「殺人のゲーム化はもういい。」インシテミル 7日間のデス・ゲーム ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
殺人のゲーム化はもういい。
ほんわかする作品の次にこういうのを観ると気も凍るが、
相変らず劇場は満席。。皆さんこういうの好きなんだな。
もちろん原作は未読。怖くてきっと読めないだろう^^;
こういうのは苦手、と言っておきながら毎度観ている私。
…ただ今回は某劇場のフリーパスがあったからvで、
自腹をきるんなら多分パスしていたかもしれない作品。
なぜならホラーが苦手、というよりカイジなどで藤原くんの
顔面ワナワナ、唇ガクガク、の過剰演技に耐えかねて…。
いつも思うけど使われる、ってことは彼は向いてるの?
監督・中田秀夫、どんなかなと思ったが(何しろ観ないし^^;)
思ったより観易かった。もっと怖いかと思ったが、どちらか
というと心理サスペンスに近い。誰もが疑心暗鬼になり、
いもしない敵を勝手に作り上げ、そして殺し合う…という、
わりと古典的な作り方。冒頭でインディアン人形が出てくる
シーンで、あ~これで誰もいなくなるワケね。なんて思い、
でもあなた方はここへ仕事をしに来たはずなのに(爆)何で
誰も仕事の内容を聞こうとしないのかが不思議で仕方なく、
出てきた料理はバンバン食うわ、ゲームだとか言われても
みんな呑気に構えているところなどおかしくて仕方なかった。
ヘンな人たち…^^;
綾瀬はるかだけ、なんか違う雰囲気を出していたけど。
こういう作品ってパターンがあるので、
(ホラーが苦手な私でも)なんとなく誰の仕業で、そいつが
どの辺りで出てくるか、などの察しがついてしまい推理の
面白味はなかったが、大元のカラクリは、今の社会を凝視
した内容で、そこから、何をいいたいか、というメッセージも
汲みとれる。が、そんなことを訴えるためにわざわざ殺人
ゲームという舞台を作りあげないとならないのだろうか。。
そうじゃないと今の若い子たちは観ないってことなのかしら。
なんかもう、殺人ゲーム映画は観たくないなぁ。
違うアプローチ方法で命の大切さは問えないだろうか。
(暗鬼館なんて名前からして怪しい。映画館ならまだしも^^;)