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江口のりこを堪能する喜び!
やりたい盛りの男子高校生と、嗅ぎたい盛りのエスティシャン。
女優江口のりこだからこそ成立する作品。
大体三十路女が、高校生と泥沼混じりの修羅場を演じるなんて(苦笑)彼女だからこそ説得力が持てる内容。
いがぐり頭の高校剣道部員の汗臭さ。
この匂いこそがユリ子に取って至福の匂いだった。
世に数多く存在すると言われる匂いフェチ。良い匂いよりも臭い匂い。
解る様な、解らない様な(笑)でも確実に理解出来る人は確かに居るでしょうね。
恍惚の表情を浮かべては、男の子の頭をここぞとばかりに丹念に匂いを嗅ぐ。
眼はとろ〜んとしているが、まるで獲物を狙う百獣の王のライオンの様だ。あ〜あ〜あ、盗んでるし(笑)
映画の中では、いきなり気付かれてしまうのが勿体無い。
例えば電車の隣に座り、眠りこけている男の子の匂いを嗅ぐとか…。その場合、周りに人が居る事で、道徳的な面でのドキドキ感等が表現出来たのでは?と思ったのですがね。
匂いに惹かれる発想自体は、極めて女性的なんですが。その後、やりたくて仕方が無い男の子とその友人。この2人が「やらせて〜」と迫り来るのはまだしも。手○キ3連発&原紗央莉のお○ぱいポロ〜ンで、完全に男目線の内容になっているのが、ちょっと惜しい。発想自体がなかなか興味深いだけにね。
でも、よくよく考えてみると。匂いを抜きにしたら、年上の女性が若い童貞の男の子に○○○指南をする内容な訳で…。
少し前の時代だったら、ロマンポルノとして成立する内容でしたね。
「僕の匂い○○します?」には思わず爆笑してしまいました(笑)
(2010年5月12日ユーロスペース/シアター2)