劇場公開日 2011年6月24日

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「やっぱりスピルバーグって感じ」SUPER 8 スーパーエイト あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5やっぱりスピルバーグって感じ

2011年7月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

幸せ

2011年アメリカ映画。111分。2011年22本目の作品。人気監督J.Jエイブラハムによる製作にスピルバーグを迎えてのSF作品。

内容は:

1,事故で母親を失った田舎町の男の子は、夏休みに友達たちと自主映画製作することになる。
2,駅の撮影をしている時に通過した軍の列車が衝突事故で脱線する。
3、その時、使っていたカメラに信じられない映像が撮られていた。

夏はやっぱり大作!といったノリで映画館まで足を運んだものの、宇宙人ものでスピルバーグと聞くと、何故か拒否反応が起きてしまう私ですので、ほとんど期待していませんでした。そして、そんな精神状態が吉とでたのか、けっこう楽しめました。

少し前の「2012」っていう、特撮技術の押し売り的な作品と比べると、本作の特撮の使い方は品がある(?)。軸となるストーリーががっしりしているので、特撮の見せ方にも一貫した方向性があったのだろうと思わせるくらい、上手に使っていたと思います。

エイブラハム監督の作品はそんなに観たことなかったけど、たしかに実力ある人なんだろうなと思いました。本作を作るにあたって、エイブラハム監督はスピルバーグの過去の宇宙人ものにかなり敬意を払っていたとか。そりゃ、このジャンルのパイオニアですもんねえ。

でも、それが意外性を奪って、作品全体の緊張感に水を差していたような気もするなあ。まあ、もちろん、こんな作品は作られて然りだとは思いますが。

いずれにせよ映画代はちゃんと帰ってくる作品ですよ。

あんゆ~る