「Minute to midnight. ラングドン教授のヨーロッパ紀行第三弾」インフェルノ アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Minute to midnight. ラングドン教授のヨーロッパ紀行第三弾
原作は未読で鑑賞。前二作は先に小説読んじゃってて映画を観てすっごいガックリした経験があるので今回はあえて原作を読まずに鑑賞してみました。うん!普通に面白いじゃないですか!!
しかし、ダンテって正直ピンと来ません。前二作のキリスト教関連よりも自分とは縁遠いかも?単に自分が教養ないだけ?今だかって「ダンテっていいよね~。神曲の地獄篇マジパネェ!」なんて話を人としたことがないのですが、一般の方はやっているものなのでしょうか?ま、今回も映画の内容とはあまりダンテ関係ないですけどね。
トム・ハンクスもすっかりラングドン教授が板についてきたのですが、今回はいきなり記憶喪失!知識が売りだったラングドン教授が頭が働かないなんて!っと最初っからピンチで映画に引き込まれます。
そのピンチを助けてくれるシエナ役のフェリシティ・ジョーンズ。スター・ウォーズにも出演し、今注目されている女優さんですね。シエナが「人口増加大問題!人類滅ぼさなきゃ」って発想に影響を受けてしまうのは、一時期流行ったシー⚫ズにハマった若者を思い出しました。どちらも本人は良いことやってるつもりなんですよねー。
実際問題ちょこっと映画でも言われていたのですが、現在は6回目の大量絶滅期と言われています(ちなみに5回目の時に恐竜が絶滅してます)。地球上に生命が誕生してから生物が大量に絶滅した事件が過去に5回あって、今が6回目の真っ最中。でも、6回目がこれまでの大量絶滅と違うのは、この6回目は人間という単一の生物が原因となって引き起こしている点にあるそうです。
勿論今日明日どうこうなるという話ではないのですし、何百年のスパンの話なので実際に人類滅びる時には個人的に生きていないんですが。しかし、そんな現状を考えると変に意識高い系の人が「人類は地球にとって癌だ!地球の為に人類滅ぼさなきゃ」ってなっちゃうのもわかんなくもないです・・・なんて事を考えると、この映画のように現実に行動する人が出てきてもおかしくないのかなっと思いました。
そう難しい事を言わなくても単純に楽しめるエンタメ作品。小説とは随分違っているみたいなので、これから本を読を読むのが楽しみになるような面白い作品でした。