「でんでんででん、でん…」冷たい熱帯魚 KEIさんの映画レビュー(感想・評価)
でんでんででん、でん…
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衝撃作。。圧倒的なバイオレンスとエロスで社本と共に観客がマインドコントロールされてしまう。村田の人懐っこさ、強引なまでの親切さは服従への入口だった。愛子、妙子共に匂い立つようなエロスが非日常の世界へ誘う。2時間超えながら、それを感じさせないスピード感、息つく暇もない展開で駆け抜けていく。遺体をバラバラにするグロいシーンも、村田と愛子のあまりの手際の良さ、掛け合いにこちらが麻痺し、次第に笑えてくる。しかし、ラスト美津子の憎まれ口は胸糞悪い、それほどまでに生活が嫌だったのか。抑圧された人間達が解き放たれ、鬼と化す、そんな映画だった。
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