劇場公開日 2011年5月28日

「主役(堤真一&綾瀬はるか&岡田将生)と豪華。豊臣秀吉の末裔が生きていた?!」プリンセス トヨトミ 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0主役(堤真一&綾瀬はるか&岡田将生)と豪華。豊臣秀吉の末裔が生きていた?!

2022年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

タイムスリップするSFファンタジーで
「本能寺ホテル」と良く似ている・・と思ったら、
監督の鈴木雅之。主演も堤真一に綾瀬はるかではないですか?
設定が似ているはずです。
この「プリンセス・トヨトミ」はタイムスリップの部分がとても少ないが、
「本能寺ホテル」はタイムスリップ部分が大変良く出来ている秀作だった。
「プリンセス・トヨトミ」で学習したのでしょうかね(笑)
原作は万城目学のファンタジー小説。
あらすじは結構込み入っていて一言では話せない。

主人公の会計検査院の3人。
副長の松平(堤真一)
部下の旭ゲーンズブール(岡田将生)と鳥居(綾瀬はるか)
出張で大阪の監査に来ている。
公益法人OJAの監査をしていた松平は、ひょんな偶然からOJAの真の姿は
「大坂国」を運営する公益法人だったと知ってしまう。
実は「大坂夏の陣」で豊臣秀吉の祖先は途絶えてはなく生きていて豊臣の姓は400年後も続いていたのだ。
毎年の交付金5億円で生きながらえていた。
「大坂国」の総理が真田(中井貴一)で、その隠す姿は「太閤」と言うお好み焼き屋の店主。

脱線を重ねて混乱に誘うヒロインは綾瀬はるかで、コメディ的には結構退屈しません。
ただプリンセス・トヨトミの大事なプリンセスが女子高生のチョコちゃん。
(チョコちゃんはあまりに小物なのだった。)
このプリンセスを守るのがテーマかと思ったら、父親が息子に贈る最後の言葉。
「父親と息子の絆」が真のテーマだったんですよ。
折角の楽しい設定が十分に活かせずに、そこが残念だったと思います。
でもキャストが豪華で演技が上手いのでそこそこ楽しかったです。

琥珀糖