劇場公開日 2010年7月10日

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ぼくのエリ 200歳の少女のレビュー・感想・評価

全40件中、21~40件目を表示

5.02人に惹かれる

2018年9月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

知的

オスカーとエリがとても魅力的で それだけでもじっと見ている事が出来ます。 プールのシーンは本当に鳥肌がたちました 魅せ方がとても良かった!2人の愛に感動 しました。定期的に観たくなる映画です。

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しゅ~ * ゜

3.5邪道レビュー

2018年7月14日
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鑑賞方法:VOD

きっとほとんど全ての映画通の方が、オリジナルがいいと言うでしょう。でも、「モールス」を先に鑑賞していた僕からすると、「エリ」は迫力に欠けました。 内容はほとんど同じ。唯一の違いはどの作品にも共通する、ハリウッドらしい雰囲気と北欧映画らしい雰囲気。あとはやっぱり、大人気のクロエちゃんが出てた時点でリメイクは話題性が高かった。 ただ、どちらの作品も説明されていない点が多く、結局は原作が一番らしい。読んでみよう。

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ちかし

3.5お友達に勧められて鑑賞

2018年7月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

リメイク版は鑑賞済。 ぼかしとサブタイトルに関してはみなさんご指摘の通り。 プールの場面の見せ方は感心した。リメイク版はsfxバリバリでちょっと醒めてしまったのでね。主役二人のハマり具合もこちらがよい。 ただ、リメイク版よりもエリと父親役の正体や関係性をあっさり出していて、ちょっともったいなく思う。 『ドラゴンタトゥーの女』を観ても思ったが、スウェーデンにも悪い奴はいっぱいいるし、色んな社会問題も抱えているのだと、改めて思った。

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なお

3.0うーんなんとも言えないグロいですね

sさん
2018年6月22日
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うーんなんとも言えないグロいですね

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s

2.0ボーイミーツ人外!!

2018年6月11日
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鑑賞方法:VOD

寝られる

萌える

邦題のサブタイトルで内容バレをしていますが、それでも楽しめるのだろうかという事で観賞しました。まず、ポスターでヒロインだと思っていた子が主人公の男の子だったので、可愛すぎてビビります。しょうもない自分をきっと天使が救ってくれるというのは、男の子なら一度はする定番の妄想ですが、お話は終盤でやっとエンジンがかかってきたという感じでした。

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𝖒𝖚𝖓𝖆𝖈𝖞

0.5これはひどい。リメイク版を先に観てしまったので、オリジナルがこんな...

2018年3月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

これはひどい。リメイク版を先に観てしまったので、オリジナルがこんなつまんなかったなんてビックリ。 というかリメイクのうまさがすごい。素人作品をプロが作り直しましたって感じか。

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まるぼに

3.5☆☆☆★★★ ※ 鑑賞直後のメモから 虐められっ子の為に、心の奥底...

2018年1月6日
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☆☆☆★★★ ※ 鑑賞直後のメモから 虐められっ子の為に、心の奥底では人を殺してしまいたい衝動を、持ち続けているひ弱な男の子。 生きる為には、人の生き血を取り続けなければならない宿命の女の子。 この2人による心の触れ合い。 低予算を逆手に取ったクライマックスでの惨劇は、アイデア抜群の面白さ。 クローネンバーグの『デッドゾーン』を思い出させる秀逸な場面も在り、ニール・ジョーダンが鮮烈なデビューをした当時を思い出した。 2010年7月21日 銀座テアトルシネマ

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松井の天井直撃ホームラン

4.0ある意味純愛。でも…。

2017年4月2日
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鑑賞方法:VOD

幼い?2人を見ていると切なくなりますね。 本当にお互い愛しているなら、人間の倫理を乗り越えてでも相手の為に行動するのですね。 ただ、未来のオスカー君は最初のおじさんみたいになるのかもしれないのかね…。 原作読むと違うようですが…それも切ないです。

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しんおすけ

0.5これはひどい。リメイク版を先に観てしまったので、オリジナルがこんな...

2016年8月15日
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鑑賞方法:DVD/BD

これはひどい。リメイク版を先に観てしまったので、オリジナルがこんなつまんなかったなんてビックリ。 というかリメイクのうまさがすごい。素人作品をプロが作り直しましたって感じか。

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まるこ

5.0邦画でもアメリカ映画でもイギリス映画でもない、スウェーデン映画独特の雰囲気がとてもよかった。

2016年7月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

映像が、役者が、言葉が美しいスウェーデン映画。 物語のキーとなる部分をモザイク処理してしまった問題は仕方ないにしても、邦題がよくない。少女だなんて、嘘だもの。 ハリウッドリメイクされてるらしいということで予告編をみてみた。が、ナイフが銃に変わってる時点で、 この 柔らく 頼りない 淡くて 残酷で なおかつ 美しい空気感は決して反映されてないことを悟った。 邦画でもアメリカ映画でもイギリス映画でもない、 スウェーデン映画独特の雰囲気がとてもよかった。

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うえあおい

5.0吸血鬼

2016年5月11日
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怖い

モザイクの意味、おじさんとエリの関係が分かればもっと深い映画になるが、予備知識もなく見た人は、いじめられっこの男の子と吸血鬼が恋に落ちる謎の映画となる。

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ねこ

4.0この映画でペドという言葉を覚えました

2015年7月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

色々とグッとくる、とても素晴らしい作品でした(≧ω≦)b ロリコンも、ショタコンも、スプラッタコン(?)も、バンパイアコン(⁇)も、みんながワッショイ出来る。 特にラストのプールのシーンが最高!何度も観たくなる名シーンだと思う。 原作みないと説明が足りない所が多いようですが、それはそれでイイ(°∀°)

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サケビオース

4.5上質のヴァンパイア映画。

2013年9月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

萌える

少し前に、Twitterで“お気に入りのヴァンパイア映画”を数本挙げたんだけれど、そのベストいくつかの中の1本に 「ぼくのエリ 200歳の少女(原題 Let the Right One In)」 を入れました。 この作品にとても惹かれます….私的には、「インタビュー・ウィズ…」のルイとクローディアがヴァンパイアとして何世紀も生き続けなければならない哀しみ・苦悩の部分に通じるものがあるから好きなんですね。 「ぼくのエリ」は12歳のヴァンパイア、エリ(リーナ・レアンデション)と人間の少年オスカー(カーレ・ヘーデブラント)が出会い、さまざまな出来事を経てお互いを受け入れ、認め合いながら果てしない旅へ出発する姿を描いた作品です。 舞台はスウェーデン。時代はブレジネフ書記長がニュースで流れているので1970年代だと思います。 最近の作品だと「ドラゴン・タトゥの女」がスウェーデンが舞台でした…雪とメタルグレーの空そこにヴァンパイアには不可欠な夜の闇、そんな風景が静寂さを際立たせております。 雪の中に透き通るような白い肌にブロンドの髪の美しい少年オスカーがまるで妖精のようなのですよね。 まさにヴァンパイア映画に不可欠な中性的、そして耽美的なエロティシズム満載のシーンがちりばめられています。 血なまぐさい部分も多々ありますが、オスカーとエリの透明感、そして余分なセリフを削った淡々とした映像で浄化されているようです。 そしてヴァンパイア=耽美的=同性愛。 まさに映画の中には所々にその気配が漂っているんです。 エリが人血を味わった後の血まみれの口でオスカーくんと唇を重ねるシーンもゾッとするほど美しい! もう、公開されてからだいぶ経ってメジャーになっているし、この問題点はすでに広まっている様子なので書いてしまいますね。 エリの下半身が映るときのボカシ、あれはやっちゃダメです! 内容が変わっちゃうのです、アレを見せるか見せないかで。 エリは、何度か自分の口からオスカーに対して「私は女の子じゃないから」って公言してますね。 一方、オスカーも周りの男の子たちに比べても普通の少年には見えない、(まるで堕天使のよう)彼の父親も“そちらのけ”があるような描かれ方をしていたので、遺伝なのかもしれません。 もしかしたらエリはそういうタイプの人間を自分の「連れ人(つれびと)」として選んでいるのかもしれない。 とすると、エリとともに町にやってきた老人もそうだったのでしょうね。 エリに見入られた当時その老人は、おそらくオスカーのような美しい少年だったのでしょう…10年、20年、30年と月日が流れても彼女は常に12歳のままなのに連れ人はどんどん年老いて行き「狩り」をするのもおぼつかなくなってくる。ヘマが多くなり役立たずになれば、自らの命を絶ち自分の血をエリに差し出すしか手段はなくなります。 ラスト近くのプールサイドでオスカーとエリが見つめ合う時の表情、目の美しさ。 そして最後の電車のシーン。 新たな出発、旅の始まり… エリにとって何世紀も繰り返されて来た、そしてこれからも繰り返されていく終わりのない旅と考えてしまうと悲劇的なんですよね、このループは。 出会い、旅立ち、出会い、旅立ち...そしてまた....の繰り返し。 「連れ人」の手で、果てしない旅の物語を終わらせることも可能だと思うのです。 でも、エリが選んだ男たちはそれをすることはなかった、ここに監督がモリッシーの曲から頂いたという原題の「Let the Right One In」にこめられているものが1つの意味だけではないのかなって思うんです。 「ぼくのエリ」はアメリカでもリメイクされました、クロエ・グレーズ・モレッツ主演の「モールス」です。 こちらの作品は、セリフなども忠実に表現されているものの全く別もの、性質が違う作品に仕上がっています。 原作が持つ繊細さ、悲しさは半減しています。 クロエのヴァンパイアに豹変した姿を売りにしているためか、エリの中性的な部分もなくなっていますね。 (モールスでは、アビーという役名になっています。時代は1980年代に置き換えられています) 何世紀も生き続けて精神的には年老いたであろうあの目で語る演技は、スウェーデン版のエリの表情には負けているかも。 それにしても そもそも邦題が、おかしいと思います…200歳だなんて全く出てこないですから。 タイトルはさておき、 この映画はヴァンパイア映画の王道的作品であり、傑作といえるでしょう。

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みかっぴ

4.0【ホラーやサスペンス】と解釈するか‥【男児の初恋物語】と‥

2012年7月22日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

知的

俺は後者‥ 【男児の初恋物語】と解釈した('◇')ゞ だから‥ ‥そのつもりでレビューするッ(^-^)v♪ なるほど‥ ‥皆が言うように ‥こちら素晴らしい作品だ~ヽ('ー`)ノ~ 北欧‥ ‥陽の差さない地域で‥ まだ‥ ‥性的に目覚めてない男児と/同じく胸も膨らんでない女児(実は200歳以上‥)‥ の‥ 心通う物語└|∵|┐♪┌|∵|┘ これは‥ ●小さな恋のメロディか‥? ●マイガールか? いや素晴らしい(^-^)/~ ペース?が遅々としててモドカシイけど‥ 映画の空気感/て事だよね/(.^.)\ ☆評は‥ DVD\80水準にて‥(^-^) DVD買う度⇒③★★★ モ、1回見たい度⇒②☆☆ オススメ度⇒③♪♪♪ デートで見る度⇒【不明】 観る相方o(^o^)o】一人見が良いンかな(o^-')b 観た後の飲み物】ブラッディマリー ◆◇◆◇◆◇◆◇ いぢめ問題が騒がれてる昨今‥ この作品は年頃の子をお持ちの方には辛いかも知れないヽ('ー'#)/ なるほど‥ CGモレッツ‥●モールスも見てみよう~ヽ('ー`)ノ~

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えびかに伯爵

3.0少女の瞳がすばらしかったです

2011年9月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

怖い

2008年スウェーデン映画。115分。2011年37本目の作品。「モールス」のオリジナル版でリメイク版ともどもに世界中から絶賛されたという希な作品。 内容は; 「モールス」とほぼ一緒です。 唯一違うのは「モールス」では刑事だった設定の人が本作ではただののんだくれ不良おっさんなことくらい。そして、個人的にはこの設定の違いがリメイクの方が上と思わせた要因の1つ。というのも、リメイクでは物語の重要人物であるこのキャラクターを刑事にしたことで、緊張感が増したからです。 ただ、それ以外を見ても、リメイクの方が無駄な要素をはぶきギュッと詰めていた感じがありました。だから集中力を切らさずに見れた。 本作で輝いていたのはリメイクでクロエ・モレッツが演じた少女役を演じた女優さん。クロエとは違った意味で雰囲気あったし、むしろこちらの方が説得力があった気がする。何百年も生きているって深い表情しています。 でも、切なさっていう点でもリメイクの方がよく表現されていたなあ。ま、こういうのは後に観た方が不利なのかどうか分かりませんがね。

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あんゆ~る

5.0大人向けバンパイアサーガ

2011年2月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

知的

いや~久々に来ましたね。これを観てしまうと 何だか「トワイライト サーガ」が子供騙しに観えてしまいます。本格的な大人向けバンパイア映画が出来たと思います。(それにしても、本編に登場するのは12歳の男女2人だというのに大人向けって不思議ですけどね) スウェーデンに住むいじめられっ子のオスカーはある夜不思議な少女エリと出会う。エリは自分が何百年も生きてきた正体を隠したままオスカーと友達になるのですが、何と二人の間には恋心が芽生えてしまいます。 注目はゆっくりとした作品のテンポとダークな世界観です。特にテンポがいいですね。時間が進むにつれ明らかになって行く新事実の数々。その明かし方が実に素晴らしい。観いてる側はとにかくハラハラドキドキさせながら観てしまいました。もうはっきり言って吸い込まれそうでした。 それから、世界観もお見事でした。最近いいホラー映画を観ていない私にとってはこのくらいダークで不気味な世界観がちょうど良かったです。逆にここまでやらないともはやホラー映画とは呼ばないと思います。つまり怖いと感じないとホラー映画とは呼ばないということです。 私的にはこの映画は大満足だったのですが、弱点というか欠点があるとすれば、オスカーの反撃が遅すぎるという事とエリの協力者は何者だったのだろうという点です。 それから、くれぐれも言っておきますが、この手の作品が苦手な人は何が何でも避けてください。人によっては“グロテスク”という言葉でこの作品を簡単に片付けられてしまうでしょう。私としてはそれが非常に残念です。しかし、最近いいホラー映画を観ていない方やバンパイア物が大好きという方にはオススメの一本です。是非、ご覧ください。

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SAOSHIーTONY

4.0イノセントとバイオレント

2010年11月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

この映画で描かれてることって、道徳や正義や人の道や、そんなところとは全く無縁ですよね。 正直言って、残酷です。誰かを犠牲にしてでも生き永らえる吸血鬼の物語。 ヒロインのエリは吸血鬼で、人を襲うし、人を殺す。 彼女に魅入られた中年男性を従えて、街から街へと渡り歩く。 そんな200歳の少女に、少年オスカーは出会う。 お互いの孤独と寂しさにシンパシーを抱き合う。 切ないまでのボーイミーツガール。 やがて、2人の間に絆が生まれる。 オスカーはエリのおぞましい姿を目の当たりにしても、彼女を愛すと決めた…… そして、あのラストですか。 何とも云えない余韻が残りました。 舞台には延々と雪が降り積もります。その純白の世界に、凄惨極める血しぶきが飛び散る。 白と赤。無垢と残虐のコントラスト。イノセントとバイオレント。 この世界を、一体どう受け止めたらいいんでしょうね。 自分なら、エリの生きるルールを受け容れられないでしょうし。 もう一度、12歳に戻れば、オスカーの様な考えに及ぶんでしょうか。 無理だなあ。あのモザイク(賛否あるそうですが)に込められた意味全てひっくるめて… 答えなんか、きっとないんですね。

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ロロ・トマシ

3.5美しくも恐ろしい無垢

2010年9月8日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

以下twitter(@skydog_gang)への投稿よりコピぺ―― 無垢と耽美が同居する空気感、そして「語らなさ」の塩梅が絶妙。 極端に浅い被写界深度と北欧独特の風景が大きなプラスになって、雰囲気だけで既に及第点を軽くクリア。 吸血鬼もののルールをしっかり踏襲しつつ、ジュブナイルもの、(正確には違うものの)ボーイミーツガールものとして素晴らしい見応え。

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cross yuki

3.0厳寒の冬景色のなかに、ぽつんと小さな恋の温もりを感じる

2010年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

同じくヴァンパイアと人間の恋物語を描いた『トワイライト・サーガ』シリーズとはかなり趣が違う。本作はファンタジーではない。幼い恋をとりあげながらダークだ。 陰惨な事件は、生きるための狩であり、夢とか希望とは無縁の現実的な行為だ。 クラスの仲間からいじめを受ける少年と、世間の目を欺きながら生きながらえる少女、このふたりが徐々に惹かれ合っていく様は、社会に対する反発の裏返しであり、社会からの逃避だ。その出会いと恋の芽生えは大人たちの目から見れば危ういが、幼いふたりにとってはたったひとつの逃げ場所なのだ。テーマとしては「小さな恋のメロディ」(1971)の趣である。 本作のトーマス・アルフレッドソンもマーク・レスターに負けないくらい、透明感のある瑞々しさがあり、幼い少年のナイーヴさもよく出ている。リーナ・レアンデションの方も、姉さん女房的なしっかりした顔立ちだ。血の飛沫が妙に美しく似合う表情をしている。血の味がするファースト・キスも衝撃的だ。 ふたりの恋の行方がどうなるのかは伏せておくが、厳寒の冬景色のなかに、ぽつんと小さな恋の温もりを感じる、そんな作品だ。 だが・・・、もうひとつの見方もできる。少女はヴァンパイアとして本能的に新たな保護者を欲していただけだとしたら、少年はゆくゆく映画の冒頭に出てくるような老人になってしまう。この受け取り方だと、この作品はロマンスではなく、とてもとてもダークなSFということになる。

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マスター@だんだん

4.0原題は〈正しき者を中に入れよ〉

2010年7月19日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

日本語タイトルは、どうかな。原題は〈正しき者を中に入れよ〉 吸血鬼の言い伝えに〈初めて訪ねた家の中には、その住人に招かれないと入れない〉というのがあるらしい。 この映画では、主人公の少年が吸血鬼の少女を受け入れるかどうかが描かれる。 舞台は、1982年のスウェーデン。テレビニュースで、ソ連のブレジネス書記長の名前が出てきたり、レコードやカセットテープの時代。ちょうど、ルービックキューブが世界中でブームになった頃らしい。 12歳の金髪の美少年オスカーは、いじめられっ子。母子家庭で、家で一人のオスカーは、ナイフを手にして、いつかいじめっ子へ仕返ししてやりたいと思ってる…。 小さな町に、殺人事件が起こる。町が騒がしくなる中、いつも通り、夜のアパートの中庭で一人遊ぶオスカーは、黒髪で青い瞳の美少女エリと出会う。最近、父親らしき中年男とオスカーの隣室に越してきたという。 オスカーは妖しげなエリに心惹かれる。美少年だけど、気弱だったオスカーだが、エリとの交流でしだいに男らしくなっていく。 しかし、まわりでは凄惨な事件が次々と起こる。 スウェーデン人作家の原作をもとに、スウェーデンで作られた映画。 世界中で映画賞を受賞し、ハリウッドでのリメイクも決定してるという。 あと、映画ではわかりにくいが(日本版ではモザイクかかってる…パンフ読んで知った)エリ には、もう一つの秘密があります。

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aotokage