「第1作を観た時の感動は、ない。」インフェルノ ミコネコさんの映画レビュー(感想・評価)
第1作を観た時の感動は、ない。
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まぁまぁ面白い。
生物学者のゾブリスルトが、人口増加問題の解決策としてウェルスをばらまいて人口淘汰を計り地球を守ろうとする計画をくい止める話。
だがラングドン教授は、逆光性健忘症で3日間の記憶を無くしており、バイオテロを食い止める使命感のもと謎解きをしていくというよりは、自分の記憶を取り戻すために謎解きをしていて、緊張感やハラハラ感が弱く感じる。
謎解きもダンテの『神曲』の地獄篇になぞられて計画をしているが、地獄篇の絵図と人口増加で未来に起こるべく人々の争いのイメージが、リンクしなくて、ピンとこない。
生物兵器の探しもダンテを引用した宝探しにすぎないように思える。
ダンテの『神曲』に対する私の知識がペラペラだからだとも思われ馴染みも薄く謎解きの感動がなく、正解ありきの謎解きにすぎなく、サラッとした内容だった。
第1作のようにモナ・リザなど誰でも知っている歴史に、そのものの起源なり解釈を与えて、驚きや歴史的関心をそそるようなワクワク感があったが、今作は、それがなかったのが残念だ。
つまらなくない。退屈でもない。
難しそうなダンテにも感動や興味が持てる内容でなく残念。
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