「自分の高校時代とは違うけれど、なぜか懐かしくなる映画です。」君に届け Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)
自分の高校時代とは違うけれど、なぜか懐かしくなる映画です。
劇場で見ましたが、DVDも持っていて何度か観てます。
自分の高校時代は、映画でいえば「(高校)アフロ田中」というか「ボーイズ・オン・ザ・ラン」みたいな感じだったので、まったく夢の世界です。
普通だと、こんなのありえない、別世界のおとぎ話、もう見ない、となるのだけれど、本作はそうはならなかった。
たぶん登場人物が、すごくさわやかで、いい人ばかりだから、引き込まれて応援したくなるせいだと思う。
元々が、人気少女マンガだから、女性が見る分にはイメージは別として、キャラ的には問題ないのだろうけど、男性が見る場合、問題なのは風早です。
イケメンで女の子にモテモテでは、応援したくなくなるのが普通。
でも風早はまったくいやみがなく、まっすぐで、”さわやか”が服を着て歩いているようなキャラで、おもわず応援したくなりました。
それに期待の若手女優さん総出演みたいな感じで、そちらの方も楽しめました。
多部未華子さんがすごくよかったし、夏菜さんも、連沸美沙子さんもいい。
桐谷美玲さんの役が、悪役と言えば悪役なんだけど、風早が大好きだからしていることなので、とてもかわいい感じです。
原作とはイメージが違うのかもしれないけど、誰しもあったであろう純粋でまっすぐだった時代を思い出して、懐かしくなるような、いい映画だと思います。
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