンの映画の役柄とは違う、控えめな英国貴族夫人(後の王妃、エリザベス・ボーズ=ライアン)を演じている姿も印象深い。

・この作品から3年後、「キングスマン」で華麗なる英国紳士スパイとして出演し、世間をあっと言わせるとは、この作品を観た時点では予想だにしなかったなあ。

<2011年3月20日 劇場にて鑑賞>

■英国紳士を演じたら、この人ベスト3(個人的意見です。)
 1.コリン・ファース
 2.ジェレミー・アイアンズ
 3.ヒュー・グラント

 <次点>
 ・ビル・ナイ(コメディ作品では断トツ!)
 ・ベネディクト・カンバーバッチ(未だ若いしね!今後ベスト3に入るのは間違いない)

NOBU