「まだまだ続くのね・・・」機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙(そら)編 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
まだまだ続くのね・・・
ニュータイプのセーラに予知能力が?などと興味深い展開で始まる。シャーも妹であるアルテーシア=レイアと遭遇し、争いごとを嫌ってたはずの彼女がなぜ地球連邦軍にいるのか疑問に思っていた。そして非武装地帯でシャアと対峙したアムロ。初めて会うのにわかってしまった。アムロと不思議な出会いを果たしたララーはシャア大佐に拾われ、ニュータイプの力を借りているようだ。
戦闘のテレビ中継なんかもあったりして、国民に戦意高揚させるメディアの問題。連邦などといっても全体主義で統制された国家のよう。
中盤のクライマックスではガンダム=アムロとララーとの対決。愛が無くては戦ってはいけないとか、守るべき人がいないのに戦うなんて・・・などとララーの言うことはまるで新人類のようで、根本的に間違った考えじゃないのか。わけもわからず戦うアムロのほうが現実の戦争観を描いていてまだましだ。それでもシャアの父の無念をはらすための行動が・・・最後にどうなるのか全くわからない。
戦争の虚しさは伝わってくるものの、通してみてもオタクがいっぱい生み出されることを考えるとそんなにいい作品だとは思えない。それでも最後には連邦と公国で終戦協定が結ばれたというナレーションで終わるところでホッとする。
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