劇場公開日 2011年2月11日

あしたのジョーのレビュー・感想・評価

全37件中、1~20件目を表示

4.0プレミアムエディション(円盤)の特典映像にも価値を感じる

2024年4月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

紅一点の白木財閥のおじょーである葉子役の香里奈さんも含めキャスティングは登場人物とリンクする部分がある。
ジョーの成長物語には、眼帯が特徴的な丹下段平の存在は欠かせないのと同様に、丹下段平役の香川照之さんは、撮影の裏側でも孤高なジョー役の山下智久さん(とストイックな力石役の伊勢谷友介さん)に(トレーナーと共に)ボクシングの指導をするほど活躍をした。

アクションは、特にジョーの得意技クロスカウンターパンチの実写映像化が注目ポイント。
ケンカもリング上の試合もとても良く、動きも肉体そのものもリアル。
東京のドヤ街(山谷地区)、特等少年院(架空の施設)、後楽園ホール、泪橋など背景の映像がすばらしい。
トイレの映像もあって嬉しい。
カメラワーク、照明、衣装、BGMもほぼ満点。
観れば観るほど見るところがある。
内容は、原作より減量して軽くスッキリ、力石との戦いがメインでわかりやすい。

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どん・Giovanni

1.5キレの無いボクシング映画

2024年3月28日
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映画が今まで作られなかったのは、実写が難しいってだけではない。
連続物のアニメとして、細かいディテールを積み上げた作品を 2時間枠で収めるのは
到底無理だとの判断があったからだと思う。

予想通り、底の浅いボクシング映画に成り下がっている。
原作との比較は、この際除外してボクシング映画としてはどうだろう。

にしても、やはり厳しい。
・アクションシーンはスピード感が無い上、ごまかしの為にスローモーションを多用。
・セリフが多く 間延びしたやり取り。
・熱気の無い試合会場。
・中途半端な社会描写。
・熱さの感じられない矢吹の演技
・高揚感のない音楽
・試合後の長ったらしいエピローグ
終盤の20分は湿っぽいだけのシーンで、ボクシング映画ですらなかった。

原作を知らなかったら、この作品はもっと薄っぺらに見えていたろう。

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ビン棒

3.5無くすには勿体無い

2023年6月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

1970年版を観たので、こちらも観てみることに。
が、色んな事情からか配信もレンタル屋にも中々見当たらないんですよね。宅配レンタルしちゃいました。
作品は原作設定の絵作りに重きが入っているようで、映画「三丁目の夕日」のような感じです。そんなVFXが最初に飛び込んできました。
キャストも山下智久と伊勢谷友介の体作りは中々で、少し痩せすぎな感じも昭和を考えると逆にリアリティがありました。
でもなんと入っても丹下段平役の香川照之でしょう。
本人がノリノリなのがすっごい伝わってきます。
それぐらい表情が良いですね。
実際作品のハイライトは彼の「立つんだショー!」だったと思います。
鑑賞後思ったのは、やはり伊勢谷友介は無くすには勿体無いですね。
良い存在感を出す役者でした。

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白波

4.0実写劣化無しの秀作

2022年7月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

矢吹丈、力石徹、丹下段平、白木洋子、完璧でした。
矢吹VS力石のシーンは圧巻でした。
アニメに劣るシーンが見当たらないクオリティでした。
とても良かったです。

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tuna

3.0やや内角にえぐり込むように観るべし。

2021年2月10日
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支持。
肉体のぶつかり合いは見応えあり。
青春モノの古典として再々度描くに耐える物語だ。
「どついたるねん」在っても尚ジョーは描かれるべきだ。
実は力石の減量辺りから泣きっ放し。
力石、か、可愛い。
もはや段平目線な私。
やや内角にえぐり込むように観るべし。

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きねまっきい

1.5原作が、大好きで見てみたけど。。

2020年5月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

あしたのジョーの、アニメが大好きで、この映画を見てみました。

結果、途中で、見るのを断念しかけました。
俳優さんは、頑張っていたし、山Pも、好きなので、よかったのですが、洋子がなんかいまいち、内容が違うような?

私は、アニメの矢吹くんにベタぼれだったので、実写版をみると自分のイメージしている人物と、すこし違っていたりしてしまい『それは、どの漫画の実写版でもあり得ること』、ガッカリしてしまうので、アニメとは、別のものと思って見ました。

原作のものと近付けて実写版を作るのは大変だと思いますが、どや街、風景など、良くできていたと思います。
あと。山Pはかっこよすぎちゃったかな?笑
アニメの矢吹くんは男臭くて生意気な感じだけど憎めない奴て感じですが、山Pは、とりあえずイケメンすぎました笑『イメージしている人物とは違った』

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かおりん

3.0葉子の過去!

2018年10月29日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 白木葉子がドヤ街出身であり、涙橋を渡り金持ちになったことでいじめられ、過度の憎しみを抱くようになった。しかも人間に対してでなくドヤ街そのものに対してだ。他にも若干の原作との違いはあるが、この点が一番大きい。そして、ドヤ街一帯を買い取り、巨大なスポーツ施設を建設したいと目論んでいるのだ。力石が少年院(?)に送られた理由も、ある記者が白木葉子の過去を暴露しようとしたため、その記者を半殺しにしてしまったからだ。

 どうなるかことかと思っていたけど、かなり見れる実写化映画だ。丹下段平が香川照之だったとわかった時点で違和感があったりもしたが、途中からしっかりとハマっていて、おっさんにしか見れなくなってくる。力石役の伊勢谷の減量も半端じゃなく、ガリガリ感が不気味なまでに輝いていた。67キロを57キロに、体脂肪率を15%から3%にまで落としたらしい。

 何しろ、ファンによる力石徹の葬儀まで行われたのだから、矢吹ジョーの永遠のライバルであることは間違いなし。試合もたっぷり味わえるのだ。それでもエンディングに向かって蛇足めいた部分がかなり長い。もうちょっとスッキリしていたら4点・・・

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kossy

3.5役者魂を感じた…

2018年9月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

漫画の原作は読んだことないから入りこめた。
やまぴと伊勢谷さんの身体がヤバすぎる!涙橋というのは本当にあるんだとか…

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yupppiii

2.5舞台となるのは、昭和40年代の東京の下町。殺ばつとした日々を過ごし...

2015年4月29日
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鑑賞方法:TV地上波

舞台となるのは、昭和40年代の東京の下町。殺ばつとした日々を過ごしていた矢吹は、ボクサーとしての才能を見出されるも、問題を起こして少年院へ送られる。そこで世界チャンピオンに通用する実力をもったプロボクサー・力石と運命的な出会いを果たし、永遠のライバルとなる。

山ピー好きで観たけど、アニメの実写化はダメ

2014.12.28 地上波

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りょん

2.0綺麗すぎる

2015年1月26日
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鑑賞方法:TV地上波

単純

寝られる

悪い意味で綺麗に纏まりすぎている。原作にはあった「いやらしさ」がまるでない。原作には、ジョー、葉子、力石、それぞれに人としてのいやらしさがあり、それをボクシングを通じて昇華して様が魅力であったが、本作ではただただボクシングをしているのみ。

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チャド

3.5本気度

2015年1月4日
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鑑賞方法:TV地上波

泣ける

興奮

予想以上に面白かった。が、クライマックス=力石との試合に向けて、原作をかなりはしょった作品を、地上波O.A.用に更にはしょった感じだったので、悪く言うと薄っぺらさが…(^^;
あと、原作に忠実にというか、原作再現の本気度をひしひしと感じたが、ジョーと力石がお互いノーガードでにらみ合うシーンに若干のおマヌケ感が(;o;)
あと、丹下の外観再現度がまた忠実すぎて、実際にあのヒゲは無いよなぁとか思ってたら、セリフが入ってこなかった( ̄▽ ̄;)

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ゴッチン

5.0男の美学。

2014年5月16日
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笑える

悲しい

興奮

とにかく肉体美!

そして矢吹と力石の友情。
良きライバルって言葉がぴったりの2人。

いい味だしてたのはもちろん照之さん♡
ぐっさんもコントで丹下のおっさんやってたけど、
やっぱり照之さんには敵いませんね。笑

ラストは泣ける。

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momo

2.0違う印象の映画に…

2014年2月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

興奮

昨日70年版「あしたのジョー」(実写版)を見たので、探したら以前CSを録画したDVDが出てきた。
70年版は原作に沿って作られていたが、今作は若干アレンジされていた。
でも、その「若干」のアレンジが随分とお話の印象を変える気がする。
伊勢谷の力石は雰囲気出してる。香川の丹下は…そんなに似せなくていいと思う。(やり過ぎ…)
しかし、「泪橋を逆に渡る。」は名セリフ。
グッとくる。
CGで細かく描かれた昭和の下町。
作風もスタイリッシュでもあるけど…

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colt45SAA

4.0他のキャラクターのイメージは違うけど、丹下段平が合っているから、それなりに納得できました。

2013年3月16日
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鑑賞方法:映画館

興奮

「あしたのジョー」はマンガの中では、映画における「七人の侍」的ポジションだと思います。

実際、これを超えるボクシングマンガはありえないと思う。(一部「はじめの一歩」が超えていましたが・・・)

昔はどうかわからないけど、現在「七人の侍」をリメイクしようなどという人はいないと思うし、たとえリメイクしたとしても、比較において、まったくダメな映画とされるに決まっています。

だから、この映画を制作するのはたいへん難しかったと思います。

でも、たしか二度目の実写化(前作は見てない。)だと思うけど、実写化してくれるのはうれしいし、原作やアニメと比べると時間の制約もあり、だいぶおもしろさはおちるけど、それなりによかったと思う。

最初の方は、すごい勢いで原作をハショリながら進んでいくので、かなり抵抗があったけど、後半、特に力石戦はかなり原作に近くていいと思った。

昭和40年代の街並みや、丹下拳闘クラブ、ドヤ街の人々もよかった。

ボクシングシーンは、できるのかな?と思っていたけど、けっこうさまになっていて、特に違和感はなかった。

一番よかったのは実写のクロスカウンター、原作の構図なども意識していて、感動した。

キャラクター的にはちょっとイメージが違うけど、丹下段平が合っているから、他の人は違っててもいいような気がしました。

原作でも、最初の方は完全に丹下段平中心の話だし、山下智久みたいなジョーで伊勢谷友介みたいな力石だったら、こんな感じになるかもしれないと、パラレルワールド的に楽しめました。

「あしたのジョー2」もぜひ作っていただきたいです。

関係ないけど、「あしたのジョー」ができるのなら、「はじめの一歩」も実写化してほしいと思いました。

実写のフリッカージャブや、デンプシーロールが見たいです。

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Push6700

3.5伊勢谷友介の肉体改造っぷりを見る映画

2013年3月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

興奮

原作をリアルタイムで楽しんだ世代ではないので原作との比較はできないまでも、断片的に入ってる情報と限りなく合致する映像を追及した作品だなと思います。
矢吹丈と力石徹との因縁にクローズした構成も見事。映画という尺の短いコンテンツで、過不足なく作品世界を表現していると感じました。
パンチを食らったときの顔のゆがみ、重量コントロールの過酷さ、力石演じる伊勢谷友介氏の身体の作り込み。ある面でアニメを彷彿とさせ、ある面では役者の本気度を感じさせる仕上がりだと思います。

ただ残念に感じたのは、山下智久演じる矢吹丈が清潔すぎること。
丸ごと再現したドヤ街の汚さが秀逸なだけに、ジョーがどうにもきれい過ぎるのは浮いて見えます。
ランニングを終えてジムに帰ってくるというのに、汗も感じずさわやかなのはいかがなものか。
コンテンツが男勝負な作品なのだから、そこは徹底して小汚くてもいいんじゃないかと思うのは僕だけではないはず。力石のストイックさが半端ないだけに、ジョーの小奇麗さは違和感ありまくり。
役者だけで女性客をゲットしようというプロデューサーの浅はかさが透けて見えそうです。

まぁ、そうでもしないと制作費の捻出が難しいコンテンツなのかもしれませんが。

レンタルしたDVDには、力石演じる伊勢谷氏の入れ込みっぷりが存分に把握できます。
彼は徹底した役者なのだと感じる次第。
香川照之氏の丹下段平も、いささか作り込み過ぎな気がするものの、そういうものだと見てしまえば立派なものだと拍手したい。
出演者たちの「あしたのジョー」に対する思い入れが伝わってくる一作。

では評価。

キャスティング:7(伊勢谷=力石は秀逸、山P=ジョーは過不足なし)
ストーリー:8(マンガ原作知らない人にも無理のない展開)
映像:8(少しばかり小奇麗な気がするものの、全体的な小汚さは伝わってくる範囲)
作り込み:8(原作知らなくてもイメージ通りな作風)
パンチ:6(素人ならごまかされるレベル)

というわけで総合評価は50満点中37点)。

男臭さを現代風に体感したい人にはオススメ。
リアリティ度返しで、きれいな汗にメロメロになりたい女子には特にオススメ。

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永賀だいす樹

3.5重かった呪縛

2012年5月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

原作大好き、アニメは全話録画して繰り返し見て、この映画もエキストラ5回参加。ものすごい楽しみに初日映画館、雪の日に行った。
けどなんか冷めた自分がいたなぁ。
とりあえず、監督のこだわりが前面に出てた気がする。原作をリスペクトするというより、オリジナルな部分を重要視した感じ。試合シーンなんか凄く凝った仕上がり。
でもねぇ、やっぱジョーや力石を演じられる俳優はいないよ。撮影現場を目の前で見たから、山Pや伊勢谷がどれだけがんばってたか知ってる。
だからボクシング映画としては一級品だけど、あしたのジョー実写版としてはどうしてもイマイチなんだな。
特に音楽。アニメでは1でも2でも素晴らしい音楽がいくつか使われてたけど、本作ではなぜかエンディングが宇多田ヒカル(笑)
だったらラストで山Pに「♪男なら~」って歌わせりゃよかったのにね。
あらゆる意味で物足りない出来。やはりあしたのジョーの呪縛は思ったより重かった。

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ジョン

4.0VFXが良かった

2011年10月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

興奮

 今日もDVDを視聴してのレビュー

最近のアニメから映画化という酷評されがちなパターンだけに期待していなかったのですが、なかなか見応えありました!自分は30代半ばの為、あしたのジョーはリアルタイム世代ではありませんので、多少甘めの評価になるかと思いますがあしからずm(_ _)m

 この映画のストーリーはいわずもがななので割愛するとして、試合シーンやケンカするところはカメラを手持ちに切り替え臨場感を出し、決定打のシーンはVFXを使って効果的な演出は良かったです。

 あとセットも見事で細かいところまで雰囲気が出てました!東芝が山下智久のスポンサーだけに、東芝のブラウン管テレビが出てくる辺りは家電ファンにはウケました!

 ふと思ったのですが、あしたのジョーに似たカテゴリーとして、タイガーマスクが映画化されるのではないかと思ったりします。ちょっと前に伊達直人ブームがあったじゃないですか?日本人ってブームに弱いからなぁ…っていうか、もうブームは終わってましたねヾ(-д-;)

オススメ度は★★★★☆ 4つ

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水田 裕二

3.5他の漫画原作の映画とは本気度が違う

2011年9月24日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

漫画の映画化である。
しかも、圧倒的に有名過ぎる作品の。
大コケすると思っていたが…

熱烈なファンの方々には不満足かもしれないが、そんなに悪くはなかったと感じた。(ちなみに僕もオリジナルは見ている)

そう感じさせたのは、本気度だと思う。

山下智久と伊勢谷友介のガチンコ対決シーンは見入ってしまうし、その為に鍛え上げた両者の体は同性でも惚れ惚れするほど。

また、丹下段平に成りきった香川照之の本気度もプラス。

多少、ストーリーのメリハリの弱さや、山下ジョーのオリジナルとの雰囲気の違いさ等もあるが、続編の製作には反対しない。
どうせなら、ジョーが真っ白に燃え尽きるまで見てみたい。

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近大

4.5演技を超えた神々しさすら感じさせる肉体

2011年9月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

原作未読。
テレビアニメも未鑑賞。

山Pと伊勢谷さんが、猛トレーニングで
ウェイトを極限まで、絞りこんだこと。

香川さん、30年来もボクシングの虜になっており、
自分の演技に徹するだけではなく、ボクシングシーンでは、
実際に演技指導をしたこと。

昭和のドヤ街は、CGではなく、
実際にオープンセットをつくり、
これには原作者のちばてつやさんも感激されていたこと。

こんな状態で上映開始を待ちました
(期待のハードルは結構高かったです)。

★彡     ★彡

美術さんと
撮影監督さんには、
星5個では足りないな(拍手)
初めて伊勢谷さんを心の底から
カッコいいと思ったよ。どっちが
主役なんだかわかんなかったな(大拍手)

上映終了後、
座席で小さく拍手をしたのち、
(舞台挨拶付きなら絶対大拍手してた!
 立ち上がる人がいたら一緒にスタンディングオベーションしてた!!)
撮影監督の実績を知りたくて、パンフ売場へ直行。見本を手に取り、
他のページはすっ飛ばして、スタッフのページへ。

『ICHI』(08)を撮影していた方で、
それ以外は、映画に関する実績はあまりないようでした。

事前に知っていたオープンセット。
試合中のカメラの動かし方。

この2点に痺れてしまいまして、
映画スタッフのこだわりと熱意に感激してしまいました。

◇   ◇

ボクシングシーン。
お二人の演技を超えた
神々しさすら覚える肉体だけでなく、
ボクシングも真剣勝負そのものに見えました。

あれ、絶対本気で殴り合っていますよね
(実際、そうらしい)。己の肉体を駆使して、
役に真正面から向きあう真摯な姿勢。

映画館の背もたれつきの椅子で見るのが
なんだか申し訳ない。思わず正座をして、
拝みながら見てしまいたくなる、それほどの、
役者魂が衝撃として私の魂をも、お二人のパンチが天に突き上げてしまったのでした。

もう、最後の直接対決のシーンは、
劇中の女の子役の姿ではありませんが、
眼を覆って見ていられないほど。ゴングが
鳴ったその瞬間に、涙でスクリーンがぼやけてしまいました。

外に出てから帰る途中にも、
自然にシャドーボクシングを、
してみたりして、完全に映画の
世界に浸りきったまま帰路につきました。

その瞬間、それまで降っていた雪が上がる。
なんだか、奇跡づいた作品となってしまったのでした(笑顔)

◇   ◇

と、5点点で終わらせようか
とも思ったのですが、もったいなさを感じたことを3点。

①時代考証、こだわりぬいていたのに、
 ボクシング会場の通路だけが平成仕様だった。
②刑務所の中と、外に出てからのボクシングシーン。
 周りのお客様の演技。刑務所の中のプロの役者、外に
 出てからの素人のエキストラ、演技力の差が歴然と、
 し過ぎ。一瞬、興ざめしかける場面あり。
③ラストシーン。
 ○年を感じなかった山Pの芝居。
 己の状況を感じさせてくれた伊勢谷さんの芝居。
 ここは役者の力量の差か、監督の演出の妥協か、
どちらかわかりかねますが、最後の最後になるだけに、
キッチリと締めてもらいたかったです。人としての厚みを感じさせて欲しかったな。

★彡     ★彡

「超よかったんだけど!」

うしろの席にいた、若い男の子の声。
最後に細かいことを書きましたが、私も一緒です!

夕陽の使い分けなんていった、
演出もあって、それもなかなかよかったです!!

今作キッカケに
ボクシング人口+ボクシングファン増えるんじゃないかな(笑顔)

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septaka