「涙目の片山右京は見たくなかったな」相棒 劇場版II 警視庁占拠!特命係の一番長い夜 あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)
涙目の片山右京は見たくなかったな
2010年日本映画。119分。2010年53本目の作品。同題テレビシリーズの映画版第二弾。
内容は;
1、とある港に潜伏するテロ組織のあじとに警察が突入、爆発事故が起きる。
2、それから時がたち所は警視庁本部。元警察だった男が潜伏し幹部12人を人質にとる。
3、片山右京と相棒が事件の真相を探っていくと、恐ろしい事実が明るみに出てくる。
テレビシリーズも本作の第一作も観たことがないですが、水谷豊さんを生で見る機会があり、興味が出て観に行くことにしました。
片山右京ではない水谷豊さんを観てから本作を観ると、どれだけ役者なのかが分かるので、それだけで最初の一時間は楽しめました。
ただ、ストーリーが進行するにつれて色々とツッコミ所が散見されるようになってくる。あらかじめ設定された筋書きを通したいがために、普通だったらありえないところも強引に押し通されているような気がしました。
そしてエンディングに向かえば向かうほど啓蒙的なメッセージ色が強くなり、正直最後は説教臭さを感じた。本作は純粋なエンターティメントな作品ではなく、結構社会派です。それがより強引な筋の進め方を際立たせる結果に。
総じて、製作者の気持ちが強すぎる気がしました。
なんかスッキリしない作品でした。
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