劇場公開日 2011年5月7日

「気持ちが救われました。」岳 ガク みっちゃん777さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0気持ちが救われました。

2011年5月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会、映画館

泣ける

私は実際に大切な友人を山の遭難で亡くしました。
それ以来、山バカ状態で山に登っていたのに、何年も山から遠ざかってしまっていました。
遭難で亡くなった方のご家族とは年賀状のやり取りをしていますが、小さかったお子さんが大きく立派になっていく写真を見ると遣りきれなくてツラくて・・・・。

私はこの映画を見て、本当に良かった!
三歩の「良く頑張った。また山においでよ。」
私はこの言葉に救われました。
何度もなんども涙が出ました。
おかげで心の重いつっかえ棒が少し軽くなりました。

そして、映画の中の穂高岳連峰の映像の綺麗なこと!
「あ・・・またあの景色が見たいな。見に行きたいな。」
そう、思わせてくれ、なんだか重い気持ちを軽くしてもらえました。
見終わったあとは、すがすがしい気持ちになれました。

まさみちゃんも小栗君もスゴク頑張っていて見ごたえのある良い作品でした。さぞかし大変な撮影だったことでしょう!

「捨ててはいけないもの、ゴミと命」本当にその通りだと思います。
趣味に命をささげてはいけません。
山に登ったら自分を待っていてくれる家族のもとに必ず元気で帰ること!

この映画の中では、山への知識や技術そして心構えなどにも警鐘を鳴らしているのが良いです。
自分の技術を過信するな、山をなめんなよ、と教えてもらえました。

あの素晴らしい景色を見に行くために、心身共に鍛え直し、一から勉強し直したいです。

みっちゃん777