劇場公開日 2010年9月25日

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TSUNAMI ツナミ : 特集

2010年8月30日更新

高さ100メートル、時速800キロの“メガ津波”が遂に日本に襲来する! ハリウッドのCGチームによるすさまじい津波と破壊描写、そして大規模災害に襲われる人々が織り成す人間ドラマを丹念に描いた、パニック映画の概念を変える進化型アジア映画。この秋もっとも注目すべき「TSUNAMI ツナミ」の必見ポイントはココだ。

劇場で“体感”するメガ津波の迫力と押し寄せる人間ドラマへの共感
「TSUNAMI ツナミ」2大必見ポイント!

いまだかつてない“メガ津波”のインパクトは絶大
いまだかつてない“メガ津波”のインパクトは絶大

ポイント1:この波に乗り遅れるな!劇場で“メガ津波”を体感!

■この秋は「TSUNAMI」を体感すべし!

学術用語として、全世界共通で使われる“TSUNAMI(津波)”。その言葉がまさしくタイトルとなった映画「TSUNAMI ツナミ」が、この秋、日本に押し寄せる。

こんな津波に襲われたら、ひとたまりもない!?
こんな津波に襲われたら、ひとたまりもない!?

毎夏100万人を超える人々が訪れる、韓国の代表的なリゾート地ヘウンデ。この地に、すさまじいパワーを持つ“メガ津波”が突如訪れ、未曾有のパニックを巻き起こす。ビーチの海水が一斉に引いたと思ったら、沖合には壁のようにせり上がった波が現われ、またたく間に人々と、一斉に窓ガラスを突き破られた高層ビル群を飲み込み、さらにはタンカーまでを巻き上げて、巨大なクァンアン大橋を破壊してしまうのだ。

劇中でも科学者によって発生のメカニズムが語られる、この“メガ津波”は、決して“非現実的な産物”ではない。04年、インドネシアで発生した巨大津波にショックを受けたユン・ジェギュン監督(「マイ・ボス マイ・ヒーロー」)は、「デイ・アフター・トゥモロー」「パーフェクト ストーム」を手がけたハリウッドのCGチームと手を組んで、徹底的に水の動きと破壊の構造をシミュレート。大規模で圧倒的ながらも、リアリティあふれるディザスター・シーンを生み出したのである。

メガ津波が訪れたとき、街はいったいどうなってしまうのか? 「TSUNAMI ツナミ」の魅力のひとつは、まさにここ。“メガ津波”を劇場で体感すべし!


【動画配信】メガ津波襲来に備えよ!「TSUNAMI ツナミ」予告編“警告篇”

迫り来る高さ100メートル、時速800キロのメガ津波と突然の恐怖に逃げ惑う人々にフォーカスした予告編“警告篇”を配信。迫力の映像をまずはご覧あれ。



■そのインパクト、想像できるか!? “メガ津波”とは?

大パニックに陥る街の様子に手に汗握る!
大パニックに陥る街の様子に手に汗握る!

高さ100メートル、時速800キロという“メガ津波”の全貌を、実在するさまざまなものと比較検証してみた。メガ津波がどれだけ巨大ですさまじいスピードを持っているのか、こちらで想像してみてほしい。

【高さ100メートルって?】

人間の身長が約1.6~1.8メートル。地上で最も大きな全高を持つ動物のキリンですら、5~6メートル。劇中でクァンアン大橋が飲み込まれる場面が印象的だが、東京にかかるレインボーブリッジは橋げた部分が52メートル。もし東京にメガ津波が襲来したら、レインボーブリッジもいとも簡単に飲み込み、高さ333メートルの東京タワーのおよそ3分の1にまで達する。

【時速800キロって?】

人間が歩くスピードは時速4キロ、自動車の通常速度は時速60キロ、東海道新幹線で時速270キロだ。ジャンボジェット機は最高時速1030キロだが、巡航速度は通常800~900キロ程度。メガ津波は……まさに“ジャンボジェット級”のスピードを持って襲いかかる。逃げても逃げても、あっという間に押し寄せてくるメガ津波。果たして逃げ切ることができるのか?

画像8

津波の怖さを身をもって知るため、映画.com編集部は、人工的に津波を作り出す施設を有する独立行政法人・港湾空港技術研究所を訪問した。

 港湾や海岸、空港、沿岸域で役立てられるさまざまな実験・研究がおこなわれている同施設。なかでも津波に関する研究を専門に行う「アジア・太平洋沿岸防災研究センター」には、長さ184メートル、幅3.5メートル、深さ12メートルにおよぶ巨大な「大規模波動地盤総合水路」が設置。人工的に発生させた津波でさまざなシミュレーションを行い、津波によって起こりうる被害への対策、最新の防波設備の研究などが行われている。

 編集部が今回体験したのは、高さおよそ40~60センチの津波。体験者の身長・体重から割り出された危険のおよばない大きさの津波で、高さはちょうど膝の高さ程度。しかし、それでも迫りくる水の勢いに足下は見事にすくわれ、体につながれた命綱を両手でつかんでいなければ、いとも簡単に流されてしまいそうになった。

 同所の主任研究官・有川太郎博士によれば、高さ30センチ程度の津波でも脚には40キロの力がかかるという。また、約3メートル程度の津波が厚さ6センチのコンクリートの壁を破壊してしまう実験映像も特別に見せてもらうことができた。

 有川博士は映画「TSUNAMI ツナミ」について「メガ津波が生じるかどうかはさておき、たとえ5メートルや10メートルであっても津波の破壊力は甚大です。その観点から、津波そのものの怖さや、巻き込まれた時の様子、避難時に漂流物によって被害を受ける姿など、起こりうる状況をよく考えて作られていると思いました」と話す。津波に際して大切なのは、大きさに限らず「水の力は想像以上に強いので軽く見ないこと。とにかく高いところに早く逃げること。それにつきます。第2波、第3波の方が高い時があるので、最初が小さいからといってすぐにもとの場所に戻らないことです」と教えてくれた。

 わずか数10センチの高さでも人間を簡単に押し流すことが可能な津波。100メートルのメガ津波が発生したらどうなるかは想像を絶する。そんな極限状態に追い込まれた人間たちと、そこで生まれるドラマが描かれているのが映画「TSUNAMI ツナミ」なのだ。

○取材協力
独立行政法人港湾空港技術研究所(神奈川県横須賀市長瀬3-1-1)
公式サイト http://www.pari.go.jp/

同所では毎年夏と秋に研究施設の一般公開も行われている(※津波の体験は不可)。
また、公式サイトでは津波の実験映像なども公開されている


ポイント2:もしもあなたが“メガ津波”に襲われたら?共感必至の人間ドラマ!

■必ず誰かに共感できる──ハリウッドにはない人間ドラマが生むリアリティ

本作で描かれるのは、決して“地球規模の大災害”ではない。そして、物語を引っ張っていく主人公もまた、“力を持ったリーダー”ではない。「TSUNAMI ツナミ」が本国で多くの観客の心を掴み、ナンバーワンヒットとなった理由はここにある。

描かれるのは、自分たちとなんら変わりのない、市井に生きるごく普通の人々。そんな彼らが、未曾有の災害に飲み込まれそうになったとき、果たしてどういう行動を取るのか? 社会の底辺でもがきながらも愛する者への想いに従って生きる彼らの物語に、観客は自分を重ね、愛する恋人や大切な家族との絆を再確認していくのである。


幼なじみの2人の恋は?
幼なじみの2人の恋は?

○長年の想いを確かめ合う男女のドラマ

同じ漁船に乗り込んでいながら、ヨニの父を嵐の襲来から助けることができなかった心の傷を抱えつつ、幼なじみのヨニをあたたかい目で見守り続ける、元漁師のマンシク。町の頼れる兄貴的存在でありながらも、ヨニのこととなると引っ込み思案になってしまう彼は、ついに彼女へのプロポーズを決意するが……。




家族3人の絆は再び戻るのか?
家族3人の絆は再び戻るのか?

○壊れかけていた家族の再生と絆のドラマ

津波の研究に没頭するあまり、家庭を顧みず家族を失ってしまったフィ。そんな彼は、国際文化エキスポに精魂を傾ける元妻ユジンと娘ジミンとヘウンデで再会を果たすが、ジミンは自分が父親であることを知らなかった。そんな中、日本海で地震が頻発、フィは“メガ津波”の発生を予感して警告を発する。




偶然出会った若い2人を津波が襲う
偶然出会った若い2人を津波が襲う

○一目惚れした若い男女の悲恋のドラマ

マンシクの弟で海洋レスキューのヒョンシクは、偶然海で溺れている女子大生(のフリをしている)ヒミを救助する。垢抜けないながらも好青年のヒョンシクに惹かれたヒミは、“ツンデレ”なアプローチでヒョンシクにアタック。2人は徐々に関係を深めていくが……。




たとえダメ息子でも母親の愛は深く…
たとえダメ息子でも母親の愛は深く…

○母親と息子のすれ違いのドラマ

ヨニの同級生のドンチュンは、定職にも就かず、母の想いに背いてばかりの毎日。ヘウンデの再開発にかたくなに反対するマンシクを説得するため、チンピラまがいの仕事にも手を染めるのだが……。





マンシクとヨニに扮したのは、韓国を代表する演技派俳優ソル・ギョング(「シルミド SILMIDO」「力道山」)と、「チェオクの剣」「デュエリスト」で日本でも高い人気のハ・ジウォン。人気バイプレイヤーのキム・イングォンもドンチュン役でいい味を出している。そんな実力派の彼らが水浸しになり、泥と汗にまみれて演じ切った壮絶な姿も必見のポイントだ。



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