「草食系にも届け。」君に届け ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
草食系にも届け。
劇場予告と小冊子を眺めてみても、あまりそそられず…
あ~これは中高生向けの恋愛モノね♪という感覚でいた。
実際に観たら、なかなか爽やかな物語に仕上がっていた。
ま~何というか、非常にじれったい話でもあるのだけど^^;
主人公と彼女を好きになる男子が、まぁステキ♪ってほど
プラトニックを貫くところが若い子たちにはどう映るのか。
…なんて思ったりしていた、オバサンの私^^;
この主人公の、貞子(なんてあだ名だ!)改め、爽子ちゃん。
多部未華子ってどこが可愛い?(ゴメンね^^;)と思う観客の
イメージをピッタリ自分に填め込んだ演じようで、なかなか
可愛かった。ま~だけど、こんなに奥手な女の子を観るのも
昔の学園モノ以来という気がした。昨今のドラマじゃ高校生
とは思えない言動の子が多いし^^;
でもってお相手の三浦春馬くん。芸歴が長いというこの子の
棒読み体制の演じっぷりが今までイマイチだったのだが^^;
なんとも爽やかな男子に仕上がっており、こちらも好感触。
ただ…前述したようにどうも私は(ゴメンね、オバサンだから)
こんな男子がいるわけないじゃん!?な発想が浮かんできて、
ここまで爽やかさんだと(ホント爽やかから出来ているタイプ)
かえって気味が悪い^^;この頃の男子って頭の中ピンクだろう
と(普通ならね)思うのだ。まぁ少女漫画にそれはないか…^^;
草食系が悪いとは言わないけれど、オトコがオトコ化しない
ことに私は問題があるように思えて仕方ない。だから後半で、
ちゃんと風早くんがオトコだ!(爆)と思えたのが嬉しかった。
彼氏も友達も初体験の爽子、にとってはどう振舞えばいいのか
その辺りのたどたどしさもじれったいが…まぁ可愛い^^;
思えばご両親にとても可愛がられて育った娘さんなのだ。
彼女がどんなにいじめられても、酷いことを言われても、
周囲に対し敵対心を抱えないのは一重に愛に満ちているから。
とても優しい女の子に育ったことを、両親は誇りに思っていい。
これからは友人や彼氏と(問題を抱えつつ)悩んだり苦しんだり
成長しながら、すてきな青春時代を歩んでいけばよいのだ。
いいなーv若いって。羨ましいぞっ!(最後まですいません^^;)
(実際にこういうカップルがいたのだ。高校の頃。先輩だったな)