「頑張るデ・ニーロに感心はした」トラブル・イン・ハリウッド はむちん2さんの映画レビュー(感想・評価)
頑張るデ・ニーロに感心はした
試写会にて客の反応が悪くても気にしないデ・ニーロプロデューサーだが、資金調達したオーナーには逆らえない。「気にしてたら新しいことができない」 一理ある。トップは大変だなと思いましたよ。
関係者に先に見せてアンケートを取り、そして修正してストーリーを完成させる。一般客に上映されるのはそれからだ。
この一連の流れは良かったですね。なんかDVDやブルーレイの映像特典で「もうひとつのエンディング」てのが最近はよくあるのを思い出しました。
ただ、私生活のゴタゴタ話は退屈で、中盤はコメディ感が強くなりテンポよく進んでいったけど、笑える場面は少なめかな。
それより主役だから当然かもしれませんが、デ・ニーロはずっと画面に出ています。他の出演者がメインの場面はほとんどなく出っ放し!体力あるなぁ~と感心しましたね。
(再認識したシーン)
仲間が亡くなったとき葬儀で...
「見ろよ、こんなに知り合いがいたか?売人連中が泣いてる。譲ってほしかったな。女子高生みたいなのも居るぞ」
→ 短くもイカレた人生・・これぞ芸能界と思った。そりゃTV離れも加速するわ。
エンディングは信念を貫いた人に一本取られた感じで賛否両論でしたが、こういう人がいるからこそ斬新なアイデアが次第に普通になるんだなと思えました。
全体的には複雑になった現代では、あっと驚くような場面はなかったですね。
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