映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 はばたけ天使たちのレビュー・感想・評価
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ユートピアを見たあとだと見方が変わる
まるでこの先起こるかもしれない世界を巻き込んだ戦争に対して課題を付しているようだった。 どこがとは言わないが、自身の国以外に対する反的な思考が強く出ている他国もあるが、それを強く暗示していたこの作品さ進撃のように似た者が感じ取られた。 進撃の有名なセリフとして「私たちが何をしたの」というものが、その通りである。 この映画を見たあとに思うのは、生まれ変われたのなら良かったねではなく、生まれ変わらなくても良い世界に生み出すには我々はどうしたらいいのかという課題を現実世界に移し出せるのではないだろうか。 のび太たちの世界に降り立ったロボットの他に、メカトピアにいるロボットたちの存在が薄くなっている点が気になったところではあった。 個人的にここを強く出して欲しいと思ったのは、しずかが「やっぱりロボットには私たちの気持ちがわからないのね」というセリフを喋るのだが、ここでドラえもんというロボットと今まで過ごしてきたことをギミックにしても良かったのではと思う。ロボットながらもドラえもんと一緒に過ごしてきたしずかなら、このセリフを喋った後に思いうかぶのはドラえもんじゃないか、と。 こういった上記の気になる点というのは、おそらく当時も課題にされてて、昨年公開されたユートピアで上手く改善されていたのではないか
沢城みゆきさんの声のキャラが素敵だ。 鉄人兵団の主役級巨大ロボット...
沢城みゆきさんの声のキャラが素敵だ。 鉄人兵団の主役級巨大ロボットのデザインは百式のオマージュ。 しずかちゃんだけでなく、登場人物たちの独り言の状況説明が不自然なほど多く、子供向けの作品らしい分かり易さの代償としてリアリティを失っている。 巨大ロボットだからと期待して大画面(100インチスクリーン)で視聴してみたが迫力に乏しい。 ドラえもん自体がロボットなんだけど、その辺の絡みも深掘りしてなくて物足りない。
ご都合主義
原作が大好きだったので子供と見ました 話はかなり詰め込みましたね。 リメイクでしたが、極論的には鉄人兵団がいなくても成り立つストーリーでした。 むしろ上位者的な扱いだったので、実は人間が作ったくらいのオチの方が面白かったかもしれませんね。 新キャラや友情の要素を入れたかったのでしょうけど、無理な詰め込みで他の細かな設定が表層的過ぎたかなと。粗さが目立つし、今回ドラえもんは空気でしたね。せっかく共存したロボットの先例なんですけどね。 映像は素晴らしかったです。雨のシーンが多かったのが印象的でした。しずかちゃんが雨が上がっているのに気づくシーン、とても素敵なシーンでした。 雨と傘、何度か出てきましたでしたが、鏡のメタファーでしょうか?私には読み解ききれませんでした。 全体的なクオリティはかなり高かったです。
リメイク版。 旧映画ドラえもんの中でもいちばん好きな作品でした。 ...
リメイク版。 旧映画ドラえもんの中でもいちばん好きな作品でした。 ストーリーはほぼ変わらず。ミクロスのシーンが、ジュドのピッポに変わっている。ピッポとのび太くんの交流も可愛らしいけど、ミクロスとしずかちゃんのやり取りがなくなっていたのは寂しい。 現代版ドラえもんとして、うまくまとめられていて良かったです。
福山雅秋の「桜もち」を聴いてみたいぞ♪
スネ夫が持っていた玩具のロボットもハイテクで素晴らしいモノだったが、それを見たのび太がドラえもんに駄々っ子のように強請るシーンでは、またこの子ったら・・・などと期待できない内容に思えてしまった。怒ったドラえもんがどこでもドアで北極に涼みに行ったので、追いかけるのび太。そこで見つけた巨大ロボットの部品を持ち帰り、青い球体が通信によって次々と部品を呼びよせたのだ。あまりに巨大すぎるため“鏡面世界”にて組み立てるドラえもんとのび太。ただ、頭脳の部分がなく、ドラえもんは未来デパートで頭脳に代わる部分を購入してきたおかげで自由自在にロボットを操ることができた。 リルル(沢城みゆき)は表面的には友達のようにのび太に接してきて、ドラえもんが留守の間に鏡面世界への入り口となる道具を借りる。そして現実世界にそっくりだが、生物は住んでいない鏡面世界で地球侵略の足がかりとなる基地を建設するのだった。リルルはロボットの星メカトピアから来た調査員。着々と準備は整っていった・・・ メカトピアにも人間は住んでいたのだが、一人の科学者(=神)が天国を作ろうと一対のロボット“アムとイム”を創り、やがてロボットがロボットを作り、人間が滅びてしまったのだ。やがてロボットの世界にも格差や階級が出来上がっていて、リルルたちは労働ロボットという位置なのだ。しかし、労働ロボットだけでは足りず、地球人を奴隷として捕獲しようと計画が立てられた。というストーリー。 青い球体と会話するため愛らしい姿にメタモルフォーゼさせたドラえもんたち。実は巨大ロボット“ジュド”の頭脳なのだが、彼らはピッポと名付けてしまう(笑)。相変わらずのび太君の命名は素晴らしい。可愛いヒヨコみたいななりだが、喋る内容は好戦的。怪我をしたリルルも攻撃的なのだが、やがてのび太たちの手厚い看護によって心に変化が芽生える。 SF要素満載!というか、宇宙人が全てロボットであるという設定も面白いし、鏡面世界という虚の空間という特殊な設定のおかげで破壊活動やカタストロフは和らいでいる(子供にも鑑賞可能にするためか)。大きな池に鏡面世界に繋げるようにしたドラえもんもエライ。対話による平和解決を望む子どもたちだったが、やがて鉄人兵団の大軍団がやってくると、ついに武器(とは言っても殺傷能力ナシ)を手に取る。何しろこの世界での人間はドラえもんと4人の子供たちしかいないのだ。絶体絶命のピンチ! さらにSF要素は、毎度お馴染みタイムマシン。しずかちゃんの機転により、彼女とリルルがともに3万年前の神である博士に会いに行き、そこで“アムとイム”に人を思いやる心を持たせようという計画だ。過去を変えてしまうと、リルルもピッポも存在しなくなる!消えてゆくピッポやリルルを見てたら涙が止まらない。 ドラえもん映画の最高作品じゃないか?
福山雅秋
リメイク作品であり劇場版31作品目。 リルル×しずかにピッポ×のび太がプラスされた。追加シーンによって涙の描写がふえた分悲しみが薄くなった気がした。絵は新しい方が格段に良いのだけれど、敵のデザインは昔のほうが良い。いろいろ改変されてるがラストは旧作の方がグッとくる。ミクロスもカットしないで欲しかった。 リルル消える→それをしずかちゃんだけが知るというのが良かったのだが。話しの流れを「のび太と」にしようとしている事と、感情を説明してわかりやすくしてあげようとしてる製作者側のことを感じてしまう。なんだかわからない感情だけど泣けるみたいのも良いのだけれど。
ミクロス何処行った?
声優が一新されて以来、劇場版はリメイクとオリジナルと交互に製作され、今回はリメイク。 しかも、名作「鉄人兵団」だ。 “面白い”“つまらない”で言ったら、“面白い”だ。 今回も無難に楽しめる。 が、僕は大山ドラえもんを見て育ったので、やっぱりオリジナルの方に愛着がある。 こればかりはしょうがない。 オリジナルのイイ所は、さらりと描いて感動させる所。 が、リメイク版は、泣かせの演出が見え見えなのが残念。 ラスト、しずかとリルルの別れのシーンや、リルルとピッポの関係など。 今回に限らず、毎回そう感じるが。 かといって、新声優陣が嫌いな訳ではない。 むしろ、好感すら感じている。 ただ、昔からのファンのちょっとした意見という事で。 それにしても、ミクロス何処行った?
v@@v
今時の小学生でも「???」って思うぐらいの「青くささ」が一貫してある。 だけど、それを超えるものがあるので「ドラえもん」はトップであり続けれてるのだろう。 今から6時間前に、あんな空間にいれたことを、ありがたく思います。
感動した!!
ドラえもん。。。久々に見に行きました。 映画の のび太は、やっぱりいいですね。 ストリーもよく、テンポもよく、ともだちというキーワードもよく描かれていたと思います。 感動しました~!! 家族で是非見に行ってください。
いい感じにリメイクされてた
子供時代に観て感動して大好きだった鉄人兵団のリメイク。。。いささかの不安を覚えつつ初日に足を運んでみました。 新しいキャラのピッポがいい味出してて原作のシリアスな部分も少し子供向けにマイルドになってて感動しました。内容は全然変わってないのにピッポのおかげでさらに感動が増したような気もします。まあ欲をいえば少しリルルとしずかちゃんのくだりが弱かったかな〜とか思っちゃいました。 でも本当リメイクとかしなくていいのにって残念な気持ちでいっぱいだったのである意味いい方に期待を裏切られたかなって感じです。大人でも感動できます。
真打、お待ちしておりました!!
1986年公開の作品「ドラえもん のび太と鉄人兵団」を、現代の最先端技術と新しい設定を盛り込んで、その価値を見つめ直す意欲的な作品。 いよいよ、真打登場である。過去の作品を現代的表現で作り直していく試みに挑戦している近年のドラえもん映画群。これまでのリメイク作品には、ギャグの要素が強く打ち出されており、どうしても原作の魅力を打ち消している感が拭えなかったのは否めない。 しかし、ドラえもんファンの間でも名作と名高い「鉄人兵団」のリメイク。この作品を作るための助走だったのかと思わせるほどの素晴らしい出来である。 名場面と謳われる原作のシーンを的確に再現しつつ、悲壮感の強いオリジナルの雰囲気を程よいギャグと、新キャラクターを持ち込んで軽快に仕上げる。オリジナルを知らない観客には、現在人気がうなぎ上りの「福山雅治」を声優に起用して映画館に呼び込む。 あとは、原作の持つSFミステリーとしての高い完成度を信じて、基本的な物語を変えない作り手の、見事な味付け。スピード感を重視する演出も、大人も子供も意識した良心的な姿勢。どうしても過剰な変更が際立ってしまうリメイク作品が多い中で、この作品は最適なリメイクの形を見せ付けてくれる。 スター福山雅治に「ド・ラ・え・も~ん」とCMで熱唱させておいて、あのような贅沢な使い方をしてしまうのもご愛嬌。オリジナルへの愛と、情熱が生み出した傑作と評せざるを得ない一品。何も言わず、劇場で楽しんで欲しい。
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