「オレンジの花の香り」わたしの可愛い人 シェリ .ruさんの映画レビュー(感想・評価)
オレンジの花の香り
名作小説の映画化ってやっぱり期待しちゃいけないのです。
「愛を読む人」もけっこうがっかりだったけど
「シェリ」のがっかり感の足元にも及ばないです。
舞台はパリなのに台詞は英語。
甘美なフランス語で詩を読むように話して欲しかった。
あの美しく豊かな言葉、そこはかとなく甘美な感傷はいったいどこへ。
わたしが好きなのは工藤庸子訳のシェリなんだ、と思った。
一文読むごとに、オレンジの花の香りを胸いっぱいに吸い込むような。
唯一良かったのは台詞の英語がわかりやすかったことです。
これなら字幕なしで観れそうです。
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