「トリオ」君に届け U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
トリオ
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原作の方が何倍も面白いし、惹きつけられる。でも、コレもアリだ。
2次元が引き起こす誇張表現による落差は、実写版だとさすがに難しく、テンポに陰りがみえるのは致し方ない。
だけど、作品がもつ芯の部分は外していない印象だった。
爽子と千鶴と綾乃、このトリオの友情譚はオッサンが見てても尊くて眩しい。
実際は少女漫画よろしく恋愛が軸なのだけど、そのメインストーリーは届いた状態でエンドマーク。だが、こちらの友情物語は、届いてほしいという願いから、届いてそれがどんな変化をもたらしていったかまでを見届けられる。
だからこそなのかもしれない。
青春映画よろしくウザい芝居とかは散見されるのだが、主人公のキャラ上スローな展開を強いられた割には楽しめたように思う。
三浦氏は超が付く程爽やかで、ナイスなキャスティング。多部さんもさすがの役作りだった。ARATA氏に若干の浮遊感を感じ、この手のキャラは得意じゃないんだろうな等と考える。エンドロールには菜々緒とのコールがあって…あの菜々緒さんなのかなと思うのだけど、見返すまでの気力は湧かなかった。
龍の兄貴もエキストラに毛が生えた程度の扱いだし…そう思えば、なんかキャスティングがあんま良くなかったかなぁ。
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