「大人びた言葉を話す子供と、大人に対するように子供に話しかける大人。...」100歳の少年と12通の手紙 supersilentさんの映画レビュー(感想・評価)
大人びた言葉を話す子供と、大人に対するように子供に話しかける大人。...
大人びた言葉を話す子供と、大人に対するように子供に話しかける大人。現実の世界では、こんな子供はいないだろうし、こんな大人もいないだろう。意地悪く言えば、子供が主人公の物語によくありがちな、「大人の嗜好に合わせた」子供らしい物語。
でも、そんな「現実的でない」物語が、洗練された印象をもって受け止められるのはフランス映画、またはフランスという国の成熟さ所以か。自立した個としての個人主義、毒をもって毒を制すエスプリ、ロマンスの甘さと辛さを知るフランスならではの愛が全編に溢れていて、ただただ胸が熱くなる。素敵な映画。
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