プリンセス トヨトミのレビュー・感想・評価
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大阪への視線の欠如
原作の肝は大阪という町の持つ独特の雰囲気、よそ者から見るとなんともたそがれている街並み、そこに生きる飄々とした人々ではなかろうか。あれは一体どこから来るものなのか?という、部外者の疑問にファンタジーを通して答えているのが、このお話なのだと思う。
さて、この映画作品はどうであろう。ここで描かれている大阪の街並みや人々は、全国に広く流通するステレオタイプのイメージばかりだ。その一面を否定するつもりはないが、観光客の視点ではなく、大阪の街の人々の日常生活、それを支える都市の構造についてもっと言及しなければ、大阪が他の日本のどの都市よりも個性の際立つ街であるということを語ったことにはならない。この映画に欠けているのは、大阪の街と大阪人が常に帯びている憂いとそれを晴らすユーモアへの眼差しではなかろうか。
CGを活用するのならもっと大阪という都市のもつ構造を視覚化出来ただろうし、建築の持つ歴史とそこに宿る人々の念を表現することだって可能だったはずである。
なによりも、カメラの視線が大阪の街と人々に向いてはいない。カメラがとらえているのは、綾瀬はるかのおっぱいである。このことがこの映画の全てを表わしていると言っていい。
盛り上がらないにも程がある
前半は期待して観ていたが、後半の展開が期待を下回っていて盛り上がらない。もっと面白くできそうなものなのに勿体ない。伏線らしき設定も回収されず、見終わった後にすっきり出来ない。
主役不在、難解であろう前半、がっかりな後半
原作を読んでいないと難解だろう前半、原作と違えた結果がっかりな後半。
致命的なのは主役がいないことで、松平(堤)と鳥居(綾瀬)以外は没。
あさひは、男性に変えて魅力がなくなってしまった上に、際立った特技や登場の背景もなく、存在価値不明。
鳥居は、ミラクルというよりはマイペース天然にキャラ変更。
松平も、鬼度がいまいち、結末の論理も説得力不足。
肝心の茶子と大輔のことがちゃんと描かれていないので、シナリオとしてもちぐはぐになっている。特に大輔については、原作どおりにセーラー服を着させる意味がない。あさひと鳥居を入れ替えたくらいなのにね。。。
ツッコミどころ満載の映画
ツッコミドコロ
①なんで鳥居(綾瀬はるか)は茶子を拉致したのか不明。こいつが勝手な行動するから大阪府民が全員集合して大ごとになるんじゃん(怒)
②そんで拉致した時点でタクシーの運転手もホテルの従業員も大阪府民なんだからバレるじゃん。いや、プリンセスだと知らないとしても、会計検査院の人間だということですぐに分かるでしょ??
③松平さん(堤真一)は「大阪国は認めない」って言ったのに、撃たれた後は何で認めるの?信念はどこに行ったのさ?親子の情に感動したから?そこに国民の税金5億を黙認するの?「俺は何も見ていない」って何よ!!!?お前の職業意識ってそんなもんだったの???
④ゲンズブール(岡田将生)は「すいません、まさかこんなことになるなんて」って松平が撃たれてから謝るけど、それなら、はじめっからするなあああ!!!国がどうのこうのって時に血が流れないわけがねええだろうがあああ!!!ゆとり世代か、貴様???
⑤なんで真田(中井喜一)は自分の息子をあの廊下に連れて行ったんだ?「死を覚悟したとき」って言ったけど、何かするつもりだったの??
⑥なんで大阪城が赤くなるのかそれが不明。
⑦なぜラストで富士山のふもとに十字架が出るのか不明。
結局、最後は主人公(松平)に語らせて終わりっていう最悪の映画。
それをさせちゃあ、おしまいよ。
他の人のように綾瀬はるかの胸が揺れるのだけが見せ場の映画ですな。
内容はちぐはぐ、胸はゆっさゆっさ
会計検査院の調査官が知った、大阪が守り続けて来た秘密。それは…
大阪の地下に広がる“大阪国”の存在と、400年前の“大阪・夏の陣”で断絶したと思われていた豊臣一族の末裔。
大胆でユニークな設定は興味惹かれる。
大阪国総理大臣の父と性同一性障害でいじめられっ子の息子。
その息子と実は“プリンセストヨトミ”だった幼なじみの少女。
会計検査院の調査官とその父。
根底に“父子ドラマ”と“守りたいもの”を描くのもイイ。
一つ一つのエピソードは面白味あるんだけど、それを活かし切れず、まとまりに欠け、ちぐはぐな印象。
正直、何を言いたかったのかイマイチ分からず。
タイトルにもなっている“プリンセストヨトミ”があまり話の肝になっていない気も…?
話に一本筋を通して欲しかった。
歴史フィクション&ミステリーとして、もっと楽しめると思っていたが…。
何だか残念な映画。
インパクトあったのは、綾瀬はるかのゆっさゆっさ揺れる胸。
ナイスおっぱい!(笑)
大阪をバカにすんな!
大阪やから「お好み焼きとたこ焼き」
商店街の男性は阪神ファンで柄の悪い言葉つかって
おばちゃんはヒョウ柄で・・・・
あまりにも幼稚な発想。
設定もメチャクチャ無理がある。
大阪以外の出身者いっぱいおるやろ!
まあ、いい
で、肝心のお話は・・・・
これも薄っぺらい・・・・
関西をバカにしたような映画です!
大阪自治体守旧派製作?それとも維新の会派製作か?
はっきり言ってトンデモ映画?
大阪人の深層意識を利用して、大阪の自治体の乱脈財政を正当化するための意識操作のための映画か? と最初は感じたが、大阪の特異な気質が日本を変え、新しい流れを生むことになる、ということを促すような作品である、ともとれる。どちらが真意なのか?
しかし、原作者を見ると、特に意図的な作品ではないのかもしれない。とはいえ、いずれにしても、大阪人による、大阪人のための映画、という感じで、「大阪人的」な感覚で、冗談気分で観れば良いのだろうけれど、いずれにしてもなかなかのトンデモ映画ではある。
大阪の街の描写は、とても印象的で魅力的に撮影されている。
中井貴一の味わいのある演技力、綾瀬はるかのかわいらしさも見どころ。プリンセス役の沢木ルカは、デビュー時の薬師丸ひろ子を彷彿とさせる魅力を放っている。
秀頼生存説は、九州の大分のほうに墓所などもある。もしかしたら一族の誰かは、落ち延びていたかもしれない。
どうとらえれば・・・?
とらえかたが難しい映画だな。
感動的に終わったようになっているが正直うーんだし。
あの程度の事で国全般が立ち上がる意味がわからないし、なぜ王女を作ったのかわからないし、
それを親父が死ぬ間際に伝えるから感動するだろぅていう強引さ。
最初のミステリアスな感じは好きだったが、なんとももったいない一本だった。
鴨川ホルモーは‥俺の中で邦画ベスト20に入ります('◇')ゞ
‥CGだ‥カーアクションだ‥
流行る映画は、イロイロ有りますが‥[脚本映画]てのが俺は大好きです(*^_^*)
万城目サン作品は、皆素晴らしいと思います~ヽ('ー`)ノ~
そして‥
綾瀬はるかサンは相変わらず綾瀬はるかサンですなヽ('ー'#)/
(↑どんな時代だろがどんな役だろが‥
全く同じ演技ッ!
‥でも‥
たわわでカワイイ(*^_^*)
‥だから好き!)
もしも史実がこうだったら?
歴史の裏の裏に‥こんな事が有ったなら?
☆評は‥
DVD100円水準にて‥(^-^)
DVD買う度⇒②★★
モ、1回見たい度⇒③☆☆☆
オススメ度⇒③♪♪♪(見る人を選ぶかな?)
デートで見る度⇒②◎◎
観る相方o(^o^)o】男性の一人見を!
観た後の食べ物】大阪ん粉モノ(*^_^*)
今‥
コチラ橋下知事に見て欲しいかな〜(*'-^)-☆?
ところで‥。
映画予告編て大事だよね?
本作は‥
予告編で多めにネタバレ気味か?
味噌を漏らしちゃったから‥旨味半減ヽ('ー'#)/
予備知識無しで見たかった〜(`o'ヾ
◆検索ワード◆
大阪冬の陣/大阪夏の陣/松平/真田/瓢箪
私が期待していたものとはかなり違いました
この作品は、相当前から映画館で予告編が流れていて、大阪が実は国家だったという設定や、誰も人がいない大阪の街の絵面が面白かったので、ぜひ観に行こうと決めていました。
ただ、予告編でこんなに重要な設定を見せてしまって、本編ではそれ以上のどんなものが見られるんだろうと疑問でもありました。
そういう前段階を経て本編を見ると「あれれ、そういうテーマの作品だったの??」という感じ。私が期待していたものとはかなり違いました。
予告編で明かされていた設定と、作品の主要なメッセージが今ひとつ合っていないような気もします。だから、部分的には面白いと思う要素があるのですが、作品全体として強く訴えかけてくるという印象ではなかったと思います。
中井貴一の、抑えた中にも信念を持った大阪国総理大臣の演技はよかったなあ。
あと、茶子役の沢木ルカという女優さん、なんかまだカラーが定まっていないような気がするけど、とっても印象に残りました
期待していたが…。
「鴨川ホルモー」、「鹿男あをによし」で知られる万城目学の直木賞候補にもなったベストセラー小説を、堤真一、綾瀬はるか、岡田将生出演で映画化。
1615年の大阪夏の陣で断絶したはずの豊臣家の末裔が今も生き続け、大阪の男たちは400年間もの間、その秘密を守り続けていた。会計検査院から派遣された3人は、ふとしたことからその秘密を知ってしまい、その結果、大阪の交通機関や商業機関などあらゆる機能が停止してしまう。
『ダ・ヴィンチ・コード』風のダブーに触れる歴史ミステリーか、壮大なホラ話か。その、良い意味で微妙なテーマをうまく映像化しきれていない。また、堤、綾瀬、岡田をはじめ、和久井映見、中井貴一など豪華出演陣もうまくいかしきれていない。
それにしても、堤真一の演技が『SP』とかぶって見えるのは気のせいだろうか。
大阪が好きになる楽しさ一杯!家族の絆に感動!
直木賞候補となった万城目学氏のベストセラーの映画化である本作。私は原作を未読の状態でこの作品を鑑賞したので、原作の面白さがどれ程巧く作品に生かされていたかの判断は出来ない。だが奇想天外なストーリーの面白さは充分に楽しめる作品であったし、映画を見た後にも、また原作も読みたいと興味が持てる作品で大いに満足出来た。そう言う事で、この作品は‘POPカルチャーエンタメ映画’の力作と言えるかな?
この映画のファーストシーンは鈴木監督の前作の「HERO」を連想させる画面作りから、始まり、急に大阪の街中から人々が消えてしまうシーンは、とてもシュールで、原作を自分の頭の中でイメージする読書の楽しみ方とは違う、映像を目で見る映画の楽しみを上手取り入れ生かす画が、素晴らしい作品であった。
またこの映画の他の魅力の一つにさすがは、大阪が舞台と言うだけあって美味しそうな食事のシーンの数々も、とっても見ていて楽しいし、観光要素もありと、ストーリー展開とは、違う部分でも楽しさ満載のご機嫌な映画だった。
そして、俳優たちがとっても個性豊かで、堤真一や中井貴一をはじめ、演技派、個性派ぞろい、登場人物の設定もこれまた、個性的な人達のオンパレード。
何と言っても大阪が一つの独立国家であったと言うその設定自体が個性的だものね、大統領が、お好み焼屋の親父と言う設定位度肝を抜く、あり得ない設定でないと、収まりが悪いかも知れない。だがそれが、庶民的で、ええじゃないか!
私は、関東生まれの関東育ちなので、郷土愛的な感覚は自分には無いのだが、よく関西の方々が自分の生活圏である街や、生まれ故郷の街を大切にされ、誇りを持って日々暮らしていると言うのが伝わって来て、見ていてとても気持ちが良かった。
ちょっとチンピラさんや、性同一性障害の大統領の息子さんと‘個性派てんこ盛り’過ぎる気がして、映画の主題がピンボケになっている気がしなくもないが、「あんまり、うるさい事言わんと、単純にエンタメ映画として楽しまんかいな」と言われそうで、只、楽しんで見て、何の差し障りも無いから、笑って過ごせばええ、楽しい映画やね。
でも、父と息子、男同士の親子の家庭での絆が薄れてしまった昨今には、何か夢の有る、話しで良かったです。母と娘の関係はどんなかな?と今の日本家庭の姿を表現する場合は、どんな関係になるのでしょうか?そんな事にも、思わず想いを馳せる事が出来たこの映画
案外良い拾い物をした感じだ。映画館でも、DVDでも、何処で、誰とでも楽しめる映画としてこれは、お勧めの1本だ!
綾瀬はるか(の乳)と、そんなアホなだけの映画
キャッチコピーの「大阪全停止」なのだが、その原因が「大阪国民」が府庁前に全員集合したからって、府庁前どんだけ広大やねん?
というか、大阪の人口どんだけ少ないねん?他県民も大勢いるだろうに、その人達はどこへ?とか、いちいちツッコむ気も萎えるほど、全般的にそんなアホなが満載の映画である。
話のベースが荒唐無稽なのであったとしても、結果面白ければ良いのだが、この映画はつまらない。
そんなアホなが、そんなアホなのまま終わっている。
「ダヴィンチ・コード」もそうだったが、謎解きが主題の長い話を2時間にまとめるのはそもそも無理があるのかも知れない。
しかし「ダヴィンチ・コード」も謎解きが早すぎてダイジェストみたいになってはいたが、少なくとも原作の肝は過不足なく盛り込んであった。
こちらは、原作は読んでいないが、直木賞候補にもなったほどなのだから、こんなスカスカな話のはずはない。
映画があまりにつまらないので逆に原作を読みたくなった。
いかにもフジテレビという感じながら豪華なキャスティングも宝の持ち腐れと言う他ない。
綾瀬はるかは決して乳だけの女優ではないが、この映画の見所はスローモーションで見せる綾瀬はるかの乳揺れだけである。
あのシーンで、半分寝ていた観客の目も覚めただろうが、綾瀬はるか目当てで映画館に行った人もあれだけでは納得しないであろう。
彼女のナイスバディーを見るだけなら、グラビアアイドル時代のDVDを見た方が良い。見たことないが。
それに王女役の子はなかなか存在感があるのに、それが活かされているとも言いがたい。
いくら綾瀬はるかを見に来る客が殆どとはいえ。
しかし和久井映見が、あんなにお好み焼き屋の女将が似合うおばさんになっていたとは。はじめ和久井映見とは気づかなかった。
大阪の描き方も、ヒョウ柄の服着た騒々しいおばはんとか、タイガースの法被着た兄ちゃんとか、食べ物はお好み焼きとたこ焼きと串揚げだけとか、映る風景も殆ど大阪城と通天閣と道頓堀だけという、相変わらずのステレオタイプ。
「一般大衆」の持つ大阪のイメージはこんなものだからこんなものでいいという安直さは、テレビ屋さんが作っているのだから仕方ないのか。
肝心のクライマックスシーンも見ている方が恥ずかしく、綾瀬はるかが出ていなければ途中退場していたところだ。
本編より予告編のほうが良くできているというのは、かつての角川映画みたいである。
結局脚本と演出の力不足ということだが、追求しているのはプロモーションの力による観客動員数で、はなっからクオリティーを追求している訳ではないのかも知れない。
その戦略に乗って、テレビで改編期のつなぎでやる2時間ドラマで充分な内容のものに1800円払ってしまい、映画館からの帰りに思わず串カツ屋に入ってしまった自分に敗北感を募らせたのであった。
原作とは別物として捉えないとね。。。
万城目学さんの原作小説を読んでから映画を見ました。
原作が本当面白くて、そしてぐっと胸が熱くなるような展開もありだったので、楽しみにしていったんですが、映画はかなりオリジナルな感じでしたね。
インスパイアーされて書きましたっていう位違う感じになってましたね。。
まずは原作ではゲーンズブールは女性ですが、今回は岡田君が演じていて、キャラクターの設定も大分違いましたね、鳥居さんもぽっちゃり男子⇒綾瀬はるかっていう転換があり。
本当に別物なんだなぁ。と。
原作は長くて色々深い話もありますが、映画だとそこまでは描かれなかったというか、印象的なエピソードとかは拾っているんですが、登場人物の心情までは拾いきれていなかった気がします。
堤さん演じる松平ははまり役である気がしましたが、大阪側の描かれ方がちょっと・・かなぁ。
ただし、クライマックスで胸熱くなるところは健在でしたので、それで救われた感じがします。
冒頭で大阪城落城のシーンから始まり、そこの国松丸の強い目力が、印象的でした。
大阪のやんちゃな女の子橋場茶子さんを演じた女の子、すごく目力のある子で、とび蹴りのシーンとか期待していたんですけど、演出がいまいちなのかなぁ。。。彼女の存在感をいかしきれていなかったような気がして、すこし残念な気がしました。
完全に別物として捕らえれば、そこそこに楽しめるかも知れないですが、私としては是非原作を読んで感動して欲しいと思わざるを得なかった。。
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