「「仮面ライダーダブル」は昭和ライダーまで合わせても、屈指の名作だと思います。」仮面ライダーW(ダブル) FOREVER A to Z 運命のガイアメモリ Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)
「仮面ライダーダブル」は昭和ライダーまで合わせても、屈指の名作だと思います。
「ビギンズ・ナイト」は面白くなかったけど、これは面白かった。
普通は仮面ライダーの映画は見ないんだけど、ダブルだけは最初から毎回欠かさず見ていたファンだったので見ました。
ダブルは昭和ライダーまで合わせても、屈指の名作だと思います。
「電王」が人気みたいだけど、「電王」は戦隊物のノリが入っているから、あまり好きではなかった。
今もそうだと思うけど、戦隊派とライダー派は違うと思う。
原作者は同じだけど、戦隊派は明るい人で、ライダー派はダークな感じを好む、暗い人なんじゃないのかな?
同じ頃「キカイダー」がテレビアニメでやっていたけど、ライダーもああいう感じでないと困る。
ダブルは、原点回帰みたいな、どことなくダークな感じがよかったです。
これは映画版なので、アクション重視で、違うパターンだったけど、ダブルの一番いいところはミュージアム(悪の組織)がばらまいたガイアメモリで、普通の人間が自分の意思で、ドーパント(以後怪人と書きます)になり、いろいろな事件を起こし、それをライダーが解決するところです。
最初は能力のわからない謎の怪人なんだけど、だんだん能力や犯人がわかってくる謎解きみたいなところが好きでした。
それにまつわる人間ドラマも、毎回楽しみでした。
怪人を倒しても、メモリブレイクするだけで、本人は死なないところもよかった。
仮面ライダーシリーズは、全部見ているわけじゃないけど、このパターンは、意外とコロンブスの卵で、今までになっかたパターンです。
あと、怪人に名前がついていて、変身するとき必ず名前を言うのがよかった。
名前のよくわからない、わけのわからない怪人では、どう考えても面白くない。
悪の組織ミュージアムの首領や幹部が強そうで、毎回絡んでくるところ(昔は黄金パターンだったけど、最近見なくなった。)もよかったし、ミュージアムの戦闘員(最近の作品では見ていない。)もアクションを盛り上げていて、よかった。
あと、女性のキャラクターや女性の怪人が、いっぱい出てくるのも、華やかで面白かった。
個人的には、亜樹子演じている山本ひかるさんが好きだった。
あれだけはじけた、元気のいい女性キャラは、ライダーシリーズ始まって以来、初めてなんじゃないかな?
ネタばれしないよう、テレビシリーズ中心で書きましたが、この映画はテレビシリーズの番外編といった位置づけなので、テレビシリーズ見ていない方には厳しいかもしれません。
3Dに関しては邦画の劇場版では初めて見ましたが、まだ技術が低いのか、演出力がないのか知らないけど、かなりお粗末で、時々3Dだったのを思い出す程度でした。
同時上映の「ゴセイジャー」は、ほとんどテレビ見てないので、よくわかりません。