スプライスのレビュー・感想・評価
全25件中、21~25件目を表示
悪いが時間の無駄だと思う!B級映画ファンでも納得しないだろう・・・
この映画、家の近所のTレンタルショップの今年上半期のベスト30位の作品にランキングしていたけれど、公開は今年のお正月映画の早めの第2弾だったのか?それとも遅めの1弾の作品だったのだろうか?全く記憶に無く見逃していた作品なので、是非観ようとトライしたが、外した作品でした。
エイドリアン・Bと言えば、最近また『ゴーストライター』と言う超面白い映画を撮ったポランスキー監督の前作の『戦場のピアニスト』に出演していた俳優だ。その相手役はと言えばこれがまた『ミスター・ノーバディー』に出演していたサラ・ポーリーと聞けば、きっと面白いに違いないと期待する!
しかし現実は厳しい!映画は人生と同じで見てみる迄その結果は全く分からない!
トム・ハンクスの『フォレスト・ガンプ』の台詞のようだ!「映画は箱入りチョコレートの様で、観てみるまでは、その中身の味は解らない!」と変なセリフを発してしまいたいと、妙なところで納得してしまう誠につまらない作品だった!
今にして思えばお正月映画に何故この作品が入っていたのかその理由さえ理解出来ない!まあ、それ故だから変な時期の不明な公開日だったのか・・・とこちらも変に納得!
これでは、役者達が可哀相である!
勿論、これを映画館でお金を払って観ていたら、かなり後悔する映画!
スピーシーズを描く映画って前にもあるけれど、これは現代社会の医療の在り方への皮肉なのか、科学の進歩や、科学界、医学界の現代に根強くはびこる成果主義に対する批判なのか、そんな科学研究の異常な成果主義に対しての警鐘なのか?その描くところの本質が何処にあるのか理解出来ない、作者の意図がハッキリと掴めない曖昧作品の代表作と言っても良い作品だった!
昔から人間は不老不死の妙薬を求めて旅に出向くと言う話しは多数あるが、今の時代はそんな薬を何処か知らないところに探しに行くと言うのでは無く、見つけられないのなら、自分達で開発してしまえば問題は無用とばかりに、ハイブリッドの生命体の研究開発をしていると言う、実際どこかの国の、何処かの製薬会社でも実際に起こり得る話しで、それは、我々人類が遺伝子操作で今迄に存在しない生命体を勝手に研究開発するその行為は、神への領域へ入り込む事になり、神の自然の摂理に対する侮辱であり、人類の傲慢なエゴを描いているつもりなのかは不明である!それにしては、後半の展開が酷い!
まあ、そんな事はどうでも良いとして、只ストーリー展開を楽しむ作品と言って単純に楽しめる作品の作りにも成っていない。
どこの誰を観客のターゲットとして創られた作品なのか不明だ!
ホラー映画ファンでも決して観る気にはならない事だろう!単にこの映画を見てしまった
私は交通事故に有った様なものだ。人生には時間が存在し、命は有限である。決してつまらない映画で人生を浪費したくないものだ!
普通そんなにムラムラしない。
現代が生んだ、家族の物語
「CUBE」でその名を世界に知らしめたビンチェンゾ・ナタリ監督が、「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディを主演に迎えて描く、ひねくれ者のためのSFパニック作品。
「子供が生まれたから、親になるのではない。親は、子供が生まれてからゆっくり親になっていくのだ」どこかの評論家が語っていた。理解不能、制御できない謎の生物として眼前に現れてくる「赤ちゃん」という「何か」。
人間はその異質の生き物に触れ、努力して理解し、愛していく。だが、皆が皆、心から「何か」を愛せるわけではない。怖い、気味が悪い・・そんなものに愛を捧げられない親が、いる。
本作は、テーマとして遺伝操作による新種の怪物を生み出した科学者の顛末というサスペンス映画として配置されているが、純粋にそのモンスターを退治するという展開が用意されていない。
むしろ、どうやってこのモンスターと生きていくか、どう向き合えば良いのか・・この試行錯誤と愛情の発生が主軸に置かれているように思えてならない。
それはそのまま、制御不能、未知の生物として突如出現する「我が子」に戸惑う親の姿が重ね合わせられている。不気味な風貌をしたモンスター「ドレン」だが、ぎりぎりのところで人間の面影を残し、完全に気色悪い生物としての認識を拒絶している。
甘え、緊張、愛情・・様々に人間のもつ感情の片鱗を与えられた怪物に、ホラーとして恐怖一色となるのを恐れる視点が見え隠れする。喜怒哀楽を巧妙に物語に植えつけた先にあるのは、「親子」という遺伝子の連鎖。
接触と拒絶、排除の段階を経ても、そこに残るのは「親」と「子供」という最終的に逃れられない繋がりへの違和感と、諦め、そして覚悟。子育てを物語に組み替え、現代的な遺伝子という要素を持って再考を訴える極めて奇妙奇天烈な家族映画だ。無理は、ある。変態の要素も、ある。だが、冷静な現代家族観への提唱と肯定の姿勢も、ある。
スプライス
ゴシップ映画
全25件中、21~25件目を表示